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男のデジカメフォト教室 (6)

2009-02-09 16:27:01 | お出かけ
【光の向きと質を読む=①屋外の太陽光で方向と影を意識する】
自然光でも「光の方向と影を意識する」
屋外にでると太陽光があります。テーブルライティングと同じく光の方向と影を意識して撮影しましょう。逆光(被写体の向こう側に太陽や光源がある)で人を撮ると顔が真っ黒になってしまう。だから逆光で撮ってはいけない。そんな思い込みは今日から忘れてください。逆光こそ被写体の魅力を引き出す「影」を活用できるわけですから、ただ人の顔のそのまま真後ろに太陽を持ってくると真っ黒になります。光を斜め奥であるとか、横方向からの位置になるよう動いてみるなぞ工夫をしてみましょう。
また屋外では逆に「内臓ストロボをON=強制発光」にして撮ることで内蔵ストロボが補助光として働きます。室内で影を消すのにレフを使ったように、屋外で真っ黒な顔になるのを防ぐ役目を担ってくれます。

【光の向きと質を読む=②人工光で方向と影を意識する】
お花の場合は「逆光と透過光を利用する」
室内撮影ではお花、料理、アクセサリー等ありますが、今回はお花の撮影を学びます。特にお花を印象的に撮影するには、逆光こそ被写体の魅力を引き出す「影」を活用できる唯一の光です。ただし完全に逆光となるとカメラの露出計は極端に眩しいと感じ大きく絞ってきますので、斜め後ろか横からの光を積極的に使って工夫することが、オリジナリティ溢れる写真を撮る秘訣です。また完全に後ろ側から光を通す「透過光」も、お花を印象的に見せる一つの手段として使われます。いずれの場合も「露出補正」をプラスにセットして撮影することを忘れずに。

【今まで学んだ全てのテクニックを使いこなして撮影してみる】
「まずは撮りたいイメージ」という部分からスタートして、露出の仕組や露出補正・マニュアルホワイトバランスにより明るさと色調を身につけました。続いて、絞りの特性を利用し、ボカシた背景とメイン被写体の対比を学びました。更にレンズ特性を活かし、被写体の迫力や圧縮効果、そしてボケ具合のコントロールに至る部分にも言及しました。そして背景や脇役の存在と色の対比について理解し、最後に光の向きやその性質についての知識も身につけました。
これでお花を撮るという目的での写真のテクニックはマスターしたことになります。
こうして目的を絞りながら系統立てて学べる教材は殆どないと思われますので辞書として保存して必要に応じて読み返すことをオススメします。
 最後にもう一度、魅惑的な写真は、撮影者が伝えたいものがまず存在し、それをより引き立たせるテクニックがあって作品になるものです。カメラは道具であって自らの感性を表現する手段であることを忘れないようにしたいものです。これを心がけていれば必ず魅力的・印象的な写真を撮ることが可能になります。


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