遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

石垣りんさんの詩

2024-08-07 11:34:00 | 日記
8月6日(火)今日は広島に原爆が落とされた日。
詩人の石垣りんさんの忘れられない詩がある。

    午前八時十五分は 毎朝やってくる
    一九四五年八月六日の朝
    一瞬にして死んだ二五万人の人すべて
    いま在る あなたの如く 私の如く
    やすらかに 美しく 油断していた。
                      (『挨拶』)

購読している新聞によると、米軍は原爆投下の「適地」を求めて、日本
各地に模擬原爆(パンプキン)を投下したが、そのうちの1個は神戸の
摩耶山付近だったらしい。神戸の市街地や港に川崎重工業などの軍需工
場があったから選ばれたようだ。神戸が「適地」と認定されていたら、
一瞬にして壊滅した危険性もあった。
広島の原爆の日の「平和記念式」では岸田首相が「核抑止力に頼らない
世界を」と訴えたが、アメリカの核の傘にぬくぬく頼っている日本の現
状から、むなしく聞こえる。でも、核兵器の使用をほのめかすロシア、
核開発を進める北朝鮮の「脅威」の前にすると、核の傘からの脱却もま
た、不安を覚えるのも事実。理想と現実のはざまで、いつまで漂うのだ
ろう。

  立秋(7日)を前にキンカンの実も大きくなってきた


  カンナも日陰で頑張っている

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