千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し、両親が逮捕された事件を受けて、安倍総理大臣は「悲しい出来事で、悔やんでも悔やみきれない」と述べました。そのうえで、「家庭で暴力を受けている場合、最後のとりでは、学校や児童相談所、周りの大人でなければならない。子どもの命を守るのは私たち大人の責任だ」と述べました。
そして、「1か月以内に虐待が疑われる子どもたちの安全確認を行う。また、必死の思いで発信したSOSを父親が見てしまうようなことが起こらないよう、見せてはならないというルールを政府として決めた」と説明しました。
国会審議ではのらりくらりの答弁が目立つ安倍総理ですが、この声明(講演会での内容)は妥当だと思います。
留意していただきたいのは、総理が指示する児童相談所の増員は安易に定年公務員の2次就職先として配置するのでなく、きちんと対応できる人材を充てて欲しいと思います。
同時に家庭暴力が何故起きたのか、何故起きるのか、その原因を明らかにすることが再発防止のポイントだと思います。
ちゃんと勉強してスキルを上げている方もいらっしゃいますが、配属先の人に簡単に教えられただけの人は少なくないでしょうね。
今回の件も、本当のプロならこんな事にはならなかったと思います。
児童相談所や生活保護や税の取り立てをする部署などは、嫌われる職場だと思いますから、イヤイヤ仕方なく働いている人もいるでしょうね。
だから、子供の命より、自分達への迷惑行為の排除を優先したのかもしれませんね。
人を増やすだけでなく、教育も大切だと思います。
公務員は、勤続年数や年齢で昇級するのでなく、資格試験に合格しないと上級職にはなれないとすべきですね。