あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

大学生の就職活動に疑問を呈す

2011-11-14 05:32:55 | Weblog
11月14日(月)
 大学生の就職内定率が低下しているようである。特に、文科系の就職内定が四苦八苦とのことである。有名私立大学の就職課は大変のようである。某誌に以前こんなことが掲載されていた。ある私立大学生は3回生になった途端から就活をはじめ70社以上訪問したが、4回生の秋まだ決まらないとのことであった。約2年間の就職活動で成果が上がらない。何のための学生生活であろうか。大学に入学すると1回生は教養と語学、2回生から専門と語学。3回生で自分が希望した専門学科中心となる。ゼミも入る。この一番充実した時に就職活動をしなければならない。また、クラブ活動も制約される。この制度、如何なものでしょうか。小生は折に触れこの就職活動問題を指摘してきた。
 学生諸君から見れば、これから一生を託す就職先を真剣に考えるのは大事なことである。大きな会社に就職し、安定した生活をしたい。これは本当だと思う。しかし、現実は厳しい。特に、文科系にはである。本来の学生の本分を犠牲にし、就職活動をし、希望した会社に入社。ホッとする間もなく厳しい現実が待っている。新人研修を経て配属されるのが営業職や現場作業。ノルマが課せられ、達成しないと上司から叱責される。上司もノルマを課せられているので大変である。そのうちほとんどの新入社員はこんなはずではなかったのにと自己嫌悪に陥り、自信を喪失してしまう。転職しようとの考えが頭をよぎる。また、学生時代就職活動のため友達もできなかったので相談相手もいない。そしてハローワーク通いとなる。
 学生の本分は学問と広い教養を身につけることではなかろうか。今のような就職活動を変えて行かないと学生諸君自身の将来が危ぶまれる。今の学生は非常に大人しい。日本国民自体が相対的に大人しくなった。
経済界、官界、大学はこの就職活動問題に真剣に取り組むべきであり、学生諸君もどんどん希望や提言・意見を言うべきである。
こんなことをしておれば日本の将来が危ぶまれる。

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