あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

長崎の原爆記念式典を観て

2008-08-09 12:25:37 | Weblog
 今日は長崎原爆記念日である。63年前一発の原子爆弾が浦上天主堂近くの500メートル上空で炸裂した。死傷者合わせて15万人が一瞬のうちに被弾した。
3日前には広島にも投下された。
 テレビで長崎の慰霊祭が放映されていた。長崎の慰霊祭の放映をじっくり見たのははじめてである。
 慰霊祭のたびに広島市長、長崎市長は核拡散防止を訴え続けている。歴代首相も挨拶の中でこの問題は被爆国日本の責任において世界に訴え続けていくと述べているが、核保有国の現状はまだまだである。しかし、訴え続けていくことこそが重要であって、訴えなくなると状況はより悪くなると思う。
 国内にあってはこの4月から原爆症の認定基準を拡大したとのことである。
遅すぎるのではなかろうか。被爆から63年も経っており、当時生れた人はもう63歳である。認定請求の対象者がどんどん減っていく。はじめから緩和された認定基準を採用していれば申請者が多くて出費がパンクするとの考えをとってきたのであろうか。厚生労働省の考え方を聞きたいものだ。
 被爆地に近いところで被爆された永井 隆博士はその著書「長崎の鐘」を出版し
原子爆弾使用の根絶を訴えられた。これが元になったと思うが歌が出来た。長崎の鐘である。藤山一郎氏によって紹介されヒット曲となった。
私も小さい頃、母に永井博士のことをよく聞かされた。子供ながらに立派な方だなあと思った次第である。
今年はその永井博士の生誕100周年とのことである。
このときに我々は平和の尊さをかみ締め、争いが少しでも和らぐにはどうすればよいかを考えてみようではないか。

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