こびない勇気～マスドレ「ひきずるビート／まで。」

キノコホテルに続いてマスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSがメジャー・デビューした。こちらは大手のEMIミュージックからだ。

元々EMIのオーディションで評価を得たバンドであるから遅かれ早かれEMIからデビューすることは分かっていた。
メジャー・デビューとは言っても、サウンドの感触はインディー時代と驚く程変っていない。むしろゴツゴツとしたビートがより自己のスタイルを明確化している。この音は爽快である。
そして今回はDVDとの二枚組である。DVDには昨年10月の高円寺20000V（現在は閉鎖中）での20分に亘るライヴ映像を収録。これが凄くいい。素晴らしい編集が成されていて、ノリのいい観客のモッシュとともに彼等のライヴの凄さを実感できるものになっている。
マスドレがメジャー・シーンでどの程度受け入れられるか分からないが、愚直なまでに自らのスタイルに拘る彼等の姿勢はぬるま湯のような音楽界に一石を投じると思う。

ひたむきに
前だけを見て
突き進め

意外とオリコン上位に入ったりするのかも。