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日高義樹のワシントン・リポート

2008-05-18 21:56:18 | レポート
「アメリカはいつまで日本を護るのか」と題して日高義樹・政治評論家ロバートノバックと前米統合参謀本部議長ピーター・ペース大将(写真)との会談があった。

○第1部 沖縄の海兵隊はどこへ行くのか
・アメリカ海兵隊がいつまで沖縄に駐留するかは日本が決めることだ。
・アジアにアメリカ軍が展開していることは、日本とアジアがアメリカにとってかけがえのないことを示している。
・沖縄の海兵隊を1万人グアム島へ移し常時、日本防衛の体制をとる。

○第2部 朝鮮半島のアメリカ軍をどうする
・韓国軍が力をつけたのでアメリカ軍は南へ移る。
・北朝鮮軍は訓練や補給に問題を抱えている、南へ侵攻してくる懸念はなくなった。
・北朝鮮は核兵器を保有しているが、その戦力も意図も不明だ。

○第3部 グアム島のアメリカ軍が強化される
・トランスフォーメーションは単なる兵員や基地の数の変更ではない。
・トランスフォーメーションは将来の戦いを効率的に行うためのものだ。
・トランスフォーメーションによって日本の防衛がしやすくなる。

○第4部 イラクのあとの敵は中国か
・イラクの次の敵が中国ということはありえない。
・中国はアジアの安定を維持するためアメリカ軍基地が存続することを望んでいる。
・アメリカの敵は世界中のアルカイダだ。
・アメリカの力にかなう国は世界にない。

○第5部 アメリカはいつまで日本を護る
・日本の軍事力を強化するかどうかは日本が決める事である。
・自衛隊は世界のどこでも行動できる能力を持っている。
・軍事的にはさらに密接な共同作戦がとれるとよい。


次回の放送は6月15日(日)「次のアメリカ大統領ははマケインだ」と題してボールテン大統領首席補佐官との会談。

新興国を支える日系人

2008-05-18 11:50:38 | 備忘録
  ブラジルに渡って日系人を鼓舞する井上祐見さんの話が出たが、いまや Brics といって世界の新興国の先頭に立つ ブラジル国は元気がいい。
16日のNHKのあとの放送かんさい特集では2人の日系人成功者の記事を載せていた。ブラジルが世界で最優良な鉄鉱石を輸出していることは知られているが、近年海底油田を堀あてこの採油でも知られてきた。水面下3000メートルの探索で大きなサントス油盆とカンボン油盆を発見、ブラジル沿岸遥か沖に油井を立てて採油が始っている、会社はペトロブラスPETROBRASといってトップに立つのは日系人のシゲアキ植木である、まだ油質の問題があるが将来性は充分という。
もう一人サトシ横田といってエンブラエルEMBRAER航空機製造会社の社長がいる。早くから航空機の部品を海外から集め組立て工場から始った。今では中小型機では国内随一、販途は海外に及びこれも新興国の力の一端を背負っているという。
アマゾンの開発といいブラジルは発展の楽しみな有望国である。