A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン@ブルーノート東京 2011.12.6 (tue)

2011年12月08日 00時24分02秒 | 素晴らしき変態音楽


菊地成孔 presents "SYNDICATE NKKH -DCPRG & AMERICAN CLAVE-"。
今まではアウトドアやスタンディングの会場でのライヴが殆どだった菊池成孔氏率いるDate Course Pentagon Royal Garden(DCPRG)がブルーノート東京に初登場。昨年活動再開し今年ジャズの名門Impulseからメジャー・デビューを飾った彼らのライヴを観るのは実は初めてだったりする。客層はもっと若いかと予想していたが、そこは格調高いブルーノート、30代以上と思われる比較的高い年齢層が中心。

出演メンバーは菊地成孔(CDJ,key)、坪口昌恭(key)、丈青(key)、大村孝佳(g)、アリガス(b)、千住宗臣(ds)、田中教順(ds)、大儀見元(perc)、津上研太(sax)、高井汐人(sax)、類家心平(tp)の11人。ツイン・ドラム+コンガの生み出すポリリズムと骨太のグルーヴを作るベースライン、その上にエキセントリックなインプロヴィゼーションが展開される。1970年代のエレクトリック・マイルスの影響の濃いジャズ・ファンク。菊池氏は踊るような身振りで指揮をすると共にCDJで英語のスピーチをスクラッチしたりキーボードでスペーシーな音響を奏でたりする。曲はほぼメドレーで演奏されたが、1曲目が終わったところで「デートコース・ニューヨーク・シンジケートから参加」と紹介されキップ・ハンラハン・バンドのサックスのヨスヴァニー・テリー氏が加わる。坪口氏がヤン・ハマーよろしくポータブル・キーボードを肩から提げて客席を歩きまわって演奏する。全編を貫く強力なダンス・ビートに身体がウズウズする。本編が4曲で1時間強。アンコールに応えて再び登場するが、「楽しくて長く演奏し過ぎて"契約時間"を超えてしまったので、大人の事情でアンコールは猛スピードでやります」と菊池氏。しかし結局アンコール曲も10分の長さ。

Set List:
1. Circle/Line
2. Playmate at Hanoi
3. Catch 22
4. Structure I
Encore. Duran

メンバーの数から渋さ知らズと比較することもできるが、DCPRGの方が明らかに近未来的でクラブ志向(渋さは土着的でお祭り志向だもんね)。サックスの津上氏、ギターの大村氏をはじめ演奏は素晴らしかったが、やっぱりスタンディングのクラブでロングセットを楽しみたいものである。



踊りましょう
デートコースで
ご一緒に

ブルーノート東京は久しぶりだったが、骨董通りの街並がずいぶん変わっていて驚いた。
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