A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

中原昌也/キノコホテル@タワーレコード渋谷 2011.4.16(sat)

2011年04月18日 00時36分09秒 | 素晴らしき変態音楽
といっても両者が共演した訳ではない。中原氏は7Fタワー・ブックスで自伝「死んでも何も残さない」出版記念ミニ・ライヴ&トーク+サイン会。キノコホテルはB1 Stage Oneで「マリアンヌの恍惚」購入者対象のプチ実演会。時間が1時間ずれていたので両方観ることが出来た。ラッキー。

タワー・ブックスの一角にステージを作りその上で中原氏が機材をセッティングしている。椅子が20脚くらい並べられていて3列目に座る。開演時間は17時だったが、それを待たずして中原氏が音を出し始める。珍しくサンプリングを多用したミュージック・コンクレートだ。ドラムの連打にイージーリスニング風のキーボードを重ねる。徐々にドラムの打撃音主体になり、エフェクターによる電子音が鳴り響く。明るい店内で観るといつもより楽しげに機材をいじっている中原氏が微笑ましい。20分ほどしたところでアンプの調子が悪くなり音が途切れ途切れになってしまい、そのままなしくずし的に演奏終了。続いてboidの樋口泰人氏とのトーク・ショー。震災の話から始まり、中原氏がライヴ中止で金欠になったことや、仙台を訪れた樋口氏による現地の映画館の壊滅的被害状況報告から、都知事選で石原慎太郎が当選したことに関しての不満と嫌悪、震災以降映画を観まくっている中原氏の最近の映画批評など、肝心の自伝にはほとんど触れないまま終始。トークの途中で私はB1へ移動。

Stage Oneはギュウギュウの満員かと思っていたら意外に後ろの方は空いていた。初めてキノコホテルを観るという人も多く、ノリは割とおとなしめで初期の頃の実演会を思い出した。「珍しく万遍なくお客さんが入っているわね」と支配人。この日の朝札幌から戻ったばかりという4人はその疲れも見せない熱演。札幌では大歓迎を受けて美味しいものを食べてよほど楽しかったそうだ。10曲40分の十分満足のステージ。支配人はキーボードの上に上がり足やお尻で鍵盤を弾く破廉恥プレイを披露。アルバム未収録(特典CDに収録)の「砂漠」を聴けたのが嬉しかった。

Set List
1.静かな森で(イントロ)
2.キノコホテル唱歌II
3.人魚の恋
4.砂漠
5.白い部屋
6.もえつきたいの
7.非情なる夜明け
8.愛人共犯世界
9.キノコノトリコ
10.キノコホテル唱歌

帰りに物販で6月の新宿ロフトでのレコ発実演会のチケットを買おうと並んだが、2日間の通し券しか販売しておらず、2日連続では行けないので断念。代わりに震災募金のリストバンドを購入。

ヘアスタとキノコホテルの対バン誰か企画してくれないかな。意外に合うと思うのだが。




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