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平家物語と能 (2)

2009-03-23 20:08:18 | お出かけ
 日本を代表する古典文学平家物語は琵琶法師によって語られ、平家の隆盛と滅亡の物語は能楽にも沢山取り入れられています。そして前回に続いての田辺真人教授は関西では史蹟や歴史に詳しいとマスコミにもうけている方です。今日は一歩進んで一の谷の合戦の語りに入った。はじめに平清盛の権勢、死去後の木曽義仲の上洛と没落、義仲戦死後に始まった今の神戸での源平の戦いの顛末を平家物語に限らず後に出た義経記や東鏡の古典文章も引き合いに出して読み合わせ、長時間熱心に講義された。地元の土地勘のある聴衆もこれに答え地図を開き聞き入った。文章は美辞麗句に渡り合戦の様子を髣髴させた。
 次回は能『敦盛』を読むと題して6月26日(金)「平家物語と能」、7月10日(金)「修羅能とは何か」、のテーマで神戸女子大学教授大谷節子氏の講義が同じソリオホールで予定されている。
 また恒例のたからづか能として7月29日(水)18:30開演で能「敦盛」狂言「惣八」が演じられる。

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