それほど寒くない1月でよかった。
これから、まだ先があるが、このままの冬で終わって、春が来て欲しい。
年をとると時間が早いと言うが、たしかにその通りで、とにかく一週間があっという間に過ぎる。
バイトも、半年続けばいいかなって、思っていたが、半年はゆうに過ぎた。
朝は、「もう命も終わりか」って、過去を振り返っているかもしれない。
昔、友人が交通事故にあった。
事故の瞬間は、本人は平気で立ちあがり、すたすたと歩いて帰った。
すぐに病院いけば助かったかもしれない。
異状を感じるまでに時間があったが、事故の瞬間を話してくれた。
あっと、感じた時に、とにかく、子どものころからのことを瞬時にすべてを思い出して、映像が頭をよぎったという。
人間は、というと語弊があるが、つくづく自分は成長しないものだと思う。
年取っても、お金は欲しい、健康も欲しい、アレもコレも欲しいと思う。
あいつは嫌いだ、こいつはバカだと、心の中で思う。
負ければ悔しいし、勝てばうれしい。
こんな映画があったという。
アメリカ人が、ネパールだか、ブータンか、知らないけれど旅行した。
アメリカ人は、身体を鍛えて、金メダルをとるために練習に余念がない。
努力を惜しまない。
これが、つまり、こうすることはおそらく多くの世界の共通の価値観だろう。
ところが、ブータンの人は、
「私たちは、その他人に勝とうとする気持ちをどうすれば棄てられるか、それに努力している」
っていう場面があった。
社会環境は様々で、これだっていう普遍的な生き方、価値観はない。
無いなら、自分でとにかく生きていくしかないだろう。
元朝日の、慰安婦記事を書いた記者だが、訴えを起こしたと言う。
それほど、とらわれないで、素直に間違いを認めて、謝罪をすればいいものをと、思う。
まいた種に自分が振り回されて、あれが悪い、これが悪いと大騒ぎしても、事態は好転しないだろうに。
禍は、実は考えている以上に深刻ではないだろう。
自分で自らの禍を、より大きくしている。そんな気がする。