ホテル⑳

私が鹿児島市内のホテルに営業担当者として、勤務していた時に参考に

した、ホテルオークラ（東京）の客室課 蔵田理さんにノウハウの一部を

ご紹介します、ホテルにはプロならではの技が生きています。

暮らしの中にも応用できるかも知れません、ご参考に

☆言葉遣いも忖度(ソンタク)の気持ちで

いざ敬語を使おうと思っても、普段使いなれてないと緊張して妙な日本語

になってしまうことってありますよね。

前回、「忖度（ソンタク）」について触れましたが、言葉遣いにもこの

「忖度」の気持ちは大切なのです。

「言葉遣いの“遣う”には、本来、葉の葉脈の隅々にまで伝わるようにと

いう意味があります。

言葉は、情報伝達の手段であると同時に感情伝達の手始めでもありますから、

普段、すべて敬語である必要はありませんが、温かみを添えることが大切です

“遣う”という字は、心遣いと同様に、心をあれこれ働かせる時に用いる文字

ですから、その点でも相手に対して思いやる気持ちが大事であることが

わかりますね」

つまり、忖度の気持ちで話せば、自然と丁寧なあるいはわかりやすい言葉

を選び、その場に適した声の大きさや話し方になるということでしょうか

ただし、そのためには日頃からの心掛けが大切といえそうですね。

最近話題になっている「ファミコン」言葉というのがあります

ファミリーレストランやコンビニで使われる言葉のことですね

「1,000円からお預かりします」の“から”や、来店時なのに「禁煙席で

よろしかったですか」と過去形で言うのは本来間違い、どうやら、学生が

いきなり社会に出て、敬語を使おうとした時にこんな間違った使い方をして

それが定着してしまったようです。家庭や身近なところで、

きちんと敬語が使われていれば自然と身に付くものなのに、そういう

機会がなくなってきている現状なのでしょう。

躾も含めて、若い人できちんとした言葉遣いが出来るのは、約6割とか

逆に考えれば、きちんとした言葉遣いが出来る人はそれだけで評価が高く

なるということですね。



　　　　　　　　　今日の花　　　【ザクロ】


　　　　　　　　　

　　　　　　　　　花言葉　　　「優美」


☆　　今　日　の　一　言　　☆

遠慮は出会いを逃す

相手との距離はあなたが決めている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 中谷 彰宏-