A Challenge To Fate

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注目のフランス産プログレ・ジャズ・ビッグバンド『The Very Big Experimental Toubifri Orchestra』ミニ・インタビュー

2021年09月10日 00時23分59秒 | 素晴らしき変態音楽


フランスのプログレ・ジャズ・オーケストラ、ザ・ヴェリー・ビッグ・エクスペリメンタル・トゥビフリ・オーケストラ(以下VBETO)に質問状を送った。答えてくれたのはフルート奏者のマチルダ・ブイヨ Mathilde Bouillot。実は英語が得意ではないらしく、シンプルな一問一答で終わったが、フランス語ができればもっと突っ込みたいと思わせる答えだった。

Q:VBETOの結成のきっかけを教えてください。その当時メンバーはいくつくらいでしたか?   
A:VBETOは2006年にリヨンでグレゴワール・ゲンセにより結成された学生バンドでした。結成当時メンバーは20~25歳でした。

Q:VBETOに影響を与えたバンドやミュージシャンはいますか?
A:あなたのCDレビューで名前がでたアーティスト(フランク・ザッパ、ヘンリー・カウ、マグマ、サン・ラ・アーケストラなど)に加え、グレゴワールはインドネシアの音楽やバリのガムランが特に好きでした。

Q:最初の公の活動はいつ、何でしたか?レコーディング、コンサート、それとも別の何か?
A:最初のコンサートは2006年、最初のアルバムは2014年でした。

Q:『Dieu Poulet』のコンセプトは何ですか?私は「ノアの方舟」「天地創造」「動物の謝肉祭」などを連想しました。
A:『Dieu Poulet (訳すとGod Chicken)』には特別なコンセプトはありません。しかし『Waiting in the toaster』の作曲がグレゴワールひとりだったのに比べて、今作は何人かが作曲しています。みんなオーケストラのメンバーです。

Q:アルバム収録曲の作曲者を教えてください。
A:曲ごとの作曲者(担当楽器)
M1: Sexe ! : Benoit (trombone)/ Hercberg (bass)
M2 : Les Anciens Humains : Hercberg (bass)
M3: Le Costume : Benoit (trombone)/Hercberg (bass)
M4 : Range ta chambre : Fontana (tenor sax)
M5 : Bléant : Narejos (tenor sax)/ Quemener (drum)
M6 : Aigüe : Quemener (drum)
M7 : Lune : Acchiardi (vibraphone) / Perret (keyboard)
M8 : Waiting for lips : Pasquier (former clarinet of the band)
M9 : Dieu Poulet : Mignot (guitar)
M10 : Tell me : Quemener (drum) / Hercberg (bass)

Q:VBETO以外のユニットで活動しているメンバーはいますか?
A:😎 トゥビフリ・オーケストラのメンバー全員が別のバンドで活動しています:
Keystone big band, Chromb, Bigre, ARFI, Pan-G, Tatanka, l'Attracteur étrange, Odessey&Oracle, Saint Sadrill, Rien Faire, Ni, Pigniol, などたくさん....!

Q:日本のビッグバンド、渋さ知らズを知っていますか?VBETOの祝祭的なパフォーマンスが渋さのライヴに似ている気がしました。
A:すみません、渋さ知らズは知りません。でも聴いてみます!

Q:フランスやヨーロッパにVBETOに似たビッグバンドはいますか?Bigreというバンドは知っていますが、繋がりはありますか?
A:はい!3人のトランペット奏者の中のひとりがBigreのリーダーです!

Q:Rock In Opposition(RIO)やプログレとの繋がりは?
A:RIOには2回出演しました。ご注意いただきたいのですが、バンドにはホルンやバスーンはいません。(そう聴こえるのは)金管とバスクラリネットだと思います。
  拙い英語で申し訳ありません。出来る限り努力しました。

https://toubifri.com/
最新アルバム『Dieu Poulet(ニワトリの神)』ディスク・レビュー

▼フルートがマチルダ嬢



●VBETOのユニークな活動のひとつ
トゥビフリ・ウォーク LA BALADE DU TOUBIFRI
VBETOの18人のミュージシャンが完全にアコースティックで、公園、庭園、畑、ブドウ園、廃工場、町の中心部などどこへでも出かけて行って演奏する“音楽の散歩”。
まずメンバーがいくつかのグループに分かれて観客と一緒に散策し、最後に全員集まって大きな野外コンサートを開催するという趣向。

LA BALADE DU TOUBIFRI - 2019


子供たち
実験音楽
楽しめる

▼2021年7月1日サン=ジュニ=ラヴァル(フランス東部のコミューン)でのトゥビフリ・ウォークの様子
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