遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

猫のお話ししよう

2024-01-24 11:55:31 | 日記
1月23日(火)9時に起きる。天気予報通り、外は冷たい風。
今日から第一級の寒波が来るそうだ。大阪地方の天気図にも、雪マークが
出ていた。まあ、雪と言ってもちらつく程度だろうけど。

ブロガーさんたちは楽しい趣味などをお持ちで、日記で拝見するのは楽しい。
「猫好き」も多いようだ。猫好きは趣味といえるかどうかだけど、猫派さんに出会
うと、思わずニヤリとする。

猫をテーマにした小説は、夏目漱石の「吾輩は猫である」が知られているが、有川
ひろさんも相当の猫派で、昨年のNHK「ネコメンタリー」で紹介されていた。
その有川さんの小説「旅猫リポート」(講談社文庫)が面白かった。
一緒に暮らしている野良出身の猫「ナナ」を、ある事情から手放さなきゃならなく
なったサトルが引き取り手を求めて、友人たちを訪ね歩くロードノベル(旅小説)。
猫好きの人たちもそれぞれの人生を背負いながら、「ナナ」にかかわる。サトルの
抱える「ある事情」とは・・・
「夜中に猫がほてほて踏んでいく重みって何て幸せなんだろう!」
「旅猫リポート」の中で出てくる。思わず「我が意を得たり」膝を打つ。我が家の
愛猫カナも、まさに夜中から明け方に「ほてほて」布団の上に乗ってきて、丸まっ
て寝るからだ。猫好きなら、一度は経験する至福のひと時だろう。

猫が登場する小説に田牧大和「鯖猫長屋ふしぎ草紙」(PHP文芸文庫)がる。シリ
ーズもので、これまで10巻を数える。江戸の長屋に「サバ」と呼ばれる鯖模様の三
毛猫がいて、飼い主を顎(あご)で使っている。長屋の起こる不可解な事件に、そ
のサバが挑む。心温まる「大江戸謎解き人情ばなし」(帯評から)が楽しい。
もうすぐ猫の日、2月22日(ニャンニャンニャン)が来る。
コメント (4)
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