A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

JOJO広重のノイズ大学代々木分校/美川俊治/白波多カミン@代々木ミューズ音楽院 2014.4.16(wed)

2014年04月18日 00時22分10秒 | 素晴らしき変態音楽

(写真の撮影・掲載については主催者・出演者の許可を得ています。以下同)

ミューズ音楽院×オトトイの学校
JOJO広重のノイズ大学代々木分校 vol.2

講師:JOJO広重(非常階段)/美川俊治(非常階段、インキャパシタンツ)
生徒代表:白波多カミン(初音階段)

美川俊治、白波多カミンのソロ・アルバム発売を記念して2人のライヴも披露!

数多くの伝説を残してきたキング・オブ・ノイズ、非常階段のリーダーであり、発起人でもあるJOJO広重のノイズ大学代々木分校の第2弾が約1年ぶりに開催。今回はゲスト講師に、BiSのヒラノノゾミを弟子に迎え話題沸騰中、非常階段とともにインキャパシタンツとして活動する美川俊治を招きます(本講座は、美川俊治がノンちゃんに渡す教材制作の一環にもなっています)。

さらに生徒代表に、初音階段でのヴォーカル、ミク役でも話題沸騰中! 2ndアルバム『くだもの』の発売も決まっている女性シンガー・白波多カミンを迎え(最近、彼女もNYのフェスでバキバキのノイズ演奏に目覚めたという噂...)、講師達がライヴでのノイズ生成方法論、録音物のノイズ生成方法論等を余すことなく伝えます。さらに、美川俊治、白波多カミンのソロ・アルバム発売を記念して2人のライヴも披露。無料で聴ける奇跡のノイズな90分を見逃すな!



2011年8月に大阪なんばベアーズの企画でスタートした『JOJO広重のノイズ大学』には、渋谷UPLINK FACTORYの『渋谷分校』と代々木ミューズ音楽院の『代々木分校』がある。広重がノイズに関連するアーティストや著名人をゲストに迎え「ノイズとは何ぞや?」という究極の問いを解明しようとする試み。毎回熱心なノイズファンで賑わう人気講座だが、今回は美川に弟子入りしたBiSのヒラノノゾミのデビュー・ステージ直前という話題に加え、4月13日の『題名のない音楽会』に大友良英が出演し大はしゃぎでノイズを紹介した為に、全国のお茶の間が沸騰したこともあり、受講希望者が殺到、某細胞再現実験の成功率に匹敵する競争率を勝ち抜いた歴戦のノイズ廃人が代々木に結集した(USO)。



★大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」⇒コチラ

●白波多カミン


最初にJOJO広重プロデュースの2ndアルバム『くだもの』をリリースしたカミンのソロ・ライヴ。ただでさえロリータなルックスが前髪を揃えて無垢な童女の面持ち。しかし、「うっかり生き延びてしまった」「予感だけがする東京」「縛られることもそんなに悪くないじゃない」といった歌詞にはイノセントなままではいられない、オトナへの階段三段目の不安定ガールの危うさと妖しさが滲み出る。ちなみにカミンによればノイズは『沼』。



★あどけなくも凛とした“少女のリアル”――白波多カミン、ノイズ、アバンギャルド界の大御所多数参加のミニ・アルバムをリリース⇒コチラ


●美川俊治


前回2013年2月2日代々木分校 vol.1「正しいノイズの鳴らし方」では広重のギター演奏を交えて、スタートしたばかりの初音階段のコンセプト等が明かされたが、1年後の今回は美川によるノイズ五箇条が開示された。ヒラノノゾミへの申し送りでもあるが、要は美川の使用機材の詳細な解説であった。たくさんの機材をテーブルの上に並べて適当につまみを回して滅茶苦茶に暴れているだけに見えるノイズ演奏も、しっかりした知識と計算と35年の経験に裏付けられていることが分かり大変興味深かった。

1.ハウリング:ビーバーとオクタヴィア
2.エア・シンセ
3.テトラッジ
4.ミックス・ミー・DJ
5.Ma.sモデルOSC03、インフェクションNA3、シック・ピッチ・キング

最後に美川の演奏。五箇条の知識を持ってすれば、今までにない深い洞察が得られるが、実際のライヴで轟音塗れで暴れる美川を観たら、こんな入れ智慧は2000光年の彼方に吹っ飛んでしまうに違いない。



★BiSに捧げる“劇薬”全6曲――T.美川(インキャパシタンツ / 非常階段)、ソロ・アルバムの衝撃を体感せよ⇒コチラ

結局ノイズとは何かという問いに正解はない、という周知の事実に行きつくことは止むを得ないが、ノイズ(またはどんな音楽でも)をネタに人が集まりうだうだ騒ぐのは楽しい、という自明の真理が、人類に満面の笑みをくれるのも確かである。次回はノイズ茶話会(ノンアルコール&ノンスモーキング)の開催を望みたい。



ノイズの”の”は
くだものの”の”
のぞしゃんの”の”

<白波多カミン・スケジュール>


● 2014.4.23. at 渋谷・アップリンクファクトリー 東京
「よかんのじかん 白波多カミンのComing O'Clock」
出演:白波多カミン、JOJO広重+HIROSHI(奇形児)+HAJIMETAL

● 2014.4.24. at 新宿・ロフト 東京
「オモチレコード presents 百歌園」
出演:白波多カミン、ランタンパレード、BARAMON、トーニャハーディング

● 2014.5.1. at 秋葉原・クラブグッドマン 東京
「白波多カミン・柴田聡子2マン~白波多カミン2ndCD「くだもの」発売記念ライブ」
出演:白波多カミン+バックバンド[HIROSHI(from 奇形児)、FUJIWARA(ex.サバート・ブレイズ)、岡野太(from 非常階段)、HAJIMETAL(from 誰でもエスパー、exミドリ)]、柴田聡子 ゲスト:坂田明

● 2014.5.17. at なんば・タワーレコード 大阪
『白波多カミン インストアライブ』
出演:白波多カミン

● 2014.5.18. at 京都・いつまでも世界は 京都
『いつまでも世界は』
出演:白波多カミン ほか

● 2014.5.19. at なんば・ベアーズ 大阪
『くだもの 発売記念ライブ』
出演:白波多カミン ワンマン




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ベビメタ召還】リアル『紅月-アカツキ-』出現!メギツネが空を見上げて「ブラッドムーン」に吠える……

2014年04月16日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


火星が地球に最接近した、昨夜。そして今夜15日は、美しく赤みがかった満月、通称「ブラッドムーン(Blood moon)」が夜空を彩ると、海外サイト『CNN』が報じています。

真っ赤な月が生まれる秘密、それは、月が完全に地球の影に隠される現象、皆既月食。

太陽光が放つ光には赤と青があり、そのうちの赤い光は、地球の大気にぶつかっても散乱しにくいのが特徴。その赤い光が大気でわずかに屈折し地球本影の内部に到達、月を照らすため、赤い月、「ブラッドムーン」が生まれるんですって。

「赤銅色」あるいは「レンガ色」の月は、皆既月食ならではの現象。稀に月が赤く見えることがありますが、あれは「月の高度が低いため大気の影響を受けている」から。要は夕陽が赤っぽく見える原理と同じ、皆既月食のそれとは全くの別物みたい。



真っ赤な満月だなんて、とってもロマンチック! それじゃあ今夜はたっぷりとブラッドムーンを堪能しようかしらね……な~んて意気込んでいた記者でしたが、調べてみると、どうやら日本では皆既月食を存分に楽しむことができないという衝撃事実が判明!

日本で月が出る頃にはすでに皆既月食は終わっており、月が元の白く丸い姿に戻っていく「部分食」しか、見ることができないのだそう。

その上、部分食が終了する予定時刻は18時半、よって北海道から関東にかけての東日本では高度が不十分。西日本にいたっては、月が出るのは食が完全に終わってからになりそうな気配が、濃厚らしいのですっ。ううう、残念……ちなみに北米やハワイならば、バッチリ見ることができるみたい。

だけどみなさん、がっかりするのはまだ早い! なんと「ブラッドムーン」、今からおよそ1年半の間に、本日も入れて合計4回、世界各地の空に出現するらしいの!



NASAの発表によるとその気になる日程は、2014年10月8日、2015年4月4日、そして2015年9月28日とのこと。そのうち今年10月8日と来年4月4日は、日本でも非常に条件の良い状態で、皆既月食を観察することができるんですって。てことは、あと半年くらいおあずけってことかぁ~、ああ、そのときが待ち遠しいっ。

そんなわけで、今夜日本から見ることができる満月は「ブラッドムーン」ではなく、いつもの青白い満月。仕方がないので半年後に思いを馳せつつ、春の夜に浮かぶ満月を、今夜はたっぷりと愛でてあげましょうかね。
(Pouch)




▼森羅万象がベビメタを召還している!



月のもの
狐のもの
鋼のもの


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【RSD前夜祭】アナログ上位万歳~でんぱ組.inc/ザ・クロマニヨンズ/スザンヌ・ヴェガ/朝生愛

2014年04月15日 00時46分21秒 | 音楽ちょっといい話


来る土曜日4月19日はレコードストアデイ(以下RSD)。2008年4月にサンフランシスコで始まり、今や全米700店舗超、海外に数百を数える独立資本のレコードショップとアーティストが一体となり、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する、年に一度の祭典。日本でも数年前から盛んになり、今年は日本のアーティストのRSD限定アナログ盤も50アイテム近くリリースされる。個人的にアナログ熱が高まっていることもあり、まるでクリスマスを待つ子供のような気持ち。RSDを目前にして素敵なアナログ盤が出揃ったので、ネット上前夜祭と洒落込もう。



でんぱ組.inc『WORLD WIDE DEMPA』


3月のシングル『サクラあっぱれーしょん』で通常盤+メンバー盤計7種類のドーナツ盤を発売するという蛮行に及んだでんぱ組の2ndアルバムがアナログ化。あっぱれお祭りinc全開のおめでたいアートワークが30センチ大になり迫力満点。カラフル歌詞カードも大サービス。ジャックス、頭脳警察、灰野敬二、非常階段が並ぶ辛気くさい筆者の部屋が一気にサクラ満開の春になる、満面の笑みをくれる一枚。




ザ・クロマニヨンズ『13ペブルズ~シングル・コレクション』


生まれた時からアナログ野郎のヒロト&マーシー最新作。シングルA面13曲を詰め込んだ爽快至極の一枚。当然モノラル盤。E式ジャケットは昔のイギリス・日本盤レコードジャケットのレトロな面持ち。5/14「20 FLAKES ~Coupling Collection~」、6/25「16 NUGGETS ~Music Video Collection~」 、8/6に13thニュー・シングル、9/24に8thニュー・アルバムと怒濤のリリース攻勢。タワレコ他で配布中の小冊子は可愛いレコードカタログ。




スザンヌ・ヴェガ『Tales From the Realm of the Queen of Pentacles』


歌詞対訳や日本盤ボーナスとラックに目もくれずアメリカ盤アナログを購入。オールカラー内袋も素敵なポートレイト。中世風のデザインにスザンヌの女神性が輝く。来日公演の熱に浮かれて50代女子の米国代表と決め付けてしまったが、この女性(ひと)の美しさは年齢不問に違いあるまい。3年かけて完結した回顧録『Close-Up』シリーズ全4作をライヴDVDと写真満載68pブックレット付でボックス発売するという蛮行も許してしまおう。




●朝生愛『Lone』


10年前儚い呟きの歌で秘めやかに筆者の心を玩んだフォーキー女子の5年ぶりの新作はアナログ・オンリー。SUNN O)))のスティーヴン・オマリーのレーベルIdeologic Organからのリリース。2012年11月代官山UNITでのギターとキーボードの弾き語りの完全ソロライヴを収録。背景に消え入りそうなポートレイトのジャケットはオマリーのデザイン。出会いから10年の月日が過ぎても変わらないものがあることに、人生の最大の歓びを見出した。




30センチ
塩化ヴィニール
ミュウジック

【忘備録】私的RSD買い物リスト:
きゃりーぱみゅぱみゅ / にんじゃりばんばん [7"] \1,404
坂本慎太郎 - MAYER HAWTHORNE / (SPLIT) [7"] \1,080
大森靖子 / PINK [LP] \2,400
大森靖子 / 魔法が使えないなら死にたい [LP] \3,000
BIS / WHO KILLED IDOL? [2LP] \4,320
次点:BORIS / PRAPARAT 2ND PRESS [LP] \3,456)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UP-TIGHT/山崎怠雅クインテット/庭/チューニングブラザーズ@渋谷Last Waltz 2014.4.12(sat)

2014年04月14日 02時54分15秒 | 素晴らしき変態音楽


音の治療室_sound-treatment-circus
出演:UP-TIGHT/山崎怠雅クインテット/庭/チューニングブラザーズ


静岡から昨年スプリットCDをリリースした、UP-TIGHT、庭が出演します。そして、ソロCD「フィクション」も大好評の山崎怠雅さんの本CDにも参加のメンバーによる山崎怠雅クインテット、1年以上ぶりに復活のラジオ集団チューニングブラザーズの登場となります。何卒ご来場ください!!!



3月初頭のでんぱ組ウィーク以来、かなり女子に偏った生活を送ってきたような気がする。世間的にも、某オボさんをはじめ女子が脚光を浴びているし、失礼千万承知の上で四十代五十代六十代各年代の女子を検証した結果に明らかなように、今は女性上位万歳時代なのかもしれない。しかし、ボーイズ冬の時代にも年の差無用のロケンロー軍団亜米利加帰りの中指立てた四人組のように、存在感を誇示する男子も少なからず存在する。そんな中、東京・静岡のノイズ&サイケ系男子が一堂に集うイベントが開催された。

久しく訪れていなかったポスト青い部屋=渋谷Last Waltzにて 短波ラジオ奏者直江実樹の企画イベント『音の治療室』。半年ぶりの静岡ノイズ&サイケに東京アシッドフォーキーの雄・山崎怠雅が加わるという筆者にとっては正に「ネ申イベ」。春に突入した六本木通りの坂を息を切らしてラストワルツに向かった。


k.mochizuki、エフジェイ、pujari、塩澤達哉(tatami)、黒石貴裕(Exxe Mxxy)



(写真・動画の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

前回2013年9月1日新宿URGAでは3人だったが、今回はBとDsを加えた5人編成。リーダーのk.mochizuki(因みに名前表記も前回と異なる)が「庭は、サウンド同様メンバーも毎回異なる」という通り。初めて観た前回は、地面に這い蹲ってノイズを奏でる毒虫のような姿に驚愕したが、二回目もその非現実的な光景は、自分に関係のない別世界の出来事であるかのように思える。というよりそうであることを願う自分がいるのだ。暴力に近い音圧に襲われ身の危険を感じるのは、決して他人事ではない。しかしそれが目の前でのたうつ異形の集団が引き起こす現象だという事実を受け入れたくないのだ。もしかしたら30数年前に非常階段の阿鼻叫喚のパフォーマンスに逃げ惑った観客の気持ちに似ているかもしれない。しかし、庭のパフォーマンスには当時のマル非のような暴力性や絶望感は皆無に近い。つまり激情に駆られてもいないし発狂してもいない人間が、このような畸形集団として存在することに恐怖に似た違和感を憶えるのである。意固地なまでに「ノイズ表現」に拘る庭の姿勢は、大都市から離れたローカルの強みに他ならない。




●チューニングブラザーズ
くぅた/小池実/直江実樹(radio)、安藤裕子(sax)、星山可織(casiotone,voice)、Guest:尾上祐一(Telegraph key,laptop-radio)




異形集団・庭が退場し、ルックスは至極真っ当な男女が数人ステージに上がる。バンド名の通り短波ラジオ奏者を中心としたユニット。くぅた、小池、直江が短波ラジオ。メンバー紹介でそれぞれ機種名・シリアルナンバーまで言及するのが面白かった。尾上が真ん中でPC画面を見ながらモールス信号を鳴らす。安藤のソプラノサックスは、非ジャズ的な音色とフレーズを備え、星山のカシオトーンと歌がアクセントを入れる。聴く限りではラジオはメインでは無く、全体のバランスが重視されている。音塊の総攻撃だった庭に比べて、チューニングブラザーズのサウンドは音像の取捨選択が鍵であると言えよう。だからこそ「チューニング」を名乗るのだろう。




山崎怠雅クインテット
山崎怠雅(vo,g) 伊藤 きんぐ 昭彦(Ag) 浅野廣太郎(sax) 小池実(Bass) 井上順之介(Dr)




昨年12月27日四ッ谷Doppoでの山崎のレコ発に出演したのと同じラインアップ。魔術の庭に参加した時は凄まじい勢いでギターを弾きまくったタイガだが、自らのリーダーバンドでは、ソロは浅野のバリトンサックスに任せ、ギターはバッキングに徹して、歌を最大限にアピールする。抑揚の豊かな楽想には所謂アングラ臭が一切無く、気持ちいいほど真っ直ぐな気持ちがダイレクトに届く。フリーキーに暴れるバリトンサックスは、デストロイヤー(破壊者)ではなく、メロディと対象させることで、エモーションの振り幅を広げ、聴き手の理解を促す効果をもたらす。相応しいかどうかは自信がないが「さだまさし+坂田明の長髪版」と喩えたら怒られるだろうか?




UP-TIGHT
Aoki(vo,g) Ogata(b) Shirahata(ds)




年に一回観られれば幸運なUP-TIGHTを半年で再体験出来るとは誠に幸運。しかもUP-TIGHT史上最高のトライアングルの現メンバーでのステージは実に貴重。庭同様にローカル都市で熟成されたオリジナリティ溢れる独自のスタンスは真似しようとしてもできない。BとDsに他のバンドの経験があるのかどうかは分からないが、UP-TIGHTとして演奏する限りはココでしか出来ない渾身のプレイに徹する。ストイックに音楽に身を捧げる気迫が会場を包み込む。暴君さながらに感情をストレートに発散する青木のオーヴァーアクションに導かれて、この場のすべてが宇宙の彼方にワープするように振動する。サイケデリックというのが、ココではない何処かへのマインドトリップを意味するとすれば、この日のUP-TIGHTの50分強のステージこそ、サイケデリック体験に他ならない。




差別や偏見に聞こえたら謝りたいが、ローカルに活動する音楽家の魅力は、曲解と孤立に基づくガラパゴス性と、意固地な程のプライドの高さだと思う。庭のアンバランスな存在感とUP-TIGHTのロックへの不器用な思い入れこそが、決して朱に交わることのない比類なき美しさの秘密であるに違いない。大都会に迎合すること無く存在するローカルシーンに憧憬の念を抱くことは、無い物ねだりの我が儘なのだろうか。



行ってみたい
静岡騒弦
高松モンスター

今一番観たいロコドルと言えば
でん○組.incヽ(*´∀`*)ノ!










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【TIME誌記事翻訳】BABYMETALは本場のヘビメタファンを虜にすることが出来るか?

2014年04月13日 02時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


BABYMETAL、英大型フェス初参戦へ メタリカらと競演
ORICON STYLE 2014年04月09日

3人組メタルダンスユニット・BABYMETALが、7月4~6日(現地時間)にイギリスで開催される大型ロックフェス『Sonisphere Festival UK』に初出演することが決定した。

同フェスはヘッドライナーとしてメタリカ、アイアン・メイデン、ザ・プロディジーが出演。ほかにも、スレイヤー、ドリーム・シアターらそうそうたるバンドがラインナップされるなか、イギリスの音楽誌でも表紙に取り上げられるなど注目を集めているBABYMETALに出演依頼があり、今年唯一の日本人アーティストとして、6日公演に出演することが決定した。

ボーカルのSU-METALは「イギリスに行くのは初めてなので、どんな方が見に来てくださるのか、どんなライブになるのか、盛り上がってくださるのか、不安な気持ちもありますが、今からとてもワクワクドキドキしています」と緊張しつつも「私たち流のメタル=BABYMETALというONE AND ONLYなステージを、初めて観ていただく方々にもお届けできるように精一杯頑張りたいと思います」と気合十分。「同じ時期にヨーロッパツアーも行いますので、ぜひ楽しみに待っていてください!」と現地のファンに呼びかけた。

「アイドルとメタルの融合」をテーマにし、3月にはロックの聖地、東京・日本武道館でワンマンライブ2daysを成功させたBABYMETALは海外でも注目を集め、1stアルバム『BABYMETAL』(2月発売)は、3/22付の全米総合チャート「アルバム200」の187位にランクイン。総合チャートにランクインした数少ない日本人アーティストの中でも最年少記録を更新した。

同チャートではほかにも、期待の新人チャート「Heatseekers Albums」で20位に初登場し、翌週には4位にジャンプアップ。「World Albums」チャート2位、「Hard Rock Albums」チャート12位、「Independent Albums」チャート34位と、合計5部門にランクインを果たした。iTunes Storeでもアメリカ、イギリス、ドイツのメタルアルバム部門で1位を獲得している。

日本武道館2daysで日本での活動“第一章”を終えたBABYMETALは、ロック発祥の地と言われるイギリスで初のヨーロッパ公演を行い、世界進出に向けた“第二章”に突入。ヨーロッパツアーのスケジュールは後日発表される。



J-POPバンド『BABYMETAL』は実際のメタルファンを味方にすることが出来るか?
TIME April 10, 2014
written by Lily Rothman @lilyrothman



今までにチュチュを着たヘヴィメタルグループを観たことはあるかい?
イエス、上の曲は、ポップとダブステップを歪曲したヘヴィメタルの曲である。イエス、その曲を演奏するバンドは、お揃いのキュートなゴス衣装を着て楽器を演奏しない3人の十代女子を含む。イエス、実際のところ、チョコレートを食べたい(そして、明らかに太り過ぎるのを気にしている)という曲。そしてイエス、これは現実なのはもちろん、それ以上に、正真正銘のヒット曲である。このPVはYouTubeで580万回以上再生され、バンド名と同じく『BABYMETAL』とタイトルされた2月発売のデビュー・アルバムは、iTunesの日本のロックチャートの4位になり、最近ビルボード200チャートにもランクインした。

しかし現在BABYMETALはテストに直面している。今年の英国のメタルフェス「ソニスフィア」に出演することが発表されたのだ。冗談ではなく、アイアン・メイデン、リンプ・ビスキット、アリス・イン・チェインズなどソニスフィアの常連のラインナップと共に。そしてこれがBABYMETALの初UKライヴになる。

では、彼女たちは実際のメタルファンを味方にすることが出来るのか?

それは奇妙な質問だ。なぜならBABYMETALは実際にはメタルの主流派に混ざろうとしていないのだから。公式Twitterのバイオにハッキリ明言されている通り、彼女たちの意図はメタルとJ-POPを融合することで「カワイイ」つまりキュートさを演出することなのだ。3人の少女が、自分の内なる怒りを解き放つ唯一の方法としてロックを選んだというのは大いなる錯覚だし、ジャンルの選択に拘らず、他のJ-POPのグループ同様に作られたグループである。リードシンガーはSu-Metal、残りは「叫びと踊り」担当のYuimetalとMoametal。彼女たちは、非メタルのポップバンド『さくら学院』のメンバーである。(さくら学院には中学校を卒業した者は参加出来ないという特定のコンセプトがある。BABYMETALのリードシンガーは昨年他のグループからは卒業したが、BABYMETALのメンバーはとっくに赤ちゃんの掟から解放されている。他のふたりは丁度14歳。)

母国ではBABYMETALは日本武道館を二日間ソールドアウトし、大会場で演奏出来ることを実証したが、世界の他の国となると、一回きりの「とんでもない」お騒がせアクトと、地球規模で永続できるバンドとの間には大きな隔たりがある。今では日本のポップ音楽(そしてJ-POPの従兄弟のK-POPと共に)は世界中のリスナーに充分馴染んでいるので、単に「風変わりな」輸入品ではなく、ちゃんとした評価を得られる。しかしBABYMETALの曲はその段階にはまだ達していないので、耳障りな映像と音声の混合体のBABYMETALのイメージは、今のところ人々の注目を惹くーーだが長続きはしない。

彼女たちが、メタルヘッズ(Metal-Headz)を感動させられる(または、メタラーなんて関係ないと自分のファンをソニスフィアに連れてこられるか)かどうかは、どの方向にヘディング(Heading)をキメるべきかの重要な手掛かりになるに違いない。それまでの間も彼女たちははひたすらヘドバン(Headbanging)し続ける。
[4/13 12:00:rosamourさんのご指摘で和訳を改訂しました]



ベビメタと
ヘビメタと
ヘビ使い



BABYMETALと同じ日に同じステージに立つのが、ロンドン在住日本人サイケデリックロックバンドBo Ningen。
Bo Ningen 3rdアルバム『III』は5月11日UKリリース。



L to R:最上もが(でんぱ組.inc)/Taigen Kawabe(Bo Ningen)/夢眠ねむ(でんぱ組.in)



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【えいたそ文化論】その壱『太陽』~フロイド/デッド/クリムゾン/クロマニヨンズ/TMGE/AKB/EWF/他

2014年04月12日 02時31分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


夢眠 えいたそは「でんぱ組の太陽」って言われてるんですけど、太陽がいなくなっただけで最初のテンションが落ちるのかって。ライブも「Future Diver」で始まることが多かったんですけど、最初の「行っくぞー!」が聞こえないだけで、行けない……みたいな。

成瀬 そうだよね、ホント申し訳ないことをしたなって。

夢眠 それで、えいたそがいない最初のライブが終わってから、みんな「……ダメだったね」みたいな。

相沢 サビが全然違うんですよ。

夢眠 明るくないっていうか。そもそも元気を与えられていないっていうか、えいたそから元気をもらってみんなで出してたんだ、みたいなのを経験しちゃって。これ、1人ずつのことを改めて考えていったときに、ホントに6人じゃないと無理なバランスなんだっていうのが実感としてあって、それであのお芝居が書けたっていうのがあって。




テレビCMに出演し「萌えきゅんソングをお茶の間にお届け」中のでんぱ組.incが今一番キテいることは間違いない。3月18日にでんぱ組.incソロ公演ライヴレポートを書いて以降3週間の目紛しい展開に度肝を抜かれるとともに推しメンの成長に至上の歓びを感じる今日この頃(死語)である。それと共に、同記事で言及した「えいたそ文化論」に取りかからねば、という使命感に押しつぶされるようなプレッシャーのあまり、がんばりたいけどがんばれないと自己嫌悪で泣いてばっかりの日々。何も出来ない私の無力さに絶望して、部屋から一歩も出たくなかった。そんなとき、久しく聴いていなかった「サクラあっぱれーしょん」成瀬瑛美盤B面「トキメキ☆すちゃらかテキサス」をターンテーブルに乗せた。「コスモな宇宙にコンニタソ!」の声にロマンスの女神と革命ショックを受け、「いつ書くの?いまでしょ!」という半死語が「えいたそ文化論」執筆に於いては不文律だと気がついた。

という訳で、えいたそキーワード・その壱『太陽』に関して比較文化論的見地から考察を進めて行くとしよう。なお、完成の暁には博士論文として理化学研究所以外の公的機関に提出することを考慮するつもりはなくもなくないかもしれなくない。




●太陽讃歌/ピンク・フロイド


1968年の2ndアルバム『神秘/A Saucerful Of Secrets』収録。ドラッグ過剰摂取で役に立たないリーダーのシド・バレットの代わりにデヴィッド・ギルモアをギターに迎えて制作されたアルバム。結局バレットは制作中に脱退。「太陽讃歌」はウォーターズによる作品であり「Set the Control for the Heart of the Sun」という原題はウィリアム・バロウズの小説から、歌詞は中国の詩から取っている。ピンク・フロイドで唯一バレットを含む5人のパートが録音されている曲。




●太陽の賛歌/グレイトフル・デッド


アメリカン・サイケデリックロックの首領、ジェリー・ガルシア率いるグレイトフル・デッドの1968年の2ndアルバム、原題『Anthem Of The Sun』。ポップナンバー中心だったデビュー作に対して、ライヴ音源にスタジオで音を重ねる実験的方法により、彼らの「真の姿」に近いものを捕らえた作品となった。特に12分に渡る4部構成の「ザッツ・イット・フォー・ジ・アザー・ワン」にそれが表現されている。曼荼羅ジャケは次作『アオクサモクソア』と並ぶサイケデリックアートの傑作。




●太陽賛歌/ハルモニア


70年代ジャーマンロック・エレクトロ音響派の代表格クラスターのメビウス&レデリウスとノイ!のミヒャエル・ローターからなる期間限定ユニットがハルモニア。1974年の『摩訶不思議/Musik von Harmonia』に続く2ndアルバムが75年の『太陽賛歌/Deluxe』。邦題は間違いなくジャケットのイメージから来てる。アンビエント/トランスの元祖と言えるが、ジャケット通り突き抜けた明るさは、同時代の他のジャーマンロック勢にはない解放感。ドラムにグルグルのマニ・ノイマイヤーが参加。




●僕の太陽/AKB48


日本の女性アイドルグループ・AKB48の楽曲。楽曲は秋元康により作詞、井上ヨシマサにより作曲されている。2007年8月8日にAKB48のメジャー5作目のシングルとしてデフスターレコーズから発売された。楽曲は『ひまわり組 1st Stage「僕の太陽」』で使用されているものである。また、テレビ東京系アニメ『デルトラクエスト』のオープニングテーマおよびNRN系「AKB48 明日までもうちょっと。」エンディングテーマに起用されている。キャッチコピーは「アキバ48じゃないって、AKB48!」。




●僕の太陽/フレデリック


最近同名の若手バンドが話題になり紛らわしいが、筆者にとって「フレデリック」と言えば、90年代初頭にプチ話題になった渋谷系ネオアコバンド以外にはない。80年代末にネオモッズバンドのロンドン・タイムズの片岡健一を中心に結成された。90年発表のインディーデビュー・アルバムが『僕の太陽』。当時筆者のバンドはベーシストがインドで買ってきたシタールを導入しようと試行錯誤中だった。まだインディーロック専門店だった新宿エジソンでシタール入りのこのCDを見つけ参考に購入した。ネオアコサウンドは筆者が目指したヘヴィサイケの役には立たなかったが、CDは愛聴した。彼らその後はメジャーデビューするが、シタールは使わず普通のギターロックに転身してしまった。93年に解散。




●太陽さん/立花ハジメ


プラスチックスのギタリストとして日本のニューウェイヴ界を彩った立花ハジメの本職はグラフィックデザイナー。プラスチックス解散後サックスに転向、自作楽器も使ってテクノ/エスノ/フェイクジャズ的ソロ活動を行う。85年の4thアルバムが『太陽さん/TAIYO-SUN』。キッチュでモンドなお洒落アヴァンポップとして話題になった。これに影響されたのかどうか憶えてないが、自分のバンド用に「はちみつ」「太陽」「ひまわり」の三部作を作った。XTC風の捻くれポップ路線だったが、ヴォーカルが失踪し解散。残るメンバーで別のヴォーカリストを迎えサイケバンドに転身した。立花ハジメの話ではない。




●太陽さん/ザ・クロマニヨンズ


クロマニヨンズ2008年の3rdアルバム『FIRE AGE』に収録。「エイトビート」「スピードとナイフ」を含み、オリコンウィークリー第3位は彼らのアルバム中最高位。「太陽さん」は真島昌利作。太陽に感謝しながら遊んだリ日向ぼっこしたり、まったりとリラックスした素敵な曲。マーシーの南国志向と武蔵野愛が溢れている。ライヴで演奏することは殆どない。




●太陽神/アース・ウィンド&ファイア


地(Earth)風(Wind)火(Fire)とくれば「水(Water)」は何処ヘ行った?と聞かれるに違いない。また、血(Blood)汗(Sweat)涙(Tears)との関連を云々されることも多かろう。そんなことは関係なく、70年代ソウル~80年代エレポップ~90年代ユーロビートと続くディスコヒストリーのあらゆる場所に現れるカリスマ性は侮れない。筆者の学生時代には合コンの打ち上げは大抵ディスコへ流れ、ハコバンが演奏する「宇宙のファンタジー」や「セプテンバー」や「イージー・ラヴァー」でフィーバーした、という赤面の黒歴史がある。




●太陽神/ユートピア


トッド・ラングレン率いるアメリカン・プログレバンドの77年の3rdアルバム、原題『Ra』。トリプルシンセ編成でデビューしたユートピアがドラム、ベースを加えた4人組となり、トッドのポップセンスを最大限に活かしたアメリカンプログレハードの傑作を生んだ。組曲形式の大作志向は、80年代に入ると時代遅れになるが、でっかい太陽が燃えるジャケに偽り無しのやりたい放題が素晴らしい。




●太陽神降臨/サン・ラー


で、Raと言えばその名も太陽神=サン・ラー(Sun Ra、出生名:Herman Poole Blount 正式名:Le Sony'r Ra,)。銀河系星間旅行楽団アーケストラを率いて50年代から異能音楽を追究してきたサン・ラーは1993年永眠。死後4年経って突如出た56~73年の音源からの編集盤がこの『太陽神降臨/Sun Ra Came Down To The Earth』。フリーに突入する前のラグタイムからビバップに至る音源集。活動初期から壮大なスペースオペラの創出を目指してきた太陽神の奇跡が刻まれている。




●太陽と戦慄/キング・クリムゾン


プログレ界の真紅王、1973年の5thアルバム。ロバート・フリップ-Guitar, Mellotron, Devices & Electric piano/ジョン・ウェットン-Vocal, Bass & Piano/ビル・ブルーフォード-Drums/デヴィッド・クロス-Violin, Viola, Flute/ジェイミー・ミューア-Percussions, Drumsからなるインプロ・クリムゾン最高の面子での唯一の作品。原題は『Larks' Tongues in Aspic』、直訳は「ゼリーの中の雲雀の舌」で何やら卑猥な意味があるらしい。筆者が大学でプログレバンドに加入し、最初にコピーしたのが「太陽と戦慄パート2」。譜面が書けなかったので、レポート用紙に「ギャツツ ギャツツ ギャツギャツ」と書いて憶えたのはある意味黒歴史。




●太陽構造(サン・ストラクチャーズ)/テンプルズ


年寄りばかりになってしまったので、若くて意気のいい「太陽さん」をご紹介。他でもない21世紀UKサイケの新星テンプルズ待望のデビュー・アルバムが『Sun Structures』。オヤジ世代にとっては初期ピンク・フロイドやキンクスを彷彿させるサウンドと、マーク・ボランやデヴィッド・ボウイ風のルックスが嬉しい。5月の来日公演も完全ソールドアウト。ブリティッシュサイケと共に太陽ソングも継承するあっぱれな若人。




●太陽をつかんでしまった/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT


太陽ソングはロケンロー界にも根付いている。チバユウスケ率いるミッシェル・ガン・エレファントの2002年の14thシングル。レコード会社移籍後第1弾、8分超の大作でミッシェルのシングル中最長。チバのシャガレ声は本当に太陽をつかんでしまった男の断末魔のようだ。




●太陽の羊/SHERBETS


元ブランキー・ジェット・シティのベンジーこと浅井健一は、1998年に本格始動した自己のバンドSHARBETSで太陽ソングをリリース。2001年の4thシングル『Sanlin Buggy』に収録。てっきりライバルのチバに対抗したのかと思ったら、ベンジーの方が先だった。




えいたそに
少しでも 力になりたい
なぁんて言って欲しい

●成瀬瑛美(えいたそ)♡♡ヽ(*´∀`*)ノ!!!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

50代女子はオーロラ世代~Phew/戸川純/小川美潮/ちわきまゆみ/須山公美子/Junko/Sachiko M

2014年04月11日 01時43分31秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


スザンヌ・ヴェガは1959年7月11日生まれの54歳。デビュー30周年を目前に「初心忘るべからず」&「三つ子の魂百まで」の姿勢に感嘆した。女性の年齢の話をアレコレするのは失礼千万だが、これまで40代(アラフォー)60代(シク女)を取り上げておいて、同世代の女子を語らないのは片手落ち以外の何物でもないので、この世に生を受けてから半世紀を過ぎてオーロラのようにますます輝きを増す素敵な50代女子の歴々をご紹介したい。

●Phew 1959年9月12日(54歳)


70年代末、東の東京ロッカーズに対抗して西の関西No Waveと称した一連のバンド群の中で、最も最初にレコードをリリースし、パンクやニューウェイヴを超越した個性を発揮したアーント・サリーのヴォーカリストPHEW。バンド解散後はソロとして坂本龍一、コニー・プランク、ホルガー・チューカイ、山本精一、ジム・オルークなどとコラボ。『アーント・サリー』ジャケットの肖像写真のベレー帽の文学少女がそのまま齢を重ねたように、静謐な佇まいに熱い前衛志向を秘めた存在感は、まさに50代女子の裏番長。

Aunt Sally/醒めた火事場で



●戸川純 1961年3月31日(53歳)


Phewと双璧をなすニューウェイヴ少女が新宿生まれの戸川純、本名・戸川順子。渋谷Nylon100%で女給兼パフォーマーとしてバイトをしつつ1980年女優デビュー。CM出演(おしりだって洗ってほしい)で話題に。シンガーとしては1982年上野耕路、太田蛍一とのユニット、ゲルニカでデビュー。戸川純とヤプーズ、ソロで不思議ちゃんキャラ全開。本人曰く「子供のときから、ずっと、メジャー志向」だが、つきまとう形容詞は"アングラ"や"カルト"など…本人が苦手とした言葉である。8年前の腰と足の怪我のリハビリをしながら精力的にライヴ活動中。いまどきサブカルキッズ憧れのお姉様として君臨する。

戸川純/好き好き大好き



●小川美潮 1959年2月23日(55歳)


1978年テクノバンド、チャクラにヴォーカリストとして加入、1980年レコード・デビュー。坂田明のWha-ha-ha、仙波清彦のはにわオールスターズに参加、細野晴臣、本多俊之、金子マリなどオトナのミュージシャンと交流。ふにゃふにゃした個性的な歌声は、例えばニューヨークのノイズ魔王ポール・レモス(Controlled Bleeding)をも虜にする。現在も様々なユニットで活躍中。

Chakra - Fuku no Tane, Sensei



ちわきまゆみ1963年2月2日(51歳)


本名・地脇真由美。1985年「GOOD MORNING I LOVE YOU」でデビュー。SMチックな衣装とグラム歌謡で人気を博す。アングラ色はあまりなく、より煌びやかなポップスターだが、芸能界とも一線を画す独特の存在感がある。Chara、YUKIとの期間限定ユニットMean Machineも。現在はラジオパーソナリティとして活躍。KISSファンとしても有名。

ちわきまゆみ/オーロラガール



●須山公美子 1961年2月10日(53歳)


1979年に大阪で現在作家として活躍する本田久作とともにパンクバンド変身キリンを結成。アコーディオンの弾き語りでソロ・デビュー。大正浪漫と童謡と不可思議の同居した世界観は唯一無二。少女の心を保ちつつ、競馬好きでも知られる現在、うたうたいとして活躍中。

須山公美子/少女の憧れ



●Junko


非常階段のヴォーカリスト。本名・生年月日不詳だが、1982年美大生だったというから50代前半のはず。現代美術好きな娘がケネス・アンガーのフィルム上映会でマル非メンバー(JOJO広重)と出逢い、それがきっかけでノイズ界最強のスクリーマーとして世界的に有名になったのだから、恋は盲目というが、Junkoの場合は目の代わりに口が物言った訳だ。昨年日本で初のソロCD『ヴォイス&デストロイ』をリリースし、海外で評価の高いソロ活動を日本でも開始した。

Rudolf Eb.er & Junko Hiroshige live at Extreme Rituals : A Schimpfluch Carnival



Sachiko M


本名・生年月日非公開。複数の音楽関係者の証言をもとに50代女子と推測するに至った(たぶん。違ってたらm(_ _)m)。劇場音響技師としてキャリアをスタート、1994年大友良英のGround Zeroにサンプラー奏者として参加し、1998年解散後テストトーン(サイン波)奏者としての活動を開始。以来ピーーーツーーーという高周波微音だけを武器に世界的な評価を得る。昨年『あまちゃん』挿入歌「潮騒のメモリー」でレコード大賞受賞。ピーーー音史上最大の成功者として、全世界の前衛女子の憧れの存在(たぶん)。最近対抗勢力とされていた「Junko」と共演し、ノイズ界の潮騒のメモリーズと形容される。

Otomo Yoshihide, Sachiko M, and Jim O'Rourke



オーロラの
オーラが一番
オールライト



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スザンヌ・ヴェガ@EXシアター六本木 2014.4.7(mon)

2014年04月09日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


SUZANNE VEGA JAPAN TOUR 2014

1985年、アルバム『Suzanne Vega/街角の詩』でデビュー。全英11位を記録する。
セカンド・アルバム『Solitude Standing/孤独(ひとり)』から
シングル・カットされた「ルカ」は全米3位を記録。また、ア・カペラ曲「Tom's diner(トムズ・ダイナー)」は90年にシングル・カットされ、全英2位を記録。日本でもCMに起用された。2010年にはClose-Up シリーズのリリースをスタート。Vol.1~4までを制作。2013年にはフジロックに初のサマーフェス出演。2014年1月29日には新作「Tales from the Realm of the Queen of Pentacles」をリリース!!!
今回のSHOWはFUJI同様、David Bowieのアルバム、ツアーでもギターを引くGerry LeonardとのDuoスタイルになります。






スザンヌ・ヴェガを観るのは2年ぶり。2012年1月23日大雪の日のビルボードライヴ東京でのライヴは、洒落た空間で親密な演奏を聴かせ、心を温めてくれた。今回は昨年オープンのEXシアター六本木。着席800人の中ホールで落ち着いたライヴだった。85年デビューだから来年デビュー30周年を迎えるスザンヌの魅力は、デビュー当時とまったく変わらない飾り気のない佇まいと豊かなイマジネーションの瑞々しい歌の世界。デビュー作『Suzanne Vega/街角の詩』と最新作『Tales from the Realm of the Queen of Pentacles(金貨の女王の王国の物語)』を聴き比べると、30年の隔たりを少しも感じさせないブレの無さに驚くばかり。

80年代MTVとゲートドラム全盛の時代に、アコギ一本で街角の詩を紡いだスザンヌの視線は、常にヒットチャートやセールスとは無縁の落ち着きを湛えていた。おしゃべり好きのダンス教師だったという経歴は、歌と同時に披露されるトークの中に刻まれており、自己内省的社会批判(『Suzanne Vega/街角の詩』1985)、児童虐待や都会の孤独(『Solitude Standing/孤独(ひとり)』1987)、神秘的シンボリズムと感情の深遠(『Days of Open Hand/夢紡ぎ』1990)、ダンスビートとインダストリアルノイズによる過激な世界(『99.9F°/微熱』1992)、繊細さと出口のない孤独感と欲望(『Nine Ojbects Of Desire/欲望の9つの対象』1996)、男女関係の失敗や挫折(『Songs in Red and Gray(灰と赤の歌たち)』2001)といった変遷には、シンガーやソングライターである前に一人の女性であることを偽らない彼女の生き様が描かれている。

自分の過去の作品をアコースティック弾き語りで再録音した「Close Up」シリーズ4作により、自己の過去と内面世界を吐露し追体験し浄化したスザンヌは、再び同じ処に立って新曲も昔の曲も同じく54歳の自分の歌として唄い紡ぐ。「I Never Wear White」で何故自分が白では無く黒しか身に着けないのかを詳らかにした。「黒は真実。私の在り方。私の人生の駅」。無垢すぎて眩しすぎて純粋すぎる「白」よりも邪悪で日陰で謎に満ちた「黒」の方が相応しい。「Crack In The Wall」は壁のヒビの隙間から垣間見える精神世界への憧れを歌う。普段の生活の中に摩訶不思議を見つけ出す少女の夢想を失ってはいない。



2年前と同じかは分からないが、ジェリー・レオナルドのギターはサンプラーを使ったアンサンブルが見事で、バンド演奏では時に死んでしまう孤独な呟きを際立たせる魔力を発揮した。終演後サイン会を実施、数百人の観客と触れ合う。YouTubeには多くのライヴ映像・テレビやラジオ出演動画・音源が公開されている。孤高に安住して権利を主張するより、自分が授かった音楽という宝物をより多くの人とシェアすることの方が大切なのであろう。日本の後はオーストラリアをツアー。旅から旅への生活は一ヶ所にじっとしているより充実しているらしい。生きている間に如何に多くの魂と交われるかの巡礼の旅。スザンヌが選んだのは、そんな人生なのかもしれない。



<Set List>
☆アンコールの一曲目「Silver Bridge」は、観客のリクエストで「Undertow」に変更された。


何処に居ても
私は私
揺るがない

スザンヌ・ヴェガが英ラジオAbsolute Radioにてスタジオ・セッションを披露
スザンヌ・ヴェガが米ラジオ番組『Tiny Desk Concert』に出演しパフォーマンスを披露、音源は無料DL可
スザンヌ・ヴェガが米ラジオ番組『World Cafe』に出演しパフォーマンスを披露
スザンヌ・ヴェガがフランスのラジオ局RTLにてスタジオ・セッションを披露
スザンヌ・ヴェガが米ビルボード誌にてスタジオ・セッションを披露
スザンヌ・ヴェガがフランスのラジオ局RTLにてスタジオ・セッションを披露
スザンヌ・ヴェガが米ラジオ局KGSRにてライヴ・セッションを披露
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GEZAN@新代田FEVER 2014.4.5(sat)

2014年04月07日 00時25分50秒 | 素晴らしき変態音楽


GEZAN
2nd FULL ALBUM 『凸-DECO-』 レコ発ファイナル




2月11日下北沢FEVERで漁港とNATSUMENを迎えて開催されたレコ発ライヴ以来のGEZAN東京公演は14ヶ月ぶりのワンマン。その後亜米利加ツアーを経てバンド名表記変更に至るストーリーは、マヒトゥ・ザ・ピーポーのUSツアー日記を参照いただきたい。時を同じくして米Important Recordsから2012年の1stアルバム『かつてうたといわれたそれ』が『It Was Said to Be A Song』という英語タイトルでリリースされたので、幸運な米国人は、ボアダムス、メルトバナナ、グラウンドゼロ、ギターウルフ、Boris等を例に挙げて評される2年前の作品と、2nd『凸-DECO-』で新章に突入した現在進行形のGEZANの生ライヴを同時に体験し、壮絶さに潜む落差を思い知ることとなった。


(写真の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

それはあたかも、1965年から1966年にかけて『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、『追憶のハイウェイ61』、『ブロンド・オン・ブロンド』とエレクトリック楽器を取り入れた作品を矢継ぎ早に発表し、「フォークに対する裏切り」と賛否両論を巻き起こしたボブ・ディランが、当時の日本ではフォーク時代とロック時代両方の楽曲を寄せ集めた編集盤しか発売されず、日本の音楽ファンには全然その衝撃が分からなかった、という歴史的実話(G.T.氏の証言:アメリカだと、『Highway 61 Revisited』とか、わあ、これロックだ、って思うじゃない? でも、混ざってるから、なんのこっちゃ、って。もう、めちゃくちゃですよ。)に対する教訓のようである。



日本でのGEZANの立ち位置の変遷も同じかも知れない。容赦ないエナジー放射で威嚇するテロリスト時代は観客とのケンカに明け暮れた。2012年夏に東京へ居を移して16日連続ライヴ「侵蝕の赤い十六日」やマンツーマンライヴ『侵蝕の赤い十六人斬り』など無謀な企画で存在証明。2013年1月の東京初ワンマンでは、"GEZANのライヴ=暴れる"という先入観に囚われまいと、じっと聴き入るオーディエンスが目立った。マヒトは「みんな好き勝手にやってくれて構わない」と意に介さずにスピードアップ、踊ってばかりの国との共闘、叙情性を開示したソロやテニスコーツ、青葉市子との対バン・共演、メロディへの信念が結晶した『凸-DECO-』リリース、無手勝流USツアーを経て、一区切りとなるツアーファイナルへ至る。前列を占拠する前髪ぱっつん女子をはじめとするオーディエンスは、無闇に暴徒化するのでも、地蔵のように立ち尽くすのでもなく、激しいビートに身をくねらせながらも「うた」と「メロディ」を正面から受け止める。音楽表現に対する反応を規定することほど無意味且つ押し付けがましいことはないが、筆者の視点からすれば、この日のオーディエンスは極めて真っ当かつ真摯な受け止め方をしていたように思われる。



珍しくドラムのシャークがMCし「オレ等は突き刺すことだけやってるつもりはない。このライヴで空間ごと違う世界へアガッていきたい」と語る。マヒトが「つまりロックンロールや。ロックンロールごっこじゃないからよろしく」と要約し、さらにギターのイーグルが「裸の付き合いしようぜ!」と締める。「USツアーで気がついたこと。アメリカ人はFUCKだ。日本人もFUCK。ロックンローラーだけLOVE。だからみんなロックンローラーになって下さい。」



ロックンロールへの信念を新たにしたGEZANのネクストステージの始まりを告げた90分のステージの純度・強度は今までで最高レベルに高かったのは間違いない。ただ、敢て言わせてもらえば、本当に「違う世界へアガる」つもりなら、演奏者も聴き手ももっともっと「裸になる」ことが必要であろう。中途半端な妥協では無く、全身全霊全てを晒け出した挙げ句に生まれる未知の世界を見たいと強く願う。そして、この四人ならばそれが可能だと確信している。



下と山
FUCKサインの
正攻法



           








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後藤まりこ/Negicco@東高円寺 二万電圧 2014.4.4(fri)

2014年04月06日 00時43分56秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


“東高円寺 サーチ&デストロイ”
後藤まりこ (ストロングスタイル)/Negicco


2009年に火災により閉店した、轟音聖地・高円寺20000Vの意志を継ぎ、2010年よりスタートしたライブハウス東高円寺二万電圧にて、後藤まりこがアイドルとの対バンシリーズ企画『東高円寺 サーチ&デストロイ』を実施する。後藤にとっては、昨年7月に世界最大のアイドルフェスティヴァル『TOKYO IDOL FESTIVAL 2013』に急遽参戦し、アイドルファンの度肝を抜いて以来のガチンコ・アイドル企画。

出演者は、常に衝撃的な話題を振りまき、3月5日にラストオリジナルアルバ ム『WHO KiLLED IDOL?』のリリースを発表している<BiS>、2月19日にアルバム『セカンドアルバム(仮)』をリリースし、初の全国TOURを 控えた<アップアップガールズ(仮)>、サイケデリックからブチ上げロックま で、変幻自在アイドル・ユニットとして人気急上昇中、ニューシングル「Untouchable EP」をリリースしたばかりの<BELLRING少女ハート>、そして新潟発J-POPアイドルユニットとして根強い人気を誇り、遂に活動11年目に突入した<Negicco>と、多彩な顔ぶれ。

なお、同イベントは4日間の通し券も発売され、こちらには後藤まりこが自らデザインを手がけるイベント・オリジナルT-shirtsが付属する。
“神”イベ必至のこの対バンシリーズ、チケット争奪戦は必至だろう。



大森靖子との一騎打ち以来、俄然筆者の興味を惹く大阪エキセントリック女子・後藤まりこがアイドルとタイマン勝負すると聞いたら、何を置いても参戦するしかない。会場は20年前に自分のバンドのホームグラウンドであり、21世紀には灰野敬二等のライヴで何度も通った20000Vを継承する二万電圧。昨年無謀にも参戦した下北沢シェルターのBiS 2マンライヴで、オレ以外全員モッシュ状態で無力さに絶望した体験をしたので、シェルターより狭い二万でOi!Oi!やられたら憤死・悶死・孤独死間違いなしと一瞬躊躇。しかし待て!最終日はロカドルの星、柔肌葱の三人娘。Nao☆,Megu,Kaedeなら傷ついた私に満面の笑みをくれるに違いない、と安心してチケット手配した。

日々のツイートで戦(いくさ)の様子が克明に報告される。ダイブがデフォルトの後藤まりこは毎日天井に頭をぶつけながら客の頭上で歌っているという。もちろん、BiSやアプガやベルハーも全力パフォーマンスで客を煽り、会場は酸欠状態でライヴ中断もあった模様。バックバンドなしで只一人孤独な闘いの後藤の気力と体力は持つのか?

Negicco


予想通りNegiccoファンは年齢層が高いので激しい現場にはならず、ネギライトを手にしてエレガントなネギソングを楽しめた。新曲「トリプル!WONDERLAND」が聴けてラッキーだったが、持ち時間が短く「圧倒的なスタイル」等定番曲をやらなかったのに若干欲求不満。そんなファンの為にワンマンライヴがあるのだと納得。



Negicco Set List
01. ネガティヴ・ガールズ!
02. 新しい恋のうた
03. ときめきのヘッドライナー
04. ルートセヴンの記憶
05. パーティーについて。
06. アイドルばかり聴かないで
07. さよならMusic

Negicco「Road of Negiiiiii ~Negicco One Man Show~」
2014年7月11日(金)東京都 WWW
OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売 3600円 / 当日 4100円(ドリンク代別)

【必読本】


後藤まりこ


換気のため20分程の休憩ののち、SEと共に後藤まりこ登場。最初からステージ前の柵から身を躍らせて全力のパフォーマンス。延ばした腕が客の腕と交差する。そのままダイブし、津波のように波打つ客の頭上を悶絶して転がりながらもマイクを離さず歌い続ける。無数の腕の上に見え隠れする姿は、天岩戸(あまのいわと)神話の天照大神のように神々しい。新時代の歌の女神が、東高円寺の爆音酒場に降臨した。5/27にワンマンライヴがある。



後藤まりこ Set List
01. ままく
02. M@HφU少女。。
03. Hey musicさん!
04. sound of me
05. 4がつ6日
06. ゆうびんやさん
07. m@u
08. あたしの衝動
09. 大人の夏休み
<アンコール>
10. POP(弾き語り)

後藤まりこ「510mariko Party @ SHIBUYA-AX」
2014年5月27日(火)東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売 3600円(ドリンク代別)

後藤まりこ二万電圧、Negiccoとの対バンで4連戦に幕


後藤さん
4日間
お疲れさん

<東高円寺サーチ&デストロイ>
3.31(mon)後藤まりこ×BiS、熱狂的対バンで東高円寺ダイブバトル



4.1(tue)怒涛のアプガvs後藤まりこ!熱闘ライブでフロア酸欠





4.3(thu)後藤まりこ×ベルハー、東高円寺でセーラー服バトル





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする