あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

近江米のふるさとを歩く

2010-06-15 01:06:27 | Weblog
 6月15日(火)。中山道の旅。
 12日(土)、13日(日)の2日間で中山道を歩きました。今回は武佐宿(近江八幡)から愛知川宿、高宮宿、そして鳥居本宿まで23.7キロを走破。今回は平坦なコースで道案内もよく整備されていました。ただ、1日目の武佐~愛知川間9.8キロは炎天下でアスファルト道路の照り返しが強く、体力の消耗が激しく、大量の水分を補給しつつ神社、お寺の木陰で休み休みしながら歩きました。昼食もあまり喉を通らず、家からおにぎりを2つ持って出たのですが、家内と1個ずつで充分でした。案内本によると2時間半の行程であるが5時間ほどかかりました。この地の中山道は南に東海道新幹線が、北に国道が走りその間を中山道が通っています。愛知川宿に着くと和菓子屋さんがあり、和菓子を買い求め、口に入れると甘い味が口いっぱいに広がりつかれも吹っ飛んだようでした。特に和菓子屋では私達のためにお茶を用意していただきました。お茶とお菓子がこんなに美味しいと思ったのは久しぶりでした。一冊の本が並べてあり、よく見ると太田治子さんの著書でした。店主に聞くと、治子さんのご母堂が愛知川の出で、著者が小さい頃、ご母堂の愛知川の実家を訪れ、帰りにお土産にこの店の和菓子を持たせてくれたことがこの書物に書いてあるとのことでした。時間も4時になり、今日は愛知川どまりとし、宿を探すことにした。愛知川宿といっても昔のことで、今は宿は一軒も無い。和菓子屋の店主に聞くと国道沿いに一軒だけビジネスホテルがあるとのことで、数分歩きそのホテルのフロントに空き部屋があるかを聞くと、空いているとのこと。手続きを済ませ部屋に入ると疲れがどっと出て、シャワーを浴びるとすぐにバッタンキューとなった。7時ごろ夕食を済ませ、部屋に戻るとまたまたバッタンキューであった。余程つかれたのだろう。
 13日はどんより曇り今にも降り出しそうである。天気予報は昼過ぎから雨が降るとのことである。兎に角いけるとこまで行こうということになり、早い朝食を済ませ8時30分出発。高宮宿まで5.8キロである。今日は比較的涼しく歩きやすい。ところがこの間は名所、旧跡が多い。又十屋敷(藤野邸:日本で始めて缶詰を作る)、伊藤忠兵衛旧居(伊藤忠、丸紅の創始者)などを輩出した近江商人の発祥の地や数年前に有名になった豊郷小学校、小野小町の生誕地などがある。街道沿いにあるので中に入って説明を聞きながらの歩きで時間がとられた。中山道の両側には田園地帯が広がり、さすが近江米の産地だなあと思った。それにしても立派なつくりの家屋敷ばかりである。昼頃、高宮宿につく。少し、雨が降りだした。高宮宿に一軒だけある喫茶店に入り昼食。今日は昨日と違い体調もよい。次の宿場まで行こうということになり、鳥居本宿に向かって出立。やはり両側に広大な田園風景を見ながら7.8キロを走破。鳥居本駅から彦根まで近江鉄道を利用し、午後4時彦根駅に到着した。

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