今回、ヴェネツィア滞在中は天気に恵まれず、
気分はメンデルスゾーンの「ヴェネツィアの舟歌第２」でした。
午後から内覧会という日の午前中、雨の中をまずはサンマルコ広場を見学、
そのあと、ドゥカーレ宮殿を見学。
ここは以前訪れた時、外から見るだけでしたので、
内部の素晴らしさに感動。
黄金階段の美しさにはため息がでました。
宮殿見学の余韻を残しつつ、さらに風雨が激しくなる中、ゴンドラ観光へ。
ゴンドリエーリは一言「クレイジー」。もちろんカンツォーネは歌いませんでした。
乗り場が外海のサンマルコ運河で、激しい揺れに救命胴衣も無く、
細い運河に入るまでは、正直大丈夫かしらと思いました。
これも楽しい想い出ですね。
リナシェンテ７階デッキから見たミラノのドウォーモ、
上弦の月のもと、旅の最後の夜にふさわしい幻想的な光景でした。
今回の旅は、自分の作品を海外で発表するという
一個人の活動ではなし得なかったであろう貴重な体験をし、色々なジャンルの先生ともお話が出来、
楽しく充実したものとなりました。
昨年の１１月からイベント続きでしたがこれで一段落、少し休憩して、また頑張ります。
大富豪ダンドロ家の宮殿を改造した五つ星ホテルです。
ここも外から見ると、さほどではありませんが、中に入ったとたん豪華絢爛さに圧倒されます。
作品展内覧会の後、美術館を見学しました。
財団のご好意により、写真撮影が許可されました。
内部は２０の部屋に分かれていて、１８世紀の家具、ヴェネツィア派の重厚な絵画などが展示されていました。
当時のヴェネツィアの暮らしぶりがうかがえる絵画が多かったです。
無事帰国しました。
会場の様子など紹介して参ります。
今回会場となったクエリー二・スタンパリア 美術館の外観です。
運河を渡ったところにあり、１８６９年に設立されたクエリーニ・スタンパリア財団が置かれています。
外観は一見地味ですが、ヴェネツィアの建築物のほとんどがそうであるように、内部は宮殿です。
中庭も素晴らしいと聞いていましたが、この季節ゆえ、見学できないのが残念でした。
作品展会場は自然光も入る、明るく落ちついた雰囲気でした。
シャドーボックスの出展は６作品で、他のジャンルの作品と調和を持って美しく展示されていました。
財団法人会長との記念撮影。どういう点に工夫したかなど質問を受けました。
美術館館長からは「可愛いですね」という感想をいただき、
「すてきですね」という意味に解釈することにしました。
国内の作品展と同様、食い入るように覗き込んでみて下さる姿が印象的でした。
