クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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11-05 No.3

2011年05月07日 09時44分23秒 | Weblog
8.570489
フローラン・シュミット(1870-1958):ピアノ五重奏曲Op.51他
1-3.ピアノ五重奏曲Op.51
4-7.トゥールダンシュにOp.97(追尾/予告されたリズムで/夜想曲-サラバンド
/クァジモド)
ベルリン・ソロイスツ・アンサンブル(メンバー)
ビルギッタ・ヴォーレンウェバー(p)…1-7
マティアス・ウォロング(第1vn)…1-3
ペトラ・シュヴィーガー(第2vn)…1-7
ウルリヒ・クネルツァー(va)…1-7/アンドレアスグリュンコルン(vc)…1-7
マティアス・ベッカー(ob)…4-7/リヒャルド・オベルマイヤー(cl)…4-7
フランク・ホルスト(fg)…4-7
1901年から1908年に書かれた「ピアノ五重奏曲」は初期の作品だけあって、ま
だ先人の影響がかなり大きく感じられます。とはいえ、冒頭の厚いピアノの響
きとともに立ち上がる不安な旋律は彼ならではのもの。湿り気を帯びた弦の響
きに耳を傾けていると、1分50秒あたりから現れるピアノの独奏メロディが泣
かせます。更に美しいのが第2楽章。作曲家自身も気に入っていたこの楽章、
月の光の中で咲く青い花を思わせる耽美な曲。まさに印象派の音楽です。その
40年後に書かれた「トゥールダンシュに」は、彼の特徴である神秘的な作風は
影をひそめていますが、程良いユーモアと、抒情的な気分、そして情熱が混在
するプーランクを思わせる名曲です。

8.572292
マティアス:ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.15
4-7.ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.94
8-10.ヴァイオリン・ソナタ(1952)…世界初録音
サラ・トリッキー(ヴァイオリン)
イワン・リュウェリン=ジョーンズ(ピアノ)
1934年、ウェールズのウィットランドで、グラマースクールの校長を務める父
と、ピアノ教師の母のもとに生まれたマティアス(1934-1992)は、3歳でピアノ
を演奏し、5歳から作曲を始め、ロンドンの王立音楽院でレノックス・バーク
リーから作曲を学びます。現代に生きながらも、常に古典を尊敬し、創作する
作品も調性を逸脱することはなく、聴きやすい曲から、新古典派的な作品まで
幅広く残しています。彼の最初の作品は「弦楽のためのディヴェルティメント」
で、こちらは1958年に初演され、BBCでも放送されましたが、このアルバムに
収録された1952年のヴァイオリン・ソナタは彼の学生時代の習作で(未発表)、
とても挑戦的で、野心に満ちた曲です。

8.572385
ドビュッシー:4手ピアノのための初期作品集
1-2.「春」組曲/3.ディヴェルティシメント/4.インテルメッツォ
5-6.交響曲 ロ短調
7-10.「バッカスの勝利」組曲より(ディヴェルティシメント/アンダンテ/
断章1:マーチとバッカナーレ-アレグロ・コン・フォーコ/断章2:マエストー
ソ-アレグロ・コン・フォーコ)
11.ディアーネ序曲/12-13.放蕩息子より抒情的情景
アドリエンネ・ソーシュ&イーヴォ・ハーグ・ピアノ・デュオ
ドビュッシー(1862-1918)と言えば、まず頭に浮かぶのが「印象派の音楽」で
すが、彼も10代の頃にはブラームス風?の作品を書いていました。それがここ
に収録された交響曲ロ短調です。1880年頃に書かれたこの曲は、残念ながらオ
ーケストレーションされず、また1933年まで未発表でしたが、このロマンティ
ックで初々しいメロディは(とりわけ第2楽章)充分に聴く価値があるものです。
ローマに滞在していた1887年に書かれた「春」はボッティチェッリの名画から
インスピレーションを受けた作品で、女性合唱、ピアノ、管弦楽のために書か
れたものです。現在はビュッセルの管弦楽編曲版が良く演奏されますが、この
連弾版は、名ピアニストでもあったドビュッシーの別の面を見せてくれるかの
ような、まばゆい光と音の戯れに満ちたものです。

8.572454
サン=サーンス:
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 Op.112
5-7.弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.153
ファイン・アーツ弦楽四重奏団(メンバー)
ラルフ・エヴァン(ヴァイオリン)/エフィム・ボイコ(ヴァイオリン)
ニコロ・エウゲルミ(ヴィオラ)/ヴォルフガンク・ラウファー(チェロ)
フランス音楽の基礎を作ったとされるサン=サーンス(1835-1921)。偉大な作
曲家でありながら、あまりにも長く生き過ぎたためか、時代の波に乗り遅れて
しまい、現在では決して高く評価されているとは言えません。多くの作品を書
いたのですが、聴かれるのはその中のほんの一部。例えばこんなに美しい弦楽
四重奏曲たちも、ひっそりと埋もれているのが正直なところです。彼が初めて
弦楽四重奏のジャンルに手を付けたのは64歳の時でした。イザイに捧げられた
この第1番は、確かに印象派のようなもやもやした響きは見てとれなくとも、
透明感と切なさが溢れた佳曲です。第2番はサン=サーンス83歳の時の作品で
す。当時の潮流とは全くかけ離れた、まるでモーツァルトのような古典的な語
法を用いて書かれていますが、独特の転調などは、やはりこの時代の音楽であ
ることを感じさせます。どちらも渋く通好みの作品ですが、なぜか心に残って
しまいます。ロマン派の作品を得意とするファイン・アーツ弦楽四重奏団の柔
らかい表現は、これらの曲の真の姿を見せてくれるでしょう。

8.559638
カリアー:ピアノ作品集
1-5.ピアノ・ソナタ(1988)/6-11.出発と到着(2007)
12.スカルラッティのカデンツ(1996)/13.ひらめき(1994)
ローラ・メルトン(ピアノ)
作曲家セバスチャン・カリアー(1959-)と言えば、アンネ・ゾフィー・ムター
が彼のヴァイオリン協奏曲を世界初演したことで、その名を知っている人も
多いことでしょう。権威あるグロマイヤー賞を2007年に受賞した彼の作品はワ
シントン・ポスト誌でも「抒情的であり、伝統に根ざしているが、全く新しい
ものにも根ざしている」と絶賛され、多くの愛好家たちの心を捉えています。
多彩な曲を書くことでも知られ、このアルバムにも新古典派を思わせる機能的
な曲から、極めて抒情的な曲など、どれもこれもが面白い作品ばかりが収録さ
れています。5つの楽章からなる「ピアノ・ソナタ」は彼の学生時代の作品で、
大胆、挑戦的でありながら繊細な側面も持ち合わせています。ベートーヴェン
やヒンデミットの影響も垣間見えますが、充分に個性的な1曲です。「出発と
到着」は、カリアー自身の言葉によると、彼が音楽を作る時に感じる特定の感
覚を音にしているのだそうです。6つの部分は全て同じ材料からなり、違った
道を通って到達した世界なのだとか。作品ができあがるプロセスが理解でき
るかもしれません。

8.570562
リスト:ピアノ作品全集 第33集
ワーグナー&ウェーバー・トランスクリプション集
《ワーグナー(1813-1883)原曲》
1.歌劇「タンホイザー」序曲 /2.歌劇「タンホイザー」から「夕星の歌」
3.歌劇「タンホイザー」と楽劇「ローエングリン」から2つの小品 第1番
「客たちのワルトブルクへの入場」
4.楽劇「マイスタージンガー」から「冬の静かな炉ばたで」
5.楽劇「ニーベルングの指環」から「ヴァルハラへの入場」
《ウェーバー(1786-1826)原曲》
6.歌劇「魔弾の射手」序曲
スティーヴン・メイヤー(ピアノ)
娘コジマと、悪名高きワーグナーが結ばれると知った時、父であるリスト
(1811-1886)の心情はいかがなものだったことでしょう?自らも奔放な恋愛を
繰り返した彼だけに、色々と思うことは多かったに違いありません。そんな
義父リストは、「息子」の作品を数多くピアノ独奏へと編曲しました。男女間
の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇は、内容的にも
音楽的にもリストが興味を持ったことは間違いありません。ここで聞かれるピ
アノ版「愛の劇場」はコンパクトな響きとはいえ、ワーグナーの描きたかった
世界をきちんと昇華しています。もちろんこれらの曲を弾きこなすには並大抵
の技巧の持ち主では歯がたつわけもありません。そんな息苦しいまでの対決の
後に聴くウェーバーは「楽しい」の一言に尽きるでしょう。

8.572209
ストラーチェ:チェンバロのための音楽集(1664年のコレクションからの選集)
1.シャコンヌ/2.パッサカリア ハ短調/3.戦いのバッロ/4.トッカータ
5.「ラ・モニカ」による変奏曲/6.第5のパッシによるパルティータ
7.「ア・ラ・ミ・レ」によるパッサカリア/8.スパニョレッタによるアリア
9.コレンテ/10.「イル・パッソ・エ・メッツォ」によるカプリッチョ
11.フォリア/12.アルトロ・パッソ・エ・メッツォ
芥川直子(チェンバロ)
ベルナルド・ストラーチェは、1660年頃にイタリアで活躍した作曲家ですが、
彼の作品の楽譜のほとんどは2度の地震によって消失してしまいました。とは
いえ、ここに収録された1664年の作品集は、彼の作品というだけでなくイタリ
アのチェンバロ作品としても歴史的に大変貴重なものです。当時は巨匠フレス
コバルディの影響力が強く、残念なことに彼の知名度が上がることはありませ
んでしたが、創作力の高さ、対位法の明暗、音楽の生命感など、最近では高い
評価を得てきています。ドイツで活躍するチェンバロ奏者、芥川直子のソノリ
ティに優れた立体感を感じさせる演奏で、これらの作品が生き生きと甦ります。
ストラーチェと面識のあったといわれているチェンバロ製作者、カルロ・グリ
マルディの1697年作の忠実なコピー楽器を使用しています。

8.572027
コルンゴルト:歌曲集 第1集
1-3.3つの歌曲 Op.22(あなたは私にとって?/私はあなたとともに沈黙する
/世界は静かな眠りに入った)
4-8.不滅であること Op.27(不滅 I/小さな急流/眠りにつく子ども/死より強
きもの/不滅 II)/
9-13.道化師の歌 Op.29(来るがいい、死よ/おお、恋人よ/悪魔みたいな旦那/
やあ、ロビン/だって毎日雨降りさ)
14-17.4つのシェイクスピアの歌 Op.31(デズデモーナの歌/緑なす森の木陰で
/吹け吹け、冬の風/鳥たちが歌を歌う時)
18-29.12の歌「神と父によって」(セレナーデ/冬の夜/少女/夜の景色/スノー
ドロップ/見通し/すずめ/夜のさすらい人/平和の使者/山より/森の孤独/歌の
勇気)/
30-32.6つの歌 Op.9より第4番-第6番(小さなラブレター/プルートの英雄の墓
/夏)
33.追憶/34.ヴェスペレ/35.旅の歌/36.天才
ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)…1-17
ウーヴェ・シェンカー=プリムス(バリトン)…18-36
クラウス・シモン(ピアノ)
幼い頃から音楽の才能を示し、15歳の頃にはすでにプロの作曲家として活動し
ていたコルンゴルト(1897-1957)。しかし彼は時代の波に揉まれ、その才能を
存分に発揮することは結局かなわず、彼としては意に添わなかったであろう
「映画音楽」の分野での活動が、ハリウッド音楽の源流とまでになったのは
本当に皮肉なことでした。ここに収録された歌曲は彼が生涯を通じて愛して
いた分野です。とりわけ珍しいのは、彼が13-14歳の頃に書いた「若き歌」で
す。1911年に父親へのクリスマス・プレゼントとして書かれた12の歌(本当は
Op.5とされていた)は、彼の父親の意に添わず「歌の中に美徳なし」とされて
しまい、結局Op.5は別の曲に付され、この歌曲集は出版の機会を失ってし
まったのです。良い曲なのですが…。

8.572128
ハイドン:ミサ曲集 第8集
1-6.ミサ曲第5番 変ロ長調「神なる聖ヨハネのミサ・ブレヴィス」
(小オルガン・ミサ)Hob.XXII:7
ミサ曲第10番 変ロ長調「テレジア・ミサ」Hob.XXII:12
アン・ホイット(ソプラノ)/ドンショク・シン(オルガン)
ニューヨーク・トリニティ教会合唱団
ルベル・バロック管弦楽団
オーウェン・バーディック(指揮)…1-6/ナコル・パルマー(ソプラノ)
キルステン・ゾレク=アヴェラ(アルト)/ダニエル・ムトル(テノール)
アンドリュー・ノーレン(バス)/ニューヨーク・トリニティ教会合唱団
レーベル・バロック管弦楽団
ジェーン・グローヴァー(指揮)…7-18
ハイドン(1732-1809)のミサ曲全集の第8集です。こちらでシリーズは完結とな
ります。「小オルガンミサ」は1775年頃の作曲で、エステルハージ家の本拠地
であるアイゼンシュタットの「慈悲の友修道会」のために書かれています。こ
の教会の修道士たちは、医者としても高い能力を有していて、音楽の治癒力に
も絶大なる信頼を置いていました(現在でもリハビリ施設のある病院として知
られています)。ハイドンも胃の万能薬を始め、ハーブティー、歯磨き粉など
を与えられたそうです。この教会はとても小さかったため、ミサも必然的に小
さいものとなったようです。もう1曲の「テレージア・ミサ」はフランツ1世の
妃マリア・テレージアのために書かれたと言われていますが、現在ではこれは
否定されています。彼女は献呈を受けたのではなく、溺愛するハイドンのミサ
曲を自ら蒐集し、コレクションの中に加えていたのでした。1799年、ハイドン
の円熟期の充実したミサ曲です。なおミサ曲の番号表記は旧全集に拠っていま


8.505226 52枚組 \10800
J.シュトラウス 2世(1825-1899):管弦楽作品全集


8.111367
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ/ハイフェッツ
1-3.ウォルトン(1902-1983):ヴァイオリン協奏曲
4.サン=サーンス(1835-1921):ハヴァネラ Op.83
5-7.シンディング(1856-1941):古風な様式の組曲 Op.10
8-10.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ヴァイオリン協奏曲 第2番「預言者」Op.66
フィルハーモニア管弦楽団
ウィリアム・ウォルトン(指揮)…1-3
RCAビクター交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)…4
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)…5-10
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
録音1950年7月26-27日 ロンドン EMIアビー・ロード第1スタジオ,
1951年6月18日…4,1953年12月9日…5-7,1954年10月28-29日…8-10
ハリウッド リパブリック・スタジオ、サウンド・ステージ9
マーク・オーバート=ソーン復刻
ハイフェッツが、同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げたことは良く知
られていますが、このウォルトンの協奏曲もそんな1曲です。ハイフェッツ自
身が作曲家に委嘱し初演。その後も幾度も演奏を行いウォルトンの名声をも
高めた作品です。初演後、ウォルトン自身がオーケストレーションに手直し
を加え、この演奏も改定稿に拠っています(オリジナル版は8.110939に収録)。
映画音楽を思わせる壮大でロマンティックな音楽が魅力です。同じくハイフェ
ッツが委嘱したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品は、聖書からヒントを得
たもので、ユダヤの血の誇りと、素晴らしき過去への喚起を表現したものです。

8.111370
メノッティ:歌劇「霊媒」/歌劇「電話」
歌劇「霊媒」(1-10.第1幕/11-18.第2幕)/19-25.歌劇「電話」
演奏: 《歌劇「霊媒」》
モニカ…エヴリン・ケラー(ソプラノ)
フローラ夫人…マリー・パワーズ(コントラルト)
ゴビノー夫人…ビヴァリー・デイム(ソプラノ)
ゴビノー氏…フランク・ロジエ(バリトン)
ノーラン夫人…キャスリーン・マスタイス(ソプラノ)
《歌劇「電話」》
ルーシー…マリリン・コトロー(ソプラノ)
ベン…フランク・ロジエ(バリトン)
スタジオ・オーケストラ/エマヌエル・バラバン(指揮)
録音1947年10月ニューヨーク マーク・オーバート=ソーン復刻
メノッティ(1911-2007)の2つの対照的な歌劇です。「霊媒」は1945年に作曲
され、その翌年に初演された作品で、心霊術で死者を呼び出すと称して、娘
と結託し、人々を欺いていた女が迎えた悲しい結末を描いています。かたや
「電話」は1946年作曲、やはりその翌年に初演されており、こちらは結婚を申
し込みに来た男が、女のもとに次々と掛ってくる電話に業をにやし、最後は
「電話でプロポーズ」するという楽しいお話です。この2本立ては、当時とて
も評判となり、ブロードウェイを始めとした劇場で200回以上も上演され、
メノッティの名声も飛躍的に高めたのです。

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