節分祭で一年の福を願う
六所神社と川勾神社
タウンニュース
3年ぶりに行われた六所神社の
福豆まき
立春前日の2月3日、各地の神社で除災
招福を願う節分行事や豆まきが行われた。
大磯町の六所神社(柳田直継宮司)の節分
祭では、コロナ禍で中止していた福豆まき
を3年ぶりに実施。卯年生まれの福男と福
女、池田東一郎大磯町長ら来賓が神楽殿に
立ち、「鬼は外、福は内」の掛け声に合わ
せて空高く福豆を投げた。福豆には賞品と
交換できる番号が書かれており、境内に詰
めかけた参拝者は舞い降る「福」を掴もう
と競って手を伸ばした。
友人2人と学校帰りに参加したという国府中
学校の男子生徒は「(コロナ前は)毎年来て
いたので、3年ぶりの開催を楽しみにしてい
た。豆は取れなかったが、こうした行事が再
開してうれしい」と笑顔を浮かべた。
豆まきで鬼退散
二宮町の川勾神社(二見直樹宮司)でも節分
祭が催された。感染症対策のため例年より時
間を短縮。町内在住の年女・年男、村田邦子
二宮町長や町議、地区長ら来賓が参列した。
火災から町の財産を守れ
二宮・大磯で文化財消防訓練
タウンニュース
川勾神社の階段を駆け上がる
消防署員(二宮町)
全国一斉の文化財防火デー(1月26日)に
ちなみ、二宮町消防本部は1月28日に町指
定重要有形文化財の田舟を所蔵する川勾神
社で消防訓練を実施した。
本堂からの出火を想定し、火災を発見した
宮司が119番通報。本堂から文化財を搬
出し、初期消火も行った。まもなく消防車
両が到着したが高台にある境内まで入れな
いため、消防署員と消防団員が階段下から
ホースなどを担いで駆け上がり、つないだ
ホースから本堂に向けて放水を行って鎮火
した。訓練後の講評で小椋淳喜消防長は
「地域の生命や財産を守るという意識を大
切に、迅速・正確に消防業務を遂行しよう」
と語った。
焼失防げ
礼拝堂や門柱などが国登録有形文化財でも
ある日本基督教団大磯教会でも、1月21日
に文化財消防訓練が行われた。大磯町消防
本部や消防団第3・11分団、教会の関係者
らが参加して、二宮町と同様の火災を想定
した訓練を行った。
訓練後、同教会の鈴木憲二牧師は「文化財
は一度焼けてしまえば二度と戻らない。有
事の際は皆様のご協力が頼りです」と署員
らに呼びかけた。
作品展示と芸能発表
井ノ口公民館まつり
タウンニュース
活動の成果を披露
中井町の井ノ口公民館まつりが、2月19日
(日)午前10時から午後3時まで同館で開
催される。町民サークルが日頃の活動の成
果を披露する。
絵手紙や刺しゅう、陶芸、書道などの作品
が並ぶ展示コーナーをはじめ、ウクレレや
フラダンス、民謡などの芸能発表ステージ、
茶道や将棋対局の体験コーナーも楽しめる。
子ども向けの紙芝居や絵本の朗読、折り紙
遊びなどは午前10時30分から11時まで(参
加者プレゼントあり)。
入場無料。感染症対策に協力を。問い合わ
せは同まつり実行委員会【電話】0465・
81・3311(井ノ口公民館)へ。
里都まち中井を走ろう
タウンニュース
中井町が、中井中央公園多目的広場で3月
5日(日)に開催する「第49回中井町健康
マラソン大会」の参加者を募集。参加費無
料。中井町在住・在勤・在学・在園者限定。
種目と参加資格は次の通り。▽ファミリー
の部【1】1100m=未就学児と保護者
【2】1500m=小学生と保護者▽個人の部
【3】1500m=小学1〜3年生【4】1500m
=小学4〜6年生、中学生以上の女性【5】
3000m=小学5・6年生、中学生、一般
【6】5000m=中学生、一般
参加申込書(町HPからダウンロード可)を
町生涯学習課へ提出する。井ノ口公民館窓口
でも受付。2月20日(月)締切。問い合わせ
は同課【電話】0465・81・3907へ。
女流芸術家の共演
鴫立庵で切り絵や演奏会
タウンニュース
刀絵帰蝶さんの切り絵
4人の女流芸術家による作品展示と演奏会
「願わくは花の下にて」が、2月19日(日)
に大磯町役場隣の鴫立庵で催される。
切り絵の刀絵帰蝶(宮本なる)さん、イラス
トと写真の西崎由里子さん、写真の和久津
克美さんが作品を展示し、松葉智穂さんが
ドイツの弦楽器ライアーを演奏、桜の枝を
手に舞う木花舞も披露する。「2月は歌人・
西行が桜の下で静かな最期を迎えたいと歌い、
その通りに亡くなった月。西行にゆかりある
鴫立庵で、女流芸術家がその歌に思いを馳せ
た展示を致します」と宮本さん。
午前11時から午後3時まで。ライアー演奏は
午後1時から。入場料800円(入庵料込)。
問い合わせは鴫立庵【電話】0463・61・
6926へ。
個性的な猫アートずらり
大磯でグループ展
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17人の作家の作品を展示
大磯町のギャラリーぶたのしっぽ(大磯
1292)で、2月10日(金)から18日
(土)まで「第11回大磯ねこ・ネコ展」が
開かれる。観覧無料。
17人の作家による猫をテーマにしたグルー
プ展。絵画や手芸、小物などのバラエティー
豊かな作品が多数並ぶ。午前11時から午後
5時(最終日3時)まで。15日(水)・16日
(木)は休廊。
出展者は次の通り。
▽小次郎工房▽宮前礼子▽kuri▽和田圭以
▽杉山映子▽糸小屋gayagaya▽Mai
son de B▽sono▽蒼天社▽N.
Nishioka▽sharon no kaze
▽御法川響子▽佐藤あつ子▽山崎輝美▽NOBU
▽大野芳子▽tomone
問い合わせは同ギャラリー
【電話】0463・61・0516へ。
大磯町予算案
子育て支援・福祉に重点
賑わい創出で夏に花火も
タウンニュース
当初予算案を解説する池田町長
大磯町の池田東一郎町長は、2月13日(月)
に開会する町議会3月定例会に提出する20
23年度当初予算案を発表した。目玉は小学
校の給食費無償化や18歳までの医療費助成拡
大などの子育て支援。他にも火葬料負担の実
質無料化や、賑わい創出のため大磯港で夏に
毎週花火を打ち上げるなど、昨年11月の選挙
戦で掲げた重点公約を多数盛り込んだ予算編
成になっている。
『人口減少対策元年 大磯をもっと前へ。
1stステージ』と銘打った今回の予算編成。
一般会計を前年度比6・5%増の106億
1500万円、特別会計と企業会計を加え
た総額を0・9%増の204億9460万
円としている。
『おおいそ子ども・子育て応援アクション
プログラム』の始動をうたい、子育て・教育
関連費を前年度比で約3億円上乗せ。15歳ま
でだったこども医療費助成の対象年齢を18歳
まで拡充、小学校給食費の無償化、子どもの
居場所づくりとして2大公園の遊具大規模改
修、町立小中学校全校舎の徹底改修などに充
当するとした。
福祉関連では、火葬料補助の限度額拡充
(上限9万5千円)や、障がい者グループ
ホーム家賃助成金の創設、新型救助工作車
の配備などを盛り込んだ。町社会福祉協議
会にも関連予算を計上し、事務局長に職員
を派遣するなど運営の適正化を図る。地域
活性化にも取り組み、夏に大磯港で5週連
続で打ち上げ花火を行うなどのイベントを
しかけることで集客力を高め、駐車場収入
など町の税外収入の拡大にもつなげる。
歳入では、新型コロナの影響緩和で町税が
1・7%(8000万円)増、国庫支出金
が10%(1億900万円)増、地方交付税
が24・3%(2億6000万円)増、町債
は臨時財政対策債の縮小を受けて22・9%
(8000万円)の減を見込む。また一般
財源確保のため財政調整基金などを取り崩し、
繰入金を35・1%(1億7500万円)増と
した。
ウクレレ高校生守屋さん
町長に1年の活動報告
国際大会やテレビ出演も
タウンニュース
村田町長(左)に演奏を披露
する守屋さん
ウクレレ演奏と歌で国内外のコンテストや
ステージなどで活躍する高校1年生の守屋
小梅さん=二宮町在住=が2月3日に同町
役場を訪問し、村田邦子町長に昨年1年間
の活動報告を行った。
幼稚園からウクレレを始めた守屋さんは、
茅ヶ崎市にある教室に通って本格的に演奏
技術を磨き、小学生の頃から国内やハワイ
で開かれたウクレレコンテストで入賞する
など活躍してきた。
昨年は1月に名古屋で開かれたウクレレパ
フォーマンスコンテストでベストパフォー
マンス賞とベストボーカル賞をダブル受賞、
5月にオンラインで開かれたインターナシ
ョナル・ウクレレコンテストではソロボー
カル部門で2位に入賞しており、10月には
テレビ東京の番組「THEカラオケバトル」
に出演して美声を披露した。なかでも国内
最高峰のウクレレ大会とされるジ・ウクレ
レコンテスト4オールでは、ソング部門で
最優秀賞を受賞。「毎回挑戦し続けてきた
コンテストだったので、とてもうれしかっ
た」と笑顔で1年を振り返り、村田町長に
オリジナルソング『マイラブリーデイ』と
葉加瀬太郎作曲『情熱大陸』のウクレレ演
奏を披露した。村田町長は「ウクレレの柔
らかい音色と小梅さんの笑顔に癒される。
小さい頃から知っているので、成長を感じ
た。これからも才能を伸ばして世界で活躍
してください」とエールを送った。
二宮でライブ出演
コロナ禍で学校が休校になった中学生の頃
から、曲づくりにも取り組む守屋さん。生
まれ育った二宮町を「優しくて温かい、い
つも安心をくれる大好きな町」と語り、そ
の景色や日常生活の中から生まれた思いを
歌詞に綴っている。「翻訳アプリに頼らず
に、自分の言葉で英語の歌詞を書きたい」
と現在、英語を猛勉強中。今年4月には学
校の行事に参加して、ポーランドのステー
ジで演奏を披露するという。
地元・二宮町では2月26日(日)午前11時
からラディアンホールで開催される
「Vamos Live」にフラダンスと
のコンビで出演し、ウクレレと美声を披露
する。
横浜の百貨店、バレンタイン商戦本格化
「ご褒美」需要増、限定品も人気
2/10(金) カナロコ
さまざまな海外ブランドを集めた
バレンタインフェアを開催中の
そごう横浜店=横浜市西区
横浜市内の百貨店で、バレンタイン商戦が
本格化している。最近は自分への「ご褒美」
需要が高く、フェア初日は限定品を買い求
め、開店前から長蛇の列ができた店舗も。
一方で、物価高騰の波はチョコレートにも
押し寄せており、店側は価格を抑えるよう
工夫するなど売り上げ拡大に努めている。
そごう横浜店(横浜市西区)は1月18日、
8階特設会場でバレンタインフェアをスター
ト。約80ブランドを集結させ、色鮮やか
なイラストやポップな音楽で客を迎えている。
初日の入場者数は、前年比で10%増えた。
同市旭区在住の30代女性は「自分へのご
褒美として買いに来た。どれも魅力的で、
目的のチョコレート以外の商品も買ってし
まった」と笑顔。同催事を担当する大澤真
以加さんは「限定品などもあり、朝6時か
ら並ぶ人もいた。既に売り切れになった商
品もある」と話した。
今年注目を集めているのはカラフルな色合
いのチョコレートやフルーツ、ナッツを使
った商品など。3年ぶりに復活させたイー
トインコーナーは、ソフトクリームやかき
氷を楽しむ客でにぎわいを見せている。
しかし、折からの物価高騰はチョコレート
にも及んでいる。「前年と比べ、価格は平
均約1割上がった。中には約1・5倍にな
ったブランドもある」という。
1月25日にフェアを開始した横浜高島屋
(同)は、日本初上陸や、この時期しか購
入できない限定品など約140ブランドを
展開。物価高騰が続く中、消費者が購入し
やすい品ぞろえも心がけた。