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ころころ と ぼろぼろ

2007年02月10日 00時02分02秒 | Weblog
  親のぼろぼろ(P-1)
清流遡って
数多の鮭が
争うように産卵する

体すれすれの水面で
鮭の父親や母親たちが
ちょっとでも早く
自分たちの責務を果たそうと
もがき 争い 
必死の思いで産卵し受精する

そして
その後には無惨な姿が
累々と散乱し 力なく流されてゆく
そうして 彼らの体は
熊や鳥たちの食糧となり
最後までその役目を果たすかのよう…

我ら人も
体を痛め
手をかけ
養い躾け
叱り諭し
お金もつぎ込んで 
ぼろぼろになりながら
長い月日をかけて子育てをする

それでも 子どもを産む機械とか…?
誰が悪いとか 誰を選べとか
先生責めて 学校責めて
委員会責めて 保護者責めて
カネ(予算)は削り 効率を狙い
生まれ来る子らは 
まるでモノであるかのように扱われ

教育は百年の計って
かつての為政者は述べたが
今は それも死語と成り果てたか…?

子育ても 20年 30年の計かもしれず
ぼんやりしてはならぬ
だが 焦ってもならぬ
愛情もって 見返りなんか望まず
辛抱強く向き合ってゆくのだ

鮭も人も その親 身体ぼろぼろ
親は 心身共ぼろぼろになりながら
無償の愛で ただ子の成長を願うのだ
その姿を見た子らは
その道違うことはなく
また例え横道に踏み込んでも
元の人の道に戻り来るであろう
親の背のぼろぼろ見ていれば…
2007.1.29 草稿中 2.7 草稿 2.9 追記・改稿

  心ころころ(P-2)
あるスーパーで
女の子が お母さんの顔を見て
ころころと笑っていた
その笑顔もころころして輝いていた

ある学校の公開学習で
10人の子どもたちが
友達と一緒にいるのが
先生とお勉強するのが
楽しくってしょうがないというように
ころころ笑顔で活動していた

紡ぎ出すコトバも 
明るくころころ転がり出ていた
おかしいときや楽しい時も
ころころ笑い声が弾けとんできた

子どものころころ 珠のころころ
子どものころころ この世の宝
子どもころころ 親の宝
子どものころころ 私の宝
2007.1.31 草稿中 2.7 草稿 2.9 追記・改稿
PS? スーパーの親子は 見ていて本当に楽しそうでした 何も要らない ただお母さんと居るだけでうれしくて堪らない というかのような眩しいほどの母子の姿でした こんなあ親子であれば とんでもない気持ちのすれ違いは起こらないでしょう そんな願いをもったことです
PS? 1年生の国語の学習であった 本当に楽しそうで 光り輝くような学習風景であった その教室には 2月初めと言うのに 爽やかな風流れ 暖かい話し声や笑い声に溢れ まるで別世界の中に居るようだった
コメント
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