哲ノート

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身延山 久遠寺まで -菩提梯を登る-

2014-08-15 00:17:37 | 石段を登る
身延の駅からバスで身延山バス停まで15分…(けっこう頻繁に発着しています)

バス停から門前商店街を歩くと、日蓮宗総本山 身延山久遠寺 三門に到着

京都・南禅寺とか芝・増上寺とならび壮大な三門です。  

三門をくぐると、だらだらと登る参道があり、その先に石段が見えてきました。

「菩提梯」…三門から本堂へと続く287段の石段。登り切れば涅槃に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられている。

…ちなみに「菩提」とは「覚り」であり、「梯」は「かけはし」という意味だそうです。

  

近づくと「なんだぁ…なんだぁ…」すげぇ石段だぁ!!

木々の間をまっすぐすぅ~と延びた、すばらしい石段が目の前に現れました。

この石段を克服せねば本堂に行けません(男坂・女坂の迂回路がありますが…)

 

「克服」なんてコトバが出るほど…けっこうきつそうな石段です。

なんたって「急勾配」です。一段一段の石段が高く、しかも石段の面積が狭いので、足を垂直上げ、高く足を上げないといけません。(これは堪えます)

 

「なんのこれしき…」なんてペースをあげると命とりです。息を切らして途中で休憩しながら、しかも手すりにしがみつきながら287段を一歩一歩登ります。

前を行くのはこの寺のお坊さんでしょうか、手すりも使わず、お経を唱えながら登ってゆきます。当然休憩もせずに一気に上り詰めました。

(石段の上り下りも一種の修行なんでしょうか。それにしてもみごとな身のこなしようです)

こちらはもう最後の方は手すりをつかんで、一歩一歩。なんせ石段が高いので踏み外すのが一番恐いですから。

足がパンパンとなるころに、やっと本堂にたどり着きました。

「菩提梯」この石段を克服した達成感をあじわいつつ「久遠寺」参拝が始まりました。
              
コメント
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