あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

桜花爛漫の陰に

2009-04-09 00:57:19 | Weblog
 4月9日(木)。
 このところ春らしい気候が続いている。
桜は一挙に満開である。4月7日に伊丹の税務署に行く仕事があり、東西線に乗車した。東西線は尼崎から福知山線になり宝塚から福知山への路線である。
尼崎から少し行くと塚口という駅があり、その駅を通過すると三菱電機の工場がありその構内のJRの線路沿いに桜並木がある。満開の桜が萌えるようである。ほんの30秒ほどであるが、見ている者の心がワクワクさせてくれる。暗い世の中吹っ飛ばせと行っているようである。
この場所のすぐ手前の大阪よりの場所が数年前のあの忌まわしい惨事の現場である。4月25日の朝発生した列車脱線事故はまだ我々の頭から離れない。事件は完全に解決していない。小生は年に数回この線を利用するが、いつもこの場所で黙祷することにしている。事故はJRの一方的な責任という結論になっているが、小生には納得できない部分がある。
ダイヤを編成する時にJRや私鉄などは国土交通省にダイヤについて届け出ることが義務付けられている。本来はその届けを受け取ったものは、そのダイヤについて精査するべきである。それがマンネリ化してチェックしていなかったと推測される。チェックしていれば過密ダイヤということがわかり指導できたのではないか。
国土交通省側に弛みと慣れがあったのであはないか。そのあたりが納得できない。
マスコミなどもこのあたりのことは全然報道されていない。
このあたりのことも再度検証することが百数十人の犠牲者に対する務めではないだろうか。
 爛漫と咲きほこる桜の近くに悲しい場所があるなんて想像できるだろうか。
                             合  掌

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