A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

進化する新時代の子供たち(Nouveaux enfants évolution):イーグルス/リザード/ナゴム/W&JAS

2013年10月22日 00時15分15秒 | 妄想狂の独り言


子どもの能力は時代と共に進化する。時代の流れに戸惑いを隠せない、夢見るママス&パパスの元にもコウノトリは新しい子供(nouveaux enfants ヌーヴォー・ザンファン)を配達する。本稿が新たなる親子関係を築く手引きになれば幸いである。

●イーグルス「ニュー・キッド・イン・タウン」


1976年の大ヒット・アルバム『ホテル・カリフォルニア』からの1stシングルが「街の新入り」。スピリット(魂・酒)の置いていないホテルを舞台に、ウェストコースト・ロック界の凋落、ひいては商業主義化したロック界への皮肉、あるいは現代社会・都市社会の歪みへのアンチテーゼなど、からっぽの時代への挽歌。「君が歩けばみんな君のことを話す でもそれは新しい奴が来るまで その後は君はみんなに忘れ去られる」と入れ替わりの激しい時代の潮流を歌ったの曲は、情報が絶えずタイムラインを流れ去る現代社会を先取りしていた。




●リザード「ニュー・キッズ・イン・ザ・シティ」


東京ロッカーズの雄リザードの1979年のデビュー・アルバム『リザード』のオープニングを飾るのが「都市の新しい子供たち」。イーグルスが嘆いた旧態然としたロック界にNO!を突き付け、新時代の到来を宣言した。三島由紀夫に心酔する極真空手の闘士、絞殺し(Strangler)のジャンことJ.J.バーネルのプロデュースは、クールで近未来的なエレクトロ・ロックに結実。「新しい子供達が生まれ 新しいヴィジョンが生まれる 新しいモラルがつくられ 新しい世界が生まれる」。僅か3年で情感ある夕刻のホテルが無表情な月夜の石油コンビナートに変貌した。




●V.A.「子どもたちのCity」


80'sインディーズの代表レーベル、ナゴム・レコードはバカバカしさに溢れた何でもアリの子ども天国だった。ナゴムには「あつまり」とタイトルされたオムニバスが3作あるが、1987年メジャーのディスコメイト(!)レコードからリリースされたのが本作。筋肉少女帯、人生、ばちかぶりなどナゴム系とパパイア・パラノイア、ゴーバンズ、メトロファルス等キャプテン・レコードのバンドを収録。ケラリーノ・サンドロビッチによるイラストが楽しい。タイトル通りのKids Cityだった80年代サブカルチャーを象徴する。







●W&JAS「New Kid In Town」


結成13年目の韓国の実力派エレクトロ・ポップ・バンド「W(ダブリュー)」がヴォーカルに魔性の声を持つ女性シンガーJASを迎えてW&JASとして始動、初のミニ・アルバムが「街の新顔」。宇宙的な深みのあるエレクトロ・ポップの真髄を追求する彼らが、前衛都市同様、新顔の参入により新たなレベルに挑戦する。。



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