月に4回、謡と舞の稽古場として拝借している「杵家会館」は恵比寿駅から徒歩5分、代官山駅からは3分ほど。
御宗家の杵家彌七様より
「能のお謡いの説明と稽古をお願い出来ませんでしょうか?」
と依頼されたのは、たしか今年のはじめごろ。
「長唄の方々にどのようにご指導したらいいのか? 私では力不足で自信がないなあ…」
と思ったが
「是非に」
とのお言葉を受けて、こころよく承諾してしまった。
まだまだ先のこと、と思っていたら、あっという間にその時が来た。
昨日13時から二時間、謡いの説明をさせていただき、実際に『高砂』待謡と『船弁慶』クセの一部を謡っていただいた。
やはり日頃から声をだすことに慣れておられるのだろう、謡いというものに抵抗なく、皆様大きな声でしかも、微妙な音の高さや節扱いなどを上手に真似られて、全員私のお弟子さんになってほしい、と正直思ってしまったぐらい。
写真でご紹介しよう
長唄では扇の持ち方はどのようにされますか?と逆にご質問させていただきながら話を進行させて・・・
参加者は杵家御宗家も含めて15名
口の開け方は実際に面をつけていただいた方が判り易いと思い皆様に体験していただきました。御宗家とご子息のお二人にも
面を取っていただいて 左、彌七ご宗家
最後に記念撮影、会報に記載されるとのこと、会報楽しみです。
さて、これから自主公演です。『藤戸』を謡って来ます。
写真 粟谷明生
文責 粟谷明生
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