クリスマスと正月のある日、日高氏と米元国務長官のヘンリー・キッチンジャー氏が会談を持ち2012年の行方を話し合った、世界情勢が混沌としている現在、実のある会談となった。
○第1部 中国の情勢は
・中国では70%の指導者を代えようとしている。
・中国解放軍が政治に介入する事はない。
・中国は人を代えても、システムは変えない。
○第2部 なぜ今円高なのか
・日本では傑出したリーダーはいないが、システムがうまく働いている。
・円が高いのは世界が日本社会の安定を信頼しているからだ。
・円高はアメリカが圧力ではない、日本経済を弱める事はアメリカの利益にならない。
○第3部 2012年の10の予測
①ドルは下げ止まり、安定する。
②円はこれ以上高くならない。
③ユーロは時間をかけて危険を脱する。
④EUが1~2年のうちに崩壊する事はない
⑥イランの核兵器に対する反発が強まる。
⑦北朝鮮の新しい政権には危裂が走っている。
⑧アメリカの軍備が減っても同盟国の力で埋め合わせられる。
⑨ロシアの帝国主義的国家体制をとるのは難しい。
⑩大統領選挙後、アメリカは統一を取り戻す。