Good News Celebration!

☆田中啓介牧師による礼拝メッセージをお届けしています。

証言する教会 ゼカリヤ3:6-8

2008年01月06日 | Celebration
2008年、最初の礼拝メッセージは、ゼカリヤ書3章6-8節から「教会の使命」についてです。教会の使命とは何でしょうか?それは教会に繋がる一人一人である私たちが「証言」することです。私たちは何を証言するのでしょう? 私たち「教会」が証言すべきことが2つあります。一つは、「イエス・キリストは主である」と言うこと。もう一つは、「主の日は近い」ということです。この2つの使命を全うするため、私たちの教会は、今の時代に対して力強く証言し続けて行かなければなりません。私たちの教会が、「証言する教会」へと成長するための大切なポイントが4つあります。

1)時代に対する深く鋭い洞察力
 現代の教会とペテロさんやパウロさんが活躍した初代教会(使徒の時代)を比べると、福音の広がり、救われる人々の数、教会の勢いに対してかなりの格差を感じます。なぜ、初代教会の時代は、現代ほど、情報ネットワークが確立されていないのにもかかわらず、福音が広がり、一日に救われる人々が何百人、何千人と起こされたのでしょうか?それは、証言する人々、教会の「主の再臨」に対する緊迫感が強かったからではないでしょうか?初代教会に比べ、現代の教会の方が、「主の再臨」の日に近いのは確実です。「主の再臨」それは、イエス様が天に上げられたのと同じ有様でまたおいでになる(使徒1:11)と言うことです。この「主の日」に関しては、教派によって様々な見解がありますが、キリストにある教会ならば、以下の3つの点においては、共通の理解があります。(マタイ24:3-44)

① イエス・キリストの再臨
② イエス・キリストを信じている人と信じていない人との分割(裁き)
③ 神の御国の到来

 イエス様は、なぜ、もう一度、この世界にお戻りになるのでしょうか?それは、「救いの完成」を意味しています。イエス様ご自身、マルコ13章3-27節で、この時がどういう日であるか、語られています。現代社会を見ると、イエス様が語られているように、世界中で戦争や紛争、そして、凶悪な殺人が繰り返されており、ある所では、飢餓で多くの人が死んでいます。現代は、文明や科学が、多大な進歩をしているかのように見えますが、環境破壊が進み、大気や水は、汚染され、エイズや癌などの病気は、増え広がっています。その中で、貧富の格差は増大し、必ずしも、世界中の人々が幸せに暮らしているとは、言えません。私たちは日々、それぞれが、「正しい」、「善」だと言う、考えに従って生きていますが、それは、自己中心の域から決して、抜け出すことはできないのです。

2)聖書に対する正しい理解
 それでは、自己中心から脱却できない私たちは、どうしたら、真に「正しいこと」、「善」を選択し、行動することができるのでしょうか?真に「正しいこと」、「善」ができるのは、神様だけであり、その神様をこの世に現したのがイエス・キリスト様です。神様、イエス・キリスト様を表しているのが聖書です。聖書が私たちに真理を表しています。ですから、私たちが聖書の真理に立った時にはじめて、真の「正しさ」「善」を理解することができるのです。

 皆さんは、「主の再臨」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?主の再臨は、この世の終わりを意味しています。(マルコ13:3-27)「この世の終わり」と言うと、全てのものが崩壊してしまう、何か恐ろしいイメージがありますが、イエス様を信じ受け入れたクリスチャンにとっては、神の御国の到来を意味します。今、この世の中にあるものは、不完全なものにすぎません。そして、主が再臨する時、「主の日」が来る時、不完全なものがなくなり、完全なものが現われるのです。

3)地上の価値観から天国の価値観への転換
 自分の価値観と神の価値観の違いに気づいた時、常に神の価値観に自分の価値観を合わせていく必要が生じます。なぜなら、先ほどにも記したように私たちの価値観は、「完全な」正しさでも、善でもないからです。神様だけが「完全な」正しさと善、つまり、「義」を持ち合わせているのです。それでは、どうしたら、わたしたちは、神の価値観に立った歩みができるのでしょうか?

 神様、見えない神様が人となって現われてくださったイエス・キリスト様を信じ、イエス様の体である、教会に繋がることです。教会には、イエス様を信じている神の家族がいます。神の家族は、愛し合い、助け合い、励まし合い、教え合い、戒め合い、神様の御旨を行なう働きを共にします。そして、神様が与えてくださっている御言葉、聖書を読み、学び、祈ることです。これらの歩みの中で、私たちは、神様の価値観を知り、その価値観に自分の価値観を合わせていくことができます。

4)主の再臨に対する思いを実生活に反映させる
 神様の価値観を理解すると、実生活もその価値観に従って考え、行動することができるようになります。イエス様は、私たちに「主の日」が必ず来ることを教えてくださいました。しかし、イエス様は、その日がいつ来るかは、だれにも分からない、ただ、神様だけがご存知であるから、目を覚ましていなさい、用意していなさい。その日は、思いがけない時に来るからとおっしゃっています。ですから、日々の生活の中で、イエス様に会う用意をしましょう。そして、一人でも多くの人々が、イエス様を信じ、共に主の再臨の日を喜びを持って迎えられるように先に救われた者として、2008年、新たに「証言するクリスチャン」、「証言する教会」として共に成長して行きましょう!

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