A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【爆裂女子-BURST GIRL-】デビュー記念『爆裂の輪』TH eROCKERS/THE ROOSTERS/LÄ-PPISCH/tricot/大森靖子/VENOMetc.

2018年01月08日 23時35分32秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

Pix by Risaki Kakizaki


爆裂女子-BURST GIRL-
これは暴動のアイドルではない。アイドルの暴動である。
2017年10月に零、ゆらぴこ、りんちゃま、都子の4人で結成されたセルフ運営・セルフプロデュースの暴れまくりパンクロックアイドルグループ爆裂女子-BURST GIRL-。東京都内を中心に1月7日活動開始!!



「爆裂女子デビューライブ」
2018年1月7日(sat)@渋谷Milkyway
10:00 Open / 10:30 Start
2500円+D代(600円)
Broken ByThe Scream/Candye♡Syrup/NECRONOMIDOL/爆裂女子-BURST GIRL-



昨年8月に解散したアイドルグループ、偶想Dropの元メンバー4人による新グループがデビューを果たした。解散の数ヶ月前にメンバーの都子に突然ハマり爆推しした筆者にとってもでんぱ組.inc再始動に続く待望久しい欲望発散現場の復活である。デビューライヴは早々にSold Out。対バンもオレ得なイベントに、届いたばかりの爆裂女子特製ツナギを着込んで出かけた。魔ヲタや見覚えのある偶神の姿が多くコミュ障の筆者でも居心地の良さそうな現場だった。

3階から地上の道路まで続く長い列に並びやっと入場した時にはBroken ByThe Scream(BBS)が始まっていた。激しいロックに十代のメンバーが歌い踊るラウドアイドル期待の新星である。Candye♡Syrup(キャンシロ)は推しメン初音いちごが欠席のため赤ペンライトを振れず残念だったが、レアな3人体制のパフォーマンスでも過激さに差がないのが面白かった(萌え要素はいちご抜きではややロス有)。偶想Dropの盟友といえるNECRONOMIDOL(ネクロ魔)はレベルアップした迫真のステージ。USツアー後のパフォーマンスは次元が違う。



いよいよ待望の爆裂女子-BURST GIRL-のデビューパフォーマンス。ヲタが一斉にステージ前方に押し寄せる激しすぎる現場だが、偶ドロ時代からの定位置下手スピーカー前は比較的安心。テーマ的な「BURST GIRL」の”爆裂爆裂爆裂爆裂”というコーラスが最高。推しメン都子が初のデスボイスを披露、初々しさに萌え悶え。零のスターリンTと亜無亜危異腕章が嬉しい。りんちゃまのワチャワチャ感、ゆらぴこのゆらスマイルも輝いている。バトル・ロッカーズのカヴァーを含め予想以上にロッキンなパフォーマンスに今後の爆女の活躍は保証できる。個人的にこれまで以上の激しさで都子爆裂推しを心に誓った。

爆裂女子‐BURST GIRL‐ 2018/1/7「爆裂女子デビューライブ」in 渋谷milkyway


デビューライブで満員御礼とのことで特典会の接触は慌ただしかったが、4人の門出を祝うために『爆裂』繋がりソング/アーティストをピックアップしてみた。

音楽界に広がる【爆裂の輪】

●バトル・ロッカーズ『爆裂都市』


石井聰亙監督の、近未来を舞台にしたアクション映画のサントラ盤。この映画のために編成されたルースターズとロッカーズのメンバーによるバトル・ロッカーズが音楽の主役。

爆裂女子の名前の由来は1982年に公開された石井聰亙監督映画『爆裂都市 BURST CITY』。ザ・ロッカーズ、ザ・ルースターズ、スターリンといったパンクバンドが出演しているが、当時の筆者は吉祥寺ぎゃていでバイトを始め地下音楽にハマりつつあったため、「メジャーに魂を売ったパンクは興味ないぜ」とツッパって観なかった。35年経ってみれば素直にカッコいいと思える。

セルナンバー8 バトル・ロッカーズ 爆裂都市



●ザ・ルースターズ『レッツ・ロック』


カリスマヴォーカリスト大江慎也を中心とし、北九州で結成された4人組ロックバンド、ルースターズのメンバーや陣内孝則らも出演した映画『爆裂都市』のサウンドトラック。

シーナ&ザ・ロケッツ、ARB、ルースターズ、ロッカーズ、モッズなどがめんたいロックとして話題になった80年代初頭、筆者もブリティッシュビートのようなシンプルなR&Bに憧れた。しかし歌える友人がおらず断念。もし大江慎也のようなカッコいいヴォーカルが居たら、三つボタンのスーツとリッケンバッカーでピート・タウンゼント張りのモッズバンドをやっていたかもしれない。歌える4人の爆女にはストレートなR&Bアイドルソングをやって欲しい。

THE ROOSTERS LET'S ROCK(DAN DAN)



●レピッシュ『爆裂レインコート』


1988/9/21release,レピッシュ,メジャー・シーン台頭第2弾『WONDER BOOK』に収録。相変わらずエネルギッシュにパワフルにコミカルに迫っているがかつてのハチャメチャが安定したスタイルをとりつつあるように思える。プロデュースは彼ら5人,作詩・作曲もすべてメンバー自身の作だ。

80年代半ばのバンドブームから登場したレピッシュは早過ぎたミクスチャーロックだった。ホーンの導入、スカやアフリカン・ビート、ファンク・ベースなど、英米のオルタナロックより早く様々な非ロック要素をミックスしていた。アンジー・筋肉少女帯と共に「ポコチンロック」と呼ばれたが、ふざける一方で高度な音楽性も持っていた。爆裂女子にもミクスチャー系ナンバーがあってもいいかも。

LÄ-PPISCH レピッシュ「爆裂レインコート(胎児の夢)」LIVE



●tricot『爆裂トリコさん』


2011年8月2日からライブ会場限定で販売し2500枚を完売した1st ミニアルバムをリマスターした再発盤。2014年4月リリース。tricotのライブで最も盛り上がる代表曲の一つ「爆裂パニエさん」を収録している他、新録1曲を追加した6曲入りミニアルバム。

変拍子多様のテクニカルなパフォーマンスで知られるテン年代女子ロックの左派トリコがデビュー間もなく「爆裂」をタイトルにしていたことは、爆裂女子の先輩格としてリスペクトしたい。MVのワチャワチャしたパフォーマンスも参考にしたいところ。

tricot『爆裂パニエさん』MV



●れるりり『聖槍爆裂ボーイ』


今話題のニコニコ動画で、累計関連動画総再生数2500万再生以上を誇る、神曲「脳漿炸裂ガール」の『れるりり』唯一のボーイ曲「聖槍爆裂ボーイ」がついにオリジナルで2014年10月リリース。「地獄型動物園」とは一線をおいたこの作品は、男性ボーカリストからの要望が多数あり、現代の優柔不断な男の子の心情を詠う!

ボカロ音楽自体がゲームやアニメの世界感の延長なので炸裂や爆裂といった形容詞が似合う。ニコ動での歌ってみた動画の数が多いほど爆裂具合が高いのだろう。個人的には着いて行けないが、爆女世代には刺さるかもしれない。そういえば爆女にゲーム廃人が居ないことに気付いた。

Holy Lance Explosion Boy - rerulili feat.KagamineRen / 聖槍爆裂ボーイ - れるりりfeat.鏡音レン



●爆裂パンダ『爆裂花火』


大分で活動する大学生四人組バンドです。南大分夏祭りのテーマソングの「爆裂花火」、OCTケーブルテレビ放送「キンコンカンコン」のエンディングテーマを担当した「夢の軌跡」を含む三曲の作品になっております。ボーカルの神出 鈴香の優しい声質とキャッチーなメロディーが醍醐味です。押し曲は、夢の軌跡です。爽やかな青春の似合う一曲となっております。

大分のローカルバンド。大分にパンダは居ないが、パンダ好きは居る。しかし、平和なパンダのイメージと正反対の爆裂を名乗るとはやや屈折したパンダ愛かもしれない。爆女の特攻娘りんちゃまのぬいぐるみ愛に通じている。

爆裂パンダ / 爆裂花火 Music Video



●FES☆TIVE『大江戸爆裂花火姫 』


2013年デビュー、お祭り系アイドルグループFES☆TIVE(フェスティブ)の2016年7月の1stアルバム『ワッショイレコード』に収録。グループ名は「フェスティバル」「ポジティブ」「アクティブ」を組み合わせた造語である。

お祭り⇒花火⇒爆裂と連想すればキラキラ系アイドルが爆裂ソングを歌う理由が理解できる。しかし爆裂するのはメンバーではなくあくまで花火なので、爆裂⇒過激と連想するのは正しくない。そんな異なるベクトルの両者が爆裂繋がりで対バンしても面白いかもしれない。

【FES☆TIVE】『大江戸爆裂花火姫 』振りコピしちゃお



●大森靖子『♥爆裂! ナナちゃんとイく ラブラブ洗脳ツアー♥〜ノスタルジック中野サンプラザ〜♥』


全公演ソールドアウト。大盛況のうちに終了した、大森靖子のメジャーデビュー後、初全国ツアー「爆裂!ナナちゃんとイくラブラブ洗脳ツアー」より2015年4月26日に行われたツアーファイナル@中野サンプラザ公演模様を映像化!

激情系シンガーソングライターという枕詞も懐かしい大森靖子は今や「超歌手」を名乗る。昨年は1度も観なかった。最後にガッツリ観たのはこの中野サンプラザ公演だった。昔のようにアイドルイベントに出演することはほとんどなくなったが、爆女とは何処かで対バンしてもらえればまた観れるだろう。

大森靖子「新宿」@中野サンプラザ 10/7 Blu-ray&DVD発売



●VENOM『Bursting Out』


ヴェノム(VENOM) は、イングランド出身のヘヴィメタル・バンド。1979年結成。NWOBHM期に台頭し、「スラッシュメタル」「スピードメタル」「ブラックメタル」等の分野において、その音楽性・世界観の基礎を創り上げた始祖的グループとして知られる。1982年の2nd『Black Metal』に収録。

爆裂は英語でBurst(バースト)。バーストする音楽と言えばヘヴィメタル。その中でも激しさ・過激さではサバを抜くVENOM(毒液・恨み)のバーストソングは、爆女がカヴァーしてもカッコいいハードコアパンクナンバー。

Venom: Bursting Out - Live '90



●Bullet For My Valentine『Hearts Burst Into Fire』


ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン(英: Bullet for My Valentine)は、ウェールズ出身のヘヴィメタル・バンド。略称は「BFMV」。2000年代以降の新世代メタルグループとして台頭し、欧州専門誌主催の各賞を数多く受賞するなど、同国を代表するブリティッシュ・バンド。2008年1月、2ndアルバム『スクリーム・エイム・ファイア - Scream Aim Fire』に収録。

VENOMに比べて正統派メタルのBFMVはどちらかというとネクロ魔向けかもしれないが、ポップなメロディと印象的なツインギターは爆女のステージに花を添えるに違いない。タイトル通り「心が炎に燃え上がる」萌えきゅんソングになるだろう。

Bullet For My Valentine - Hearts Burst Into Fire


爆裂女子
爆萌え爆推し
爆現場


*爆裂都子=ばくれつとし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする