売却相場について、解説します。
以下は宝石の暴騰・暴落がないことが前提になります。
真珠の売却相場は購入相場と同じく一段階の変動は9% です。更新間隔は基本1時間です。購入の場合と異なり、短時間に売りが集中しても更新間隔は早まらないようです。
但し、相場更新のタイミングで、全交易品の購入及び売却相場が変動します。真珠売りの復路に交易品を買いまくると、釣られて売却相場の変動を早めかねません。売りの高相場を維持したい時は、復路用の交易品は買い控えるのが得策です。
売却相場の底と天井は、購入とは逆に、底が一定で、天井に幅があります。底が55% 、天井が109~154% です。
相場が下降傾向であれば、55% まで下がって、次の更新で上昇に転じます。
相場が上昇傾向であれば、109%まで必ず上昇します。以降の更新で、上がり続けるか、下降に転ずるかは、その時次第ですが、154%を超えることはないようです。経験的に、売却を控えるとそのままあがり続ける可能性が増え、逆に売りまくると下降に転じやすくなりまります。
購入、売却相場の変動一段階対する利益単価の相当額を計算すると、以下のとおりです。
購入:3,610 * 9% * 95% = 309
売却:5,700 * 9% * 120% = 616
利益に及ぼす影響は、売却相場が購入相場の倍であることがわかります。
次に購入、売却相場の変動範囲を比較してみます。
購入 | 売却 | |
確実な変動範囲 | 12段階( 91-190%) | 7段階( 55-109%) |
不確実な変動範囲 | 4段階( 55- 82%) | 5段階(118-154%) |
合計 | 16段階( 55-190%) | 12段階( 55-154%) |
売却相場の方が、ありえる変動範囲に対して、不確実な部分の占める割合が高く、また全体周期も短いことが分かります。この為、売却相場、特にロングレンジでの予測は、購入相場の予測より、難度が高くなります。
まとめると
売却相場の方が利益に及ぼす影響は大きいが、読みが難しい
購入相場の方が利益に及ぼす影響が小さいが、読みが易しい
といえます。
以上の特性を踏まえ、ロングレンジで購入相場の予測を立てて、大まかな交易時間帯を絞りんだ上で、ショートレンジで売却相場の動向を予測しながら、その日の交易を廻していくのが、現在のエロポル真珠交易の基本スタイルです。