遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

浅田文学の源流

2024-08-28 10:30:46 | 日記
8月27日(火)朝からテレビは台風のニュースで持ち切り。まだ
予兆は感じられず、空は真っ青に晴れ相変わらず真夏の暑さだ。夜
になって少し強いにわか雨が降ったが。

今日は久しぶりに、夕餉の食材を買い出しに近くのスーパーに出か
ける。大好きなスペアリブの甘酢煮、野菜サラダ、定番の焼き白ネ
ギのポン酢漬け、マグロのたたき(総菜)。主夫業再開だ。
娘の夏休みで、しばらく外出せずエアコンの効かせた部屋に籠って
いたので、少し歩いただけでどっと疲れが出た。高年になると、少
しでも運動不足が続くと、足腰が弱りフレイルが進行するんだろう
な。もう少し涼しくなると、散歩をして運動不足をなくさないとあ
かんなあ、と思う

今日、浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」(集英社文庫)を読んだ。
直木賞受賞作で、浅田次郎の初期の作品。同文庫本には表題の
「鉄道員」のほか、「ラブ・レター」、「悪魔」など7編の短編集で
あることを初めて知った。
浅田昨品は「蒼穹の昴」「憑(つき)神」「流人道中記」「きんぴか
(3部作)」「大名倒産」「お腹召しませ」などずいぶん読んだが、
「鉄道員」は名前だけ知っていたが未読だった。
お読みになった人も多いと思うけど、わずか47ページの短編だ
が、感動した。もっと早く読んでおけばよかった、と後悔した。
一緒に収められている「ラブ・レター」や「角筈(つのはず)に
て」などの短編も、浅田文学の源流を見るようで、新しい読書体
験だった。

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2 コメント

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浅田次郎さんは (菜の花)
2024-08-28 10:55:46
今日は。
浅田次郎さんの文章は読みやすくて好きな作家のお一人です。暑さに負けて本を読む気力が湧きません。秋になるのが待ち遠しいです。
返信する
Unknown (Unknown)
2024-08-28 21:54:39
菜の花 さん,コメントありがとう。
そうですねえ、浅田作品は読みやすく、分かりやすく、親しみ
がわきます。
こういう文章もまた、名文というのでしょうね。

こんなに暑いと、エアコンの効いた涼しい部屋でないと絶対に読書
はできません。
だから本を読むときは、ガンガンエアコンをつけています。
返信する

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