昨夜放送された原発についての議論が面白かった。
ある専門家が福島の放射線量なら全く健康に影響がないことを主張していたが、
素人が聞いてもむなしさを感じるほどの説明だった。
政府、というか官僚というか、国を牛耳っている人々は、こっち側の意見に立っていることがわかる。
名前は忘れたが、彼によれば、癌などは発症しないと断言していた。
他の専門家は、タバコの危険性や列車に乗る危険性を例に出していたが、
放射線が勝手に向こうからこっちに侵入し、健康を害するかもしれない危険性と、
自分の意思との危険性は同次元では比較できないことは、学問の研鑽をつまなくとも、
素人でも理解できる。
今回の地震津波で甚大な被害を被った事実から、また原発事故から、
国を牛耳っている人々は、
一般の庶民が、想像するほど、期待するほど、あるいは漠然と思い描いているほど、
愛情には満ちてはいないし、どちらかというと、できれば関わりたくないという意識で一杯なんだと、ということがよく分かった。