A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

日本の地下音楽から世界の極端音楽へ〜異端のサックス奏者・白石民夫、来日中。7/6六本木SDLX、7/8幡ヶ谷forestlimit、7/9新宿カリオン橋

2018年07月05日 09時45分22秒 | 素晴らしき変態音楽

2018.7.4 新宿カリオン橋 / 撮影:齊藤聡

ニューヨーク在住のサックス奏者白石民夫氏が来日し数カ所でコンサートを行っている。本ブログでも何回も取り上げたように、吉祥寺マイナーの地下音楽の代表格としと多大なリスペクトを得るとともに現代NY即興シーン随一の個性派ミュージシャンとしても人気を誇る現在69歳の白石の創造の泉は枯れることはない。

昨夜7月4日(水)は新宿西口カリオン橋にてパフォーマンス。80年代から続く白石のストリート・ライヴである。筆者は残念ながら都合が付かず観れなかったが、折からの台風接近の強風の中「そのせいなのか、奏法を変えたのか、これまでイメージしていた「白石民夫の音」と違う音が聴こえる場面も少しあって興味深かった」(zu-ja@rifuzuja氏ツイートより)という証言もある。


ライヴレポートは齊藤聡氏のブログに詳しい⇒「白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その5

白石の近年の活動を動画で追ってみよう。

●白石民夫 x ティム・ダール:
ニューヨークのアヴァンギャルド・シーンで最注目のベーシスト、ティム・ダール Tim Dhal と 白石民夫のセッション。
Tim Dahl and Tamio Shiraishi at HECK on 2018/02/28


●最凶のサックス・カルテット『SKYGGERIGE』
メンバー:
白石民夫 Tamio Shiraishi - alto saxophone
クリス・ピッツィオコス Chris Pitsiokos - alto saxophone
マット・ネルソン Matt Nelson - tenor saxophone
ルイーズ D.E. ヤンセン Louise D.E. Jensen - alto saxophone
Skyggerige at Copenhagen (2017/10/09) part 1 (quertet)


●白石民夫 x 山崎阿弥: NY at Muchmores 05/02/2018
Tamio Shiraishi and Ami Yamasaki @ Muchmores 5-2-18


●白石民夫 × ジャイナ・ブートレグ

個性派ヴォイス・パフォーマーのジャイナ・ブートレグとのデュオ。
Gyna Bootleg & Tamio Shiraishi at HECK on 20180515


残る日本でのライヴはあと三回

7月6日(金)六本木SuperDeluxe


不失者はここから始まった
SuperDeluxe presents 灰野敬二 × 白石民夫 and more!

開場 19:30 / 開演 19:30
料金 予約3000円 / 当日3300 (ドリンク別)

今から40年前の1978年、灰野敬二がバンド「不失者」を結成した。その活動は現在も存続し、もはやその ”音” による影響力は国際的にまで広がりをみせ、日本国内のアヴァンギャルドミュージックシーンを、今や世界に誇る一つのシーンとして発展させる一因となった。主にトリオ編成のバンドとして知られる不失者は、結成当初、白石民夫とのデュオから始まった。不失者はここから始まった。これは事実である。
現在、アメリカ NYで音楽活動を続ける、サクソフォニスト白石民夫の7月上旬の来日に伴い、日本地下音楽ファン待望の、灰野敬二と白石民夫の夢のデュオ共演がスーパーデラックスにて実現する!40年前のデュオから始まった、あの時の不失者は、時空を超えて再会し、どこへ辿り着くのか?!この貴重なライブを目撃しに来てください!!この機会、ぜひお見逃しなく!
また、この日の前座には不失者結成から40年の時を経た日本地下音楽シーンから2010年代に結成されたバンドを2組ピックアップ!昨年、NYで白石民夫と共演を果たしたGAIAMAMOO (ガイアマムー)。そして昨今国内で精力的に活動するエレファントノイズカシマシが初出演!さらに、DJには今を翔ける地下アイドル、姫乃たまも登場するぞ!
7月6日金曜日七夕前日、六本木スーパーデラックスでお待ちしております!世代を超えて変化し続ける、シーンの”今”はここからまた始まる。

出演:
灰野敬二 × 白石民夫《不失者はここから始まった》
GAIAMAMOO
エレファントノイズカシマシ
DJ:姫乃たま
https://www.super-deluxe.com/room/4496/
https://www.facebook.com/events/1901539046545646/


7月8日(日)幡ヶ谷forestlimit


"Tamio Shiraishi Live in Japan 2018"
open 19:00/start 19:30
¥2500+drink(当日券のみ)

白石民夫
工藤丈輝
久下惠生
工藤冬里
UMMMI.
META FLOWER
竹田賢一
宇波拓
Hair Stylistics(a.k.a.中原昌也)
後飯塚僚
鈴木健雄
渡邊智道
山崎春美
http://forestlimit.com/fl/?p=17464
https://www.facebook.com/events/187255321978536/

7月9日(月)新宿西口 カリオン橋(予定)
http://www.shiraishitamio.info/

白い石
灰の野原と
地下の民

●白石民夫インタビュー
(剛田武『地下音楽への招待』のためのインタビューより抜粋)

剛田:灰野敬二さんと不失者を結成するに至った経緯を聞かせてください。

白石:これもどこかで、書いていると思うけれど、マイナーはけっこういろいろな組み合わせのセッションをやるチャンスが多かった。で、彼はたまたま、俺のパーカッションを見たらしくて、しばらくたってから、俺を誘ってきた。

剛田:不失者での活動のなかで、特に印象に残っている出来事がありましたら、訊かせてください。

白石:ほんのちょっとの期間しかやっていないので、あまりないけれど、とにかく、練習は、音を使った「ケンカ」みたいなもんで、すごく疲れる「練習」だった。ただ、未だに、俺の練習は、その傾向(つまり「ケンカ」みたいなもん)があるのは、その時に身に染み付いたせいかな。
まあ、あと印象に残っているのは、警官が来たんだよね、マイナーに、練習しているときに。「女性の悲鳴らしいものが聞こえる、という110番があった」ということで。彼のボーカルが女性の悲鳴に聞こえた、ということね。

剛田:白石さんから見た灰野敬二さんの人物観を聞かせてください。

白石:音楽家だなあ、と思ったね。いわゆる普通の「音楽家」は音楽屋であって、音楽家なんかではない、という意味も含めてね。今となっては、俺もベテランだけれど、当時の俺は、音楽というのは、いろいろな意味で知らなかったしね。そう、上で書いた「音を使ったケンカ」というのは「正しい」音楽(の一つ)だと思うよ。

剛田武著・加藤彰編『地下音楽への招待』(ロフトブックス)


1978年、吉祥寺に開店した一軒のジャズ喫茶は、その一年後「Free Music Box」を名乗り、パンクよりもっと逸脱的(パンク)な音楽やパフォーマンスが繰り広げられる場となっていく──「Minor Cafe」として海外でも知られるようになったこのスペース、吉祥寺マイナーの“伝説"は近年とみにマニアたちの関心を惹くものとなった。しかし、そこには前史や後史、あるいは裏面史など時間的にも空間的にもさらなる広がりと深さを持った、さまざまな出来事と人物たちの「流れ」と「つながり」があったことは、あまり、否、あまりにも知られていないのではないか。本書は、そうした現場の一端に立ち会ってきた一人の目撃者=体験者が、ミュージシャンやパフォーマー、オーガナイザーたちとの再会や対話、またメディアの再検証を通じて、日本のメジャーな音楽シーンが80年代の多幸症に向かうなか、そのパラレルワールドのようなものとしてあった「地下音楽」の世界を描き出す、初めての試みである。 ○列伝形式による人物の体験と記憶の紹介──園田佐登志/藤本和男/鳥井賀句/竹田賢一/白石民夫/工藤冬里/原田淳・増田直行/安井豊作/生悦住英夫/山崎尚洋/山崎春美etc. ○吉祥寺マイナー、高円寺ブラック・プール、横浜 夢音、法政大学学生会館、モダーンミュージックなど伝説のスペース、『ロック・マガジン』『フールズ・メイト』『ZOO』『マーキームーン』『HEAVEN』など伝説の音楽誌、サブカル誌にまつわるエピソードを多数掲載 ○間章、阿部薫、高柳昌行ら今は亡き伝説的人物、灰野敬二、裸のラリーズなど今もなお地下音楽の世界に君臨するアーティスト、また若き日の坂本龍一、近藤等則、町田康らの活動と、その時代背景や文脈を詳細な註釈で解説紹介 ○吉祥寺マイナーほかの秘蔵フライヤーを誌上公開 ○CDは全18曲(うち14曲は未発表音源)・計76分を収録
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