A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

大友良英 One Day Ensemble@本郷中央教会 2011.3.5 (sat)

2011年03月07日 00時23分31秒 | 素晴らしき変態音楽
大友さんのツイッターで情報を知って申込んだライヴ。主催がJTB。何でまた?と思ったら、文京区の街起こしプログラム「文の京(ふみのみやこ)」日帰り体験ツアーの一環だった。昼の3時開演である。

本郷中央教会は昭和初期に建てられた歴史を感じさせる建築物。ライヴ会場の礼拝堂は昔の小学校の講堂のような天井の高い懐かしい香りのする場所だった。チケットはSold Outで約200人の観客で満席。30~40の年配の人が多い。

ステージにはグランドピアノとヴィブラフォン、各種パーカッションが置いてあるだけでアンプや楽器の類いは他には無い。どんな演奏が繰り広げられるのか想像がつかない。

大友氏は最近インスタレーションに凝っているらしく演奏だけではない体験的要素を持ったイベントに興味があるという。この日のライヴも「聴く」ことよりも「体験する」ことを重視したパフォーマンスだった。

第1部は教会にある2台のオルガンを使い、ピアノの弦、ヴィブラフォン、サインウェーヴなどの音数の少ないミニマルな演奏。20分程であったが動きの無いドローン音に眠気を誘われる。ふと気がつくと演奏が終わっていた。

休憩の後、10人のアーティストによる集団即興。2階席や通路を使ってアーティストが動きながら演奏する。パーカッションの芳垣安洋氏、サインウェーヴのSachiko M嬢、テニスコーツの植野氏とSaya嬢、ギターの秋山徹次氏などが参加。大友さんは2階でギターを弾いたり、1階に下りてきてシンバルやピアノを演奏したり。観客は上を見たり後ろを振り返ったり忙しい。
テニスコーツの二人がメロディーのあるポップな曲を聴かせ、次第にアブストラクトな即興に移る、その繰り返し。音の反響する教会の中でアンプを通さないパーカッションやアコギの微音がよく聴こえる。観てて楽しく、心をリラックスさせてくれる1時間だった。普通のライヴでは経験出来ない素敵な午後のひとときを過ごした。

教会で
楽しい時を
過ごしましょう

大友さんは4月の新宿Pit Inn3Daysでもこうしたインスタレーション寄りのパフォーマンスを行うという。


★自宅のMacが故障しました。もしかしたら当分ブログ更新が出来ないかもしれません。何とか方策考えますが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする