あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

生命保険業界はもう一度一から勉強し直せ(つづき)

2008-07-07 00:28:23 | Weblog
 「お客さん。その場合、文書回答の申請書提出してください。」「何だと、文書回答するのが常識ではないのか。」担当者「・・・・・・・」「他の保険会社にも既に行っているがこんなん云われたのはじめてや。」「他社は他社です。」「こんなこと言うから、昨年行政指導をされたんと違うのか。その文書回答の書式見せて欲しい。」「書式は別にありません。」「なんですか、委任状の書式はあるのに文書回答の書式ないなんてこの保険会社どうなってんのん。リーディングカンパニーが泣くで。」「リーディングカンパニーだからこそですねん。」さっぱり判らず引きさがった。その後、再び相続人のところに行き、当所で作成した文書回答依頼書に署名捺印をもらいまたまた3回目のお出ましとなった。担当者を呼び文書回答依頼書を提出した。「判りました。文書回答の依頼書の提出があったことを相続人に確認いたします。」まだ、こんなこといっている。「結構ですよ。兎に角早く回答欲しい。」といってその場を辞した。明くる朝、相続人から確認の電話があったとの通知が入った。その後、文書がきたようだが結果は既に契約はないとのことらしい。他の金融機関の残高証明書が揃った時点で相続人のところに取りに行くことになっているのでこの文書回答の現物はまだ見ていない。
 述べたように残高証明書の発行依頼だけでもこんなに手間がかかる。金融機関は二言目には個人情報保護法を表に出してくる。この言葉さえ覚えておれば客を簡単にあしらえることしか頭に無い。人に会えば泥棒と思え。の精神であろう。
特に生命保険会社はこんなケースはたびたびあると思う。契約を取る時にはあの手この手で契約をとる。中には審査のゆるい医者と結託して?証明書を書いてもらうということも聞いた。これほどまでして契約を締結し、いざ保険金の請求と言う時になってあの細かい約款を盾に支払いを拒絶する。そこに相互扶助の精神など微塵も無い。ましてや死亡保険の契約が現存するかしないかの問い合わせだけでこんな状態である。契約者が亡くなって保険証券が見当たらないケースってよくあるのと違いますか。
がん保険専門の外資系保険会社など連絡先はフリーダイヤルしか載せておらず、そのフリーダイヤルに電話するとただいま電話が混んでおります。少々お待ち下さいのコールが何分も続く。やっとでたと思えば各部署につなぐメッセージがあり、ここにも中々繋がらない。やっと繋がって要件を話すと、ご本人から電話下さいとのこと。やっとの思いで代理店を聞きだしそこへ出向いたらすでに契約はございませんでした。人を馬鹿にしたような態度である。
他の同業者や司法書士等にも聞くと皆さん特に最近このことが厳しくなってきたとのこと。民法の代理権の条項など無いに等しい。このことで裁判に訴えることも時間と労力がかかり出来ない。
 所轄行政庁は今一度保険業界、金融機関に対しこの種の指導を行って欲しい。
 こんなことをしているといよいよギクシャクとした世の中になっていくこと間違いなしだ。

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