A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

アーバンギャルド/ハイカラキャンディーズ@多摩美術大学 2013.11.3(sun)

2013年11月05日 00時24分22秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


多摩美術大学上野毛キャンパス芸術祭2013
ヨルイロブンカイ

ライブパフォーマンス

アーバンギャルド
O.A.ハイカラキャンディーズ

毎年この季節には何処かの学園祭にライヴを観に行く。会場は体育館や講堂や教室なので、音響設備や舞台装飾は俄作りで、基本的に学生の主催だから、演出や進行の仕切りが悪いケースも少なくない。実際に現場でトラブってドタキャンになることもあるし、出演者が暴れて施設が破壊された例もある。にも関わらず学園祭に惹かれるのは、チケット代が安いこともあるが、社会に出る前の学生達の夢と希望が弾ける一度限りの奇跡だからである。彼らのアマチュア精神とプロのミュージシャンや関係者とが出会うことでパフォーマンスの善し悪しと超えた何かが生まれる気がする。恐らく出演者にとっても、普通のコンサートやツアーとは違い、ある意味非日常的な経験かもしれない。学生が多いので観客のノリも普段とは違っていて面白い。



多摩美術大学の上野毛キャンパスは、夜間学部の校舎という。学園祭らしい馬鹿騒ぎはなく、落ち着いて発表や展示を観ることが出来る。ライヴ会場の映像スタジオはさすがアートスクールだけあり、テレビ局風のきちんとした設備。ライヴゲストはアーバンギャルドと翌日がでんぱ組.inc。どちらも万人向けというより、ファンが特定層に偏った個性派。なぜこの二者を選んだのか興味深いところ。やはり美大生は変わり者なのか。

ハイカラキャンディーズ


結成してまだ2ヶ月というピカピカの新人男女半々の4人組バンド。見るからに若いが演奏は悪くない。思い切りのいい女性ヴォーカルの明るいメロディが印象的な正統派ポップロック。女性ベーシストのロングヘアーが魅力的。アウェー環境でよく頑張った。




アーバンギャルド


長めのセットチェンジ中、一向にキーボードをセットする気配がない。代わりにブーンブンとベースの音が鳴る。何とサポート・ベースにメトロノーム/ケラ&ザ・シンセサイザーズ/へーけのリウを迎えたキーボードレス編成。これが凄かった!生ベースならではの強力なグルーヴにサウンド全体が波打つように迫る。瀬々とリウのアクションバトルが炸裂するパンク版前衛都市が姿を現した。よこたんオーラと男子群のテンションが拮抗し、新鮮な感動を与えてくれた。多摩美生も最後はアーバンギャル&ギャルソンと一緒に腕を挙げて高揚し、美大キャンパスに秋の嵐の如く愛と革命が訪れた。



URBANGARDE Set List
1. 都会のアリス
2. さよならサブカルチャー
3. 病めるアイドル
4. ベビーブーム
5. 保健室で会った人なの
6. スカート革命
7. 水玉病
8. なんとなくカタルシス
9. ときめきに死す
10. セーラー服を脱がないで
encore
11. 生まれてみたい
12. 堕天使ポップ



アートスクール
アーカーゲー(AKG
アーバンギャル
カーゲーベー(KGB

多摩美はでんぱ組の夢眠ねむの母校とのこと。それはそれは盛り上がるだろうが、チケットはとっくにSOLD OUT。
学園祭なめとったらどついたるぞ!

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