虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

言うことは大事

2011年03月09日 | Weblog

小学3年ころだったと記憶しているが、

クラスでは下校前に反省会を毎回やっていた。

一人の女の子が、

「○○君は、今日A先生に注意をされ、廊下に立っていなさいと言われても、廊下には立たなかったので、これからは先生の言うことをきいてほしいです」

と、話した。

その瞬間、担任だった伊藤先生が、席を立ってニコニコしながら僕の方に歩いてきた。

僕の頭を両手で押さえてから、左手をあげ、思い切り頭を叩いた。

3回叩いた。

このとき、マンガなどで描かれる星が飛び散る状況は、本当だったんだと、知った。

子ども心にも、なぜ叩かれたか意味が不明だった。

母親に、このことを話した。

しばらくの間、忘れてしまっていたが、後年母親は、

「どれだけ、伊藤先生に文句を言おうか、迷った。今思っても、言えばよかったと思う」

と、言っていた。

 

自分の息子が、リマ日本人学校でお世話になった。

やはり小学生のころだったと思うが、

ある先生が、トイレで、

「お前なんか気に入らないから、早く日本へ帰れ」

と、言った。

そのとき、息子は今喧嘩しても勝てないから、もう少し待ってろと、思ったらしいが、

母親に話した。

母親は、機会を見つけて、その先生に本意を訊ねて、注意をした。

言うべきことは言わなければならない。

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