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“イエス-道”という視点から、人生を生きる秘訣・コツを考える“斬新的な聖書リサーチ”

映画『君の膵臓をたべたい』の深読み⑬ “内に咲く桜良”

2018年12月01日 13時25分49秒 | 映画ブログ

 

内に咲く“桜良(サクラ)”

 

Osann: 「ところで、病室にいた桜良から夜に春樹の携帯に

     電話がかかってきたよね。

     その時 桜良は、満開の桜を見たかったので、

     『今から病院を抜け出して 旅行に行かない❔』

     って 春樹を誘ったんだけど、殺人犯になりたく

                    ないから 春樹は嫌だと言ったんだ。そして、

       『満開の桜❔ 今 何月だと思ってんの❔ 

        もうとっくに散って····

     と言いかけたら、それを遮るかのように すかさず

     桜良が言ったんだ。

     

      『桜はね、散ったフリして咲き続けてるんだって。

       散ったように見せかけて、実はすぐ次の芽を

       つけて眠ってる。散ってなんかいないの。

       みんなを驚かせようと 隠れてるだけ。

       そして、あったかい季節になったら、また

       一気に花開くの。サープラーイズって


     実は、この言葉にはとても深い意味が隠されている

     んだ。


     外なる世界に咲く桜に気を取られてばかりいると、

     映画『君の膵臓をたべたい』が訴えようとしている

     とても大切なことを見落としてしまうんだ。


     この映画の冒頭で、教師 春樹が語った言葉を

     覚えてるよね❔」

 

ハジメ: 「確か、星の王子さまの本からの引用だったよね。

        『肝心なことは目に見えない

     そして、春樹は『この一節は、“さよならをして、

     悲しませるくらいなら 仲良くならないほうが

     よかった”と嘆く星の王子さまにキツネが説いた

     言葉です····と続けて言ったんだよね。」


Osann :   「つまり、星の王子さまとキツネとの関係と

     春樹と桜良の関係がオーバーラップして

     描かれているのが、この『君の膵臓をたべたい

     という映画なんだ。


     言い換えれば、春樹と桜良が出会って、たった

     2か月程度の短い期間で急速に仲良くなったんだ

     けど、桜良が亡くなった後に、もし残された春樹が

     ただ悲しむだけ·····だったら、初めから桜良と春樹は

     出会わなければよかったんじゃないの❔····という

     結論に 普通なら なりかねないところを


     “いや、それは違うよ。もし君が目に見えない

     肝心なことに気づいたら、それが違ってた···って

     きっとわかるはずなんだ。”  


     こんなふうに、映画キミスイは切々と語りかけて

     いるように、私には思えてならないんだ。


     でね、さっきの桜良の言葉なんだけど、

      

    『桜はね、散ったフリして咲き続けてるんだって。

     散ったように見せかけて、実はすぐ次の芽を

     つけて眠ってる。散ってなんかいないの。

     みんなを驚かせようと 隠れてるだけ。


     これは 桜良(サクラ)が散った後(=亡くなった後)、

     実は、桜良(サクラ)が春樹の中ですぐ次の芽をつけて

     そーっと 眠ってた、隠れていた······ということ。

     つまり、桜良は春樹の中で生きていたんだ。


     実際、桜良は 春樹への最後の手紙の中で、

    『私は、春樹になりたい。春樹の中で生き続けたい。

     と 言ってたんだ。

     


   栗山君と春樹


     春樹自身は気づいてはいなかったかも知れない

     けど、教師 春樹と生徒である栗山君の会話を

     聞いていると、それが一目瞭然でわかるんだ。

     

     この映画を観ていると、栗山君も春樹と同様に、

     人と関わらないことで自分の領域を守っていた

     ことに気づくんだけど·····。

     

     で、栗山君と一緒に 図書の整理をやりながら、

     春樹は12年前に桜良と どのように関わってきたのか

     について回想しながら、栗山君にいろいろと話して

     いたんだけど·····

 

     春樹が語る桜良との思い出話に耳を傾けていた

     栗山君は、12年前の“桜良ー春樹 ワールド”の

     中へとグイグイと引き込まれていくことになるんだ

     ちょうど、以前 春樹が桜良と関わっていくうちに

     “桜良ワールド”の中へと引き込まれていったように。


    『先生になったきっかけは、桜良さんだったんですね

     と栗山君が言った時、春樹はこう反応したんだ。


      『笑えるよ。向いているなんて言葉  

       本気にして。

       教師になって6年、ここに赴任して1年

       今となっては 本当にこれでよかった

       のかなってさ。

       毎日、学校に通いながら思うんだ。

       僕は生徒たちと ちゃんと向き合えてる

       のかなってさ。


     この時に、栗山君は『辞めないでね、先生。

     そしたら、春樹は『えっ』と言ったんだ。

     栗山君は、それに対して『あっ、いや····だって····

     (少し考えて) 桜良さんが悲しむよ。』と答えた

     んだけど。


     でも、このシーンを観ていると、桜良さんが悲しむ

     から 先生を辞めないで栗山君が本当は言いた

     かったんじゃなくて、春樹は生徒である栗山君に

     対して、ちゃんと向き合ってるよ、だから先生を

     辞めないで····と言いたかったんじゃないかって。

     栗山君のそのような気持ちが、私には伝わって

     くるんだ。

 

     栗山君に対して よく ちょっかいを出してくる

     森下さんの一連の行動を 春樹自身が12年前に

                    桜良と関わったきた経験をもとに

       『仲良しのつもりじゃないかな。

        わからないけど。

     

     すると、栗山君は『森下さん、······また 明日』と

     呼びかけたんだ。

     すると、森下さんは振り返って、にっこりして

     言葉を返したんだ。

       『また明日ね。····栗山君。

     

        こうして、これまでは互いに“すれ違っていた”

     栗山君と森下さんが、仲良しになっていく

     きっかけを春樹は作ったんだ。

 

     こんなふうにして、教師 春樹は生徒である栗山君

     と自然と向き合い、関わっていたんだ。

     だから、桜良が死んだ後に一人になった春樹の

     中で 桜良が生きていたんじゃないかって、私には

     思えてならないんだ。

     

     さらに、桜良は、

      『そして、あったかい季節になったら、

       また 一気に花開くの。サープラーイズって。

                     って、言ってたんだけど·······

 

     春樹にとっての この“あったかい季節”というのは、
     
     実は、桜良が残していった共病文庫を読んで 春樹に
    
     対する桜良の真実の思いに触れた時だったんだ。


     でも、さらに決定的だったのが 桜良が春樹に

     残していった手紙(遺書)を読んで、そこに表現されて
    
     いた春樹に対する思いに間近に触れた時だったんだ。
    
     ここで一気に、春樹の心があったかくなって
    
     春樹の中で “桜良(サクラ)の花”がパーっと開いた

     んだ。

     それからなんだ、春樹の行動が急に大きく変わって
   
     いったのは。
   
     そして、それが見える形でハッキリと現れたのが、

     職員室で 春樹が迷うことなく、退職願をやぶるという

     行為だったんだ。」



ハジメ: 「なるほど。」



Osann :   「でね、この映画の最後のシーンを思い出してもらい
   
     たいんだ。

     桜良からの手紙(遺書)を高校の図書室で読んでいる時、

     春樹が顔を上げて振り向いたら、桜良の姿が見えたん
 
     だよね。 

     そして、その桜良の姿は窓から射し込む明るい光の
   
     中へと消えていったんだ。

     これって、どういうことか わかる❔  

        つまり、何を意味していたのか······ってこと。」



ハジメ: 「う~····ん。ちょっと考えさせて······。

     人によって いろんな解釈があると思うんだけど。

     たとえばさ、一つの見かたなんだけど······。

     亡くなった後に、桜良の魂が12年間も 学校の

                    図書室にとどまっていて、春樹がようやく

     桜良が“宝物”のように図書室の書庫にある

     星の王子さまの原書にこっそりと隠しておいた
 
     手紙(遺書)を 春樹が見つけ、読んでくれて
     
     春樹に対する桜良の真実の思いに気づいて

     もらえたこと、まだ、以前 博多のホテルに
 
     滞在している時、

     『私が死んだ後、恭子と仲良くなってほしいの。

      恭子をお願いね。

     という桜良の遺言を叶えてくれたこと(=恭子の

     結婚式の直前に春樹と恭子が友だちになれたこと)

     を桜良が知って 満足して、ようやく天国へと桜良が

     旅立っていった。

     それが、図書室の窓から射し込む明るい光の中で、

     桜良の姿がスーっと消えていったことが示して

     いるのでは·······。」



Osann :   「まあ、“霊能者”なら そんなふうな分析をするの

     かも知れないね。

     でもね、私がこの映画を深読みしていくと、

     それとはちょっと違うんだ。」



ハジメ: 「へ~。じゃ、他に どんなことが考えられるの❔」
  
     

Osann : 「それはね、······」


*二人の興味深い会話は、窓から射し込む光』へと続いていく(お楽しみに)**

 (2018年11月29日~12月1日)

 

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