お出かけ

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はじめてのクルーズの前に読む本

2007-07-20 10:18:43 | 書籍紹介
団塊の世代の多くの方がここ数年で定年退職となり、記念に海外旅行でもと計画される方もおられると思われる。現役中の気ぜわしい飛行機旅行と違ってのんびりした船でのクルーズは如何ですか?。
この本は2006年に"にっぽん丸"という日本客船で101日間の世界一周クルーズを楽しまれた谷田透・和子夫妻の自費出版作で、体験から特に心配だった出発前の準備について詳しく記述され、随所に「和子の航快日記」のコラムで楽しく想い出深かった船内生活や寄港地の上陸ツアーについての模様を語っている。
書店で立ち読みされても読みやすく楽しい本です。実はこの航海には私達夫妻も同乗させていただきました。

ISDN 978-4-7979-8715-7 1500円+税  小学館スクウェア発行

なお、その時のにっぽん丸の航海中のブログは次のホームページで御覧になれます。
    http://blog.e-rakuda.jp/nipponmaru/

サテライトの自由学校

2007-07-20 09:08:21 | お出かけ

今日は人生経験豊かなお二人のお話であった。
○第1部は美容家"ハリウッド"㈱会長メイ牛山さんの「生きるのを楽しくする38の生活習慣」と題しての話
明治44年生れ96歳の牛山さんは一期一会の掛軸のある床の間の前にでんと座りキャスター相手に人生を語った。
山口県生れの彼女が昭和4年18歳で上京、3年後ハリウッド美容講習所に入る。昭和14年結婚、ニューヨークでヘア技術、欧米先端のメイクや美容技術を習得した。昭和33年頃より日本風土に合わせた美容法食事法を説き、美容健康食の実践家でもあった。96歳と見えぬ若々しさ耳も聞こえ声も大きく多弁で文字通り美しく生きる生活習慣38か条を挙げた。アスパラ、ブロッコリリーは生食する。便秘はダメ、朝食は9時までに、手紙を書く等、そして女が男より強くなる若者の社会に最後まで女は女に徹せよと結んだ。

○第二部は「わが高源 霧ケ峰」と題して日本ペンクラブ会員・日本エッセイストクラブ会員手塚宗求氏のお話。
氏は1931年松本市生まれ75歳、24歳の夏当時無人境だった信州霧ケ峰高原車山にヒュッテを創設し、山小屋経営50周年になる。エッセイストでもある彼は自然の中の素材、山や高原風景植物についてよく語り、山の案内もする。
この日は晴れていれば浅間の噴煙も見え、車山の気象レーダー観測所を見上げる高原を背に、折しもあたり一面今満開と言われるニッコウキスケ(黄花)を見渡し、山のテーブルを囲んでキャスターと五十年の歴史を語った。そして素朴であった大自然もトレッキングする人たちも増え、高原にビーナスラインという車道が開通して交通は便利になったのはいいが、山野の破壊につながらないことを願っている。