遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

広重ぶるう

2024-05-02 11:26:07 | 日記
5月1日(水)9時20分に起きる。雨戸を開けると、小雨が庭木の葉を
濡らしている。
今日から風薫る5月、一年で一番緑が輝く美しい季節だ。

午後、雨が降ったりやんだり、はっきりしない肌寒い陰気な天気。買い
物にも出ず、録画していたNHKBSのドラマ「広重ぶるう」を観る。
愛読している時代小説作家梶よう子の同名の作品(新潮文庫)のドラマ
化。
幕末の江戸で、葛飾北斎と並び称された浮世絵師・歌川広重と、彼を支
える妻・加代の物語。広重を阿部サダオが演じ、優香、長塚京三、高嶋
政伸、笹野高史など芸達者が脇を固め、ゴッホに影響を与えた「名所江
戸百景」などを世に出すまでの苦闘や江戸の画商、出版業界を1時間50
分にわたって描く。
梶よう子さんはほかに「北斎まんだら」、「ヨイ豊」(いずれも講談社刊)
など、江戸の絵師たちを描いた歴史小説が知られている。
「広重ぶるう」は当時高価だったヨーロッパの青い絵の具で、ベルリ
ンで作られていたことから「ベロ藍」と言われていたという。
なお「広重ぶるう」が見たくなり、講談社発行の画集「広重TOKYO名
所江戸百景」は高価(2750円)だったけど、アマゾンに注文した。

<「広重ぶるう」(新潮文庫)>


今夜の阪神タイガース、広島とのナイターは12回引き分け。阪神が先制
したけど、追いつかれての引き分けだから、負けなくて良かったというべ
きか、半分負けたというべきか。10時半までTV観戦、疲れたあ。

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2 コメント

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Unknown (ロン)
2024-05-02 12:02:36
浮世絵師のお話は好きで古くは高橋克彦さんや原田マハさんや藤沢周平さんも書いていらっしゃいますね
広重ぶるうはまだ未読なので読んでいませんが、読んでみたいと思いました
テレビの阿部 サダヲさんが広重役とはぴったりだと思ったのですがいかがでしたか?
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Unknown (リュウ)
2024-05-02 22:22:40
ロンさん、コメントありがとう。
浮世絵師を取り上げる作家は多いですね。
梶よう子のほかに、朝井まかてが「眩(くらら)」(新潮社)で、
北斎の娘でやはり浮世絵師の「お栄」を書いています。
阿部サダオは個性派の俳優ですが、広重もはまり役だったと思います。
「広重ぶるう」を是非お読みください、面白いよ。
話変わるけど有川ひろの「旅猫リポート」の番外編のような
「みとりねこ」(講談社)も面白いからどうぞ。
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