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日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

逆説の日本史 25巻 

2022-03-18 23:39:29 | 読書

今度こそ25巻のまとめを書きます👍時系列で~

前にも書いたが、義和団事件をきっかけに、日英が協力するようになった。イギリスにとってのボーア戦争(アフリカ)は、米国にとってのベトナム戦争のようなゲリラ戦となり、世界一の軍事力を誇った英国だが、義和団事件勃発の際、日本に派遣軍を増強するよう、イギリスが依頼。日本軍が中心となって指揮を執り、鎮圧した。

↓↓

英国が初めて同盟国として選んだのが、日本だった。当時は世界一の軍事力、経済力を誇った英国は、どの国とも同盟関係を結んでいなかった。その英国に「日本は同盟するに値する国」と認められたと、日本国民、歓喜🤩

ボーア戦争で苦戦を強いられていた英国としても、亜細亜で勢力拡大するロシアをけん制するには、日英同盟は価値があったということだ。

 

英国を味方にしたことで、米国との関係も当時は良好。「これでロシア帝国との戦争は避けられる」、と国民の多くは安堵した。

 

20世紀☆彡

義和団事件をきっかけにロシアが『アムール川の流血』(江東六十四屯中国人住民虐殺事件)を起こす。住民虐殺で川へ死体を投げ込み、血の色に染まった。私の祖父母世代であれば、アムール川の流血~🎵と歌っていた。この事件は当時の日本国民にかなり浸透していたらしい。私は今回、初めて知ったが…

ロシアが清国領の満州に大量派兵。事実上、満州を占領下に置く。

↓↓

このままでは、ロシア帝国は朝鮮半島へと南下。次は日本が餌食になる。日本国民の不安が高まる。

この頃、大英帝国はボーア戦争(アフリカ)中で、亜細亜から離れていた。それまでは英国を筆頭に列強が清国を食い物にしていたが、英国がアジアに目を向けていたことで、ある程度のパワーバランスが保たれていた。

 

更にロシアはヨーロッパからユーラシア大陸を横断したシベリア鉄道を建設中。

これが完成すれば、日本に勝ち目はない。中国大陸におけるロシアの力が突出し、日本人の不安、さらに高まる。

 

1902年4月29日、大正天皇に待望の男子誕生。昭和天皇生まれる。国民歓喜🤩

 

 

【ロシア開戦に至るまで】

 

ロシア清国と結んだ『満州還付条約』は3段階に分けて、ロシア軍を清国から撤退させる、と言う内容だった。日本は清国からもお礼を述べられたという。清国にとっても良い内容だった。ロシア軍撤退の方針を打ち出したのだから。

1段階目は、遂行された。

しかし、ロシアの内情に変化が起こった。それまで力を持っていたウィッテなど、穏健派が相次いで失脚。権力の座から姿を消し、強硬派が影響力を持つようになっていた。 当時のロシア皇帝は、皇太子時代に日本へ立ち寄り、警官に斬りつけられている。この津田事件をきっかけに、ロシア皇帝は親日派から 黄禍論(アジア人は災いをもたらす、当初は清国人、のちに日本人)を唱えたドイツの影響もあり、対日本開戦へ動いていく。

一方、日本でも 日露開戦、やむなし、という空気が流れだしていた…。

 

ここまで ざっと まとめ、でした。

Comments (8)
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マクベス シェイクスピア 万能鑑定士の事件簿 1⃣巻 松岡圭祐

2022-03-18 21:35:04 | 読書

 コメント欄、閉じています

 

 

 

 悲劇のマクベス。何も書くことはありません💦

こちらはとても面白かったです。

沖縄出身の高校生。勉強苦手。やっと卒業…

感情豊かな女子が どのように勉学に励み、鑑定士となったのか?

力士シールがあちこちに貼られる → 区役所職員が剥がす → また貼られる → 角川の記者が謎を取材する → 思わぬ事件が隠されていた! でも2巻へ続く~ という…❣

早く先が知りたい~ でも手元にない。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

(今年33冊 & 34冊目)少しペースダウン気味💦 先週、読み終えていたのですが… 目が疲れて…

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逆説の日本史 25巻 『日英同盟と黄禍論の謎』 井沢元彦

2022-03-17 18:07:59 | 読書

 この本が発売されたのは、2021年7月8日です‼ 現在、自分の手元には26巻もあるのですが、こちらは昨年8月に発売。とうとう追いついた… 日本史通史… 26巻では、日露戦争について書かれているようです、まだ読んではいませんが… 哀しくも現在、プーチンによるウクライナ侵攻が… 歴史を学ぶのは、過去を教訓とし、現在に生かす為だと思うのですが、『坂の上の雲』の印象が強い日露戦争。逆説を読み終えた時点で、どのような感想を抱くことになるのか…。

 

 前置きはこのくらいにして、今回は昨日、読み終えたばかりの25巻について、まとめを書いておきます。本当はその前の24巻についても、まだまだ書きたいことが山ほどあったのです。 日韓併合、台湾統治、 どちらかといえば、韓国の方に投資した日本。 親日国家、台湾と 反日教育が凄まじい韓国の差は何処にあるのか。今から20年前にオーストラリアで小林氏の『台湾論』を友達から借りて読み、この本がきっかけで、それまで台湾人、韓国人と接する中で抱いていた多くの疑問が一気に解け、驚いた私は帰国後、井沢さんの著作も含め、李登輝さんや西尾幹二氏、渡部昇一氏、(いずれもすでに他界されました…当時はまだお元気でしたが)近代史についての著書を読み漁りました。

 バリバリの反日教育を受けた後、シドニーへ留学。そこで歴史を専攻する中で、「自分が韓国で学んだ歴史は違うのではないか?」という疑問を抱くところから始まり、その後、「親日派のための弁明」を書かれた韓国人著者。(お名前は忘れましたが) 自分のホームステイ先にいた韓国人留学生も、大学院では歴史を専攻。日本語の著書の英語訳を頼まれ、漢字を見せれば 「あぁ、分かった!」とまだ言ってもらえる世代(ギリギリ…若い世代はハングル文字しか分からない人が増えているらしい)だったため、こちらとしては助かったのですが。 彼も「目が覚めた」稀な韓国人の一人でしたが。その後、その韓国人留学生に 23歳で知り合って、7年も経過してから プロポーズされるというびっくりぽんもありましたが、「永遠に友人・知り合い以上の感情は芽生えない」と伝えると、韓国人女性と結婚しました。あ~良かった。

 ですから、いくら反日教育を受けようが、一方的に吹き込まれようが、自ら 「学びたい」という気持ちさえあれば、 英国から学ぼうとし、朱子学から脱却出来た高杉晋作や伊藤博文たちのように、韓国人も反日から親日、そこまでいかずとも 柔軟な姿勢で何事にも対応できるものだと… 主に留学時代の実体験と、帰国後の『近代史読み漁り~読書体験』によって、確信しました。

 小林よしのり著『台湾論』 友達に借りて読んだものの、また読みたくて、帰国後に買いました。今も本棚にあります。実際に台湾を2度、訪問していますが、(1回目は独りで自由旅行。2回目は父とツアーに参加)小林氏と似たような体験をしました。李登輝さんには会えなかったけれど(当たり前!)詳しくはカテゴリーの台湾をご覧下さいまし。

 その上で、井沢さんの「逆説 24巻 後半~」を読めば、何故、”日本語教育”は 大韓国では失敗し、台湾では成功したのか? これまでの列強による植民地支配と日本は何処が違ったのか? よく理解できると思います。 

 日本が行った政策は、(英語ならPolicy) オーストラリアが最初に行った白豪主義(White Australia Policy)ではなく、(アボリジニと白人を結婚させ、血を薄めるといったような信じられない政策だったんですが。これは一部) 白豪主義に失敗したオーストラリアが次に行った 同化政策 (Assimilation)  要するに全国民は英語を学び、自分たち白人のようになれ!というもの。その後は、マルチカルチャリズム(Multiculturalism)~ 今現在の お互いの言葉、文化や違いを認めあう共生社会、ですね。20代後半で学んだこれらのこと~ 帰国早々、実感したのは 「日本の社会福祉はオーストラリアに比べて20年遅れている」 

 ただ、維新を成し遂げた明治の頃の日本は、豪州よりずっと早く 同化政策を行っている… 少なくとも、大英帝国がインドで行ったような一方的な搾取ではない。インドで現地人にアヘンを作らせ、清国にそれらを売りつけ、「いらない」と燃やせば、一方的に清国に対して喧嘩を吹っ掛けるヤクザのような政策ではなく…

 当時の世界の常識からしても、実際に西洋列強を見回せば、大日本帝国が行った政策は、英国やロシア、フランス等と比較しても、ずっと良心的な意図を持って行われた政策だった… と、あくまで私個人の感覚では思うのです。当時の日本が行ったことは正しいと言っているのではありませんので、誤解の無いように…🥺

 少なくとも20代の頃の自分は、強く、そう感じました。世界各国が行った移民政策の歴史、特に豪州については自分の専門分野だったから。10代の頃は、「戦前の日本は全て悪」と毎日、読んでいた朝日新聞を通して思っていましたし…。

 勿論、”現代の常識”で 当時の日本がとった政策を見れば、「日本語を学び、読み書きし、日常会話も日本語で!」とは、けしからん! となります。 ただ、当時、インドでは現地の人にアヘンを作らせ、それを清国に売りつけるようなことを行っていたのが大英帝国だった。現地人を教育するなど、全く❣英国人指導者の頭にはなかった。現地人は奴隷で労働者でしかなかった。帝国主義の世界だった。それが当時の世界の常識だった。 と、当時の人の👀になって歴史を感じたら、どうでしょう。日本は台湾に、大韓国にまず小学校を作っている。教育しようということは対等に考えていた、ということではないでしょうか。少なくとも英国人が現地の人を見る目よりは…

 何故、大韓国では失敗し、今も憎まれているのか。 一方で台湾へ行くと、何処へ行っても日本人だと分かると、日本語で話しかけられるのか?  ここまで25巻。 読んできた自分には 「朱子学」が浸透していた朝鮮国(清国から独立した後は大韓国) そうではなかった台湾。 ここが大きな違いだと 読む前から答えが予想でき、読み終えて納得でした。

 

  書かないつもりが、結構、書いたな…。 ここまで25巻ではなく、24巻の感想となってしまいました。続きは又、明日にでも…。

 

 貸し出し中で、後から読んだ21巻。

『晴天を衝け』を思い出します。逃げた慶喜は、幕府側についたフランスと薩長についたイギリスによって、日本が独立国家を維持できなくなるのを防ぐため… 林真理子さんの著書、『正妻』でも、そのように描かれていたし、自分もそう思っていましたが、井沢さん説では、「それだけではない」ようです。

 自分の代で徳川政権が無くなるのは構わないとしても、逆賊扱いになるのは先祖、徳川家康に申し訳ない、その汚名を晴らすまでは死ねない。よって切腹はしなかった、というもの。 成程、それも大きいだろうと思った私。水戸出身の慶喜は、本来、幕府と天皇が対立するようなことになれば、水戸藩は天皇に味方する、という家康の密命があった、という説を展開していた井沢氏。 それが幕府の征夷大将軍になった慶喜。 にっちもさっちもいかない状況… 悩んだでしょうね。 いずれにせよ、勝海舟の働きかけによって、彼は名誉回復し、明治天皇とも面会。 

 「なぜ、慶喜は逃げたのか?」

最も納得できる論説でした。 是非、御一読あれ!

 

 (今年32冊目)

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LEMON 🍋(short version) & 瑠璃色の地球

2022-03-16 22:10:53 | Electone & Piano

LEMON 🍋(short version) & 瑠璃色の地球

 

只今、練習中… 🎵

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メリーアン THE ALFEE

2022-03-14 22:04:00 | Electone & Piano

メリーアン THE ALFEE

 

 甥っ子とのコラボの前に、即興で弾いていた 昔懐かしい~アルフィーのメリーアン❣

この曲は自分が中学生の頃、大ヒットしました。

この当時の曲は、殆どベストテンで聴いていたので、原曲を聴かなくても何となく…イントロ・間奏・勝手に浮かぶんですよねぇ。 ちょっと違うかもしれませんが、いきなり弾きましたので、ご勘弁を~ ラストの方で、ミスタッチあります。

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残酷な天使のテーゼ オタマトーン&エレクトーンver

2022-03-13 08:21:41 | Electone & Piano

甥っ子が 「反応が楽しみ~ 🎵」と言っております。皆様のコメント、本人も大事に読ませて頂きます~ 📧

残酷な天使のテーゼ オタマトーン&エレクトーンver

 

皆様、オタマトーンという楽器をご存じですか?

先日の妹、まるこ とのコラボに続き、今回は、甥っ子Yuukiとコラボです。

私がこれまでに🆙している動画の中から、昨夜、この曲でコラボしようと決定。

なんと、今朝早く出来上がったというではありませんか❣

Yuuki天才! 

このリズム感といい、演奏といい 😍💫素晴らしいわ~~~(身内をべた褒めで、スミマセン 💦 遂、本心が…!)

編集も甥っ子がやってくれました。

流石~時代の子! 機械音痴の私とは違う~~~ 尊敬❣ (また身内を褒める~~~ 🤣 でも本心😅)

ちいさかった甥っ子も、数か月後には成人かぁ~ (遠い目…)

ゆうちゃん、ありがとう 🥰

それでは、お聴き下さいませ~

 

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糸 コラボレーション企画

2022-03-11 18:06:41 | ウクレレ

糸 コラボレーション企画

 

東日本大震災から11年目の今日… 人と人を繋ぐ『糸』をアップロードすることにしました。

実は、遠~く離れた妹と初コラボです🎵(国内ですが💦)

妹が購入3日目(だったと思う)に披露していた楽器、カリンバの音色を聴いて、その優しい音に思わず、

「私のウクレレとコラボしない?」 と声を掛けました。

「糸」の主旋律を弾いて~ 私がウクレレ伴奏で合わせるから」 と、お頼みしたのが2週間ほど前。

この日に間に合って良かったです💗(⋈◍>◡<◍)。✧♡

動画編集は甥っ子に頼むつもりだったのですが、PCのビデオエディターを触っている際、「カスタムオーディオ」という存在に気付きました! 

実際、やってみると、 私の演奏が1秒早い、 0.5秒遅い、、、、等々、試行錯誤を繰り返し、(妹はヘッドホンで私が先に送付した伴奏を聴きながら、弾いたらしいです)  

やっと、ピタッとあった気がする! …と言うわけで完成です。

この「カスタムオーディオ」の音量は調整できるので、自分のウクレレの音がカリンバの邪魔にならない程度の音量に合わせられたのですが…

前奏の方の音量調整が出来ず、 前奏だけ大きな音で、そのあと、音量が突然、低下してしまいますが… ボリュームちょっと上げてお聴き下さいまし。

ややこしくて スミマセン💦  

 

そうそう! 途中、妹のインコ、宙(そら)ちゃんが喋ってます。🐤

そちらもお聴き逃しなく~~~ 🎵

妹に頼んで、いつか宙(そら)ちゃんも動画でご紹介します🐤

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カール

2022-03-09 23:57:10 | Electone & Piano

カール

 

一昨日の お・や・つ!

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吠えろ晋作!「朱子学では勝てぬ!」

2022-03-09 23:16:24 | 読書

  皆さん、こんばんは 狸じいで有名なワシ、徳川家康です。

昨年末、放送終了したNHK大河ドラマ『晴天を衝け』 皆さん、観てくれたかな? 

番組冒頭で登場していたワシの評判上々で、ワシにとっても当たり年であったわい

本日より、すず殿の依頼を受けて、このワシが再び冒頭に登場することと相成った

東アジアの近代史を語る上で、必ず克服すべき課題・・・それは儒教…特に朱子学であった。

朱子学はイスラム教とある1点で共通しておる。 それは男尊女卑であり、男女が机を並べて学ぶなど、あってはならないことだ。

もう一点、大事なことは、儒教は親孝行、すなわち孝である親には逆らえないが、朱子学は 主君に逆らえない。主君に意見するなど以ての外。絶対服従であった。

徳川政権が安泰であるために、ワシが 「武士に浸透させるべき学問」として朱子学を取り入れたのは、徳川家の歴代主君に絶対、逆らわない、すなわち服従させるためだった。

これは、ワシの思惑通り、徳川260年の歴史が続いたことからもお分かりいただける通り、上手くいった。

そう… 海に囲まれた日本は自国の平和を享受できた。

蒸気船や戦艦が西洋列強で開発され、日本の独立を脅かす存在となるまでは…

 

朱子学は 1⃣主君に絶対服従

朱子学は 2⃣男尊女卑

1800年代の清国にとって朱子学は 

3⃣中華思想;

中華(1800年代・清国)=親 

朝鮮国=兄 

日本=弟 とみなし、西洋列強の文化は受け入れられず野蛮とみなす

すなわち朝鮮国は清国の属国であり、清国は朝鮮国を独立国と認めていない。

 

ところが…じゃ、日本がいち早く維新に目覚め、福沢諭吉を頼り、日本に学んで維新を成し遂げようとした朝鮮国の若者達が売国奴として殺害される不幸な事件があったのじゃ。(クーデターについては、参照のこと)

福沢諭吉先生は東アジアが手を取り合い西洋列強に立ち向かうという立場から一転! 朝鮮国と清国に絶望した福沢諭吉先生は、「脱・亜論」を発表。早い話、見切りをつけたのだ。

以後、清国と朝鮮国が自力で目覚めるのは無理だ。武力でもって開国させる必要があるという認識が日本人の間に広がっていった。上海の地を踏み、現状を見た高杉健作も攘夷から開国派に180度考えが変わった。 上海で2丁の小型銃を購入した高杉晋作は、その内の1つを坂本龍馬に渡している。 以後、二人は志を同じくする ”日本人”として行動した。

 

日本は日清戦争に勝利。これをきっかけに、清国は列強の食い物にされた。租借という形で分断されていったのだ。落ちるところまで落ちた清国。 日本と清国との間で結ばれた条約により、清国は 「朝鮮国は清国の属国ではもやはない。日本と清国は対等」という、聖徳太子以来の悲願であった事柄を初めて認めた。

 

ここで、いったん、この時代の大事なポイントを以下にまとめてみよう~👍

日清戦争とは、亜細亜にとって何であったのか❓ それは、高杉晋作が吼えた通り、

「朱子学では戦(いくさ)は出来ぬ!」

すなわち、「脱・朱子学」= 「脱・攘夷」 → 「開国派・ご維新を成し遂げ、列強から学び、独立国家体制を守る」

伊藤博文にとっては、「不平等条約改正」が悲願となった。

最初は清国との開戦に乗り気でなかった伊藤が、最終的に 陸奥に同意する形で開戦に踏み切ったのは… 

一度、まとまりかけた「不平等条約改正」が英国のタイムズ等にすっぱ抜かれ、本国日本にも伝わり、

「一時的な処置として日本の司法に外国人を登用する(いつ、サムライの国に戻るか信用できない。大久保が江藤新平に斬首の刑を執行したことを英国人は知っていた)」 これを受け入れる条件で、他の不平等を改正出来る手筈だったが、政府のすることには何でも反対派の野党に議会でつぶされた

実際、三権分立が機能し始めたのは良いが、明治政府樹立時とは違い、何度も解散総選挙を繰り返し、伊藤も政治をやりづらくなっていたことは確かなようだ。(戦後もながーく続くこととなる、何でも反対野党は日本の伝統か…)

清国は目覚めない。目覚めるどころか義和団事件勃発 清国は、列強+日本に宣戦布告!  公使館内で 55日に渡る籠城戦となった。(援軍が来るまで。日本が活躍し勝利)

日清戦争で日本が勝利  → 日英同盟締結 → 不平等条約解消

 

日本人は柔軟な考え方、見方が出来る。朱子学はワシ、家康が持ち込んだものの、田畑を耕す民も武士も天皇家も コチコチの朱子学信者ではない。この辺が清国や朝鮮国とは違っていた。これらの国では、朱子学の影響で、民は君主に逆らえない。 骨の髄の髄まで朱子学で凝り固まっている。

一方、日本には頭の柔らかい志士がいた。明治天皇も伊藤達の理解者であり、海軍に懐から出資している。私利私欲のため、国家予算の6倍の公金を踊り狂うパーティーだか何だか知らんが、そのようなものにつぎ込んだ清国の女帝と明治天皇はあまりにも違っていたのだ。

 

以上のような歴史の流れの中、、、

亡国の危機にさらされていた朝鮮国の行く末は いかに❓

 

 まずは、時代が遡るが長州(日本)の場合…

高杉晋作に任務を託された伊藤は、帰国早々、イギリスとの和睦交渉に臨んだ。

ところが、である。

 「お命、狙われています。お逃げ下さい!」

イギリス戦艦にこてんぱんにやられれば目が覚めるだろう、と高杉晋作は読んでいたが、まだ分からぬ石頭が長州には大勢いた。 

 伊藤達は逃げた。 彼らには同志がいる。

「朱子学では戦えぬ!」と言った高杉晋作を筆頭に長州ファイブ、龍馬も勝海舟もいる。

死んでしまっては維新も成し遂げられない。ここは逃げるが勝ち。

その後、どのように維新が成し遂げられたかについては、以前、書いた為、ここでは割愛。

 

ところ変わって朝鮮国。

 「どうか、お逃げ下さい!」

大臣が言った。

しかし、金弘集は逃げようとしない。

彼の目指すところは正しい。 このまま自国を西洋化しなければ、欧米列強の餌食になるだけだ。亡国だ。 日本を見よ! 朱子学から脱却し、維新を成し遂げたではないか。

何より、朝鮮国の建国以来、あがめてきた清国はアヘン戦争で惨敗。 これを見た日本は目覚めた。朝鮮国も今こそ目覚める時なのだ。

しかし、国王も家臣も民衆も 自分の努力を認めない。

認めないどころか、「悪人」として自分や家族を殺そうとしている。

 

 「ここは包囲されます! 裏道からお逃げ下さい!」

彼を補佐した大臣の内、数人は脱出し、日本に亡命した。 ここは逃げることが正しい。捕えられれば、クーデターに失敗した金玉均のように、射殺され家族も殺され罪人となってしまう。

しかし、彼は逃げなかった。殺されることは分かっていたが、自分の命をかけて 

「朝鮮人民を覚醒させる」気でいたのかもしれない。

 彼の最期は 予想通りとなった。

金玉均と同じように、義兵たちに囲まれ、殴り殺され、市内をひきずり回されボロボロだった。

家族も皆、当然のように殺された。最も愛国心を持っていた彼が 売国奴という汚名を着せられて…

その一方で、 彼を殺すよう命令を下し、国家予算を使い込み、近代化を徹底的に妨害した閔妃(びんひ)を礼賛するミュージカルが現在の韓国でも作られている。

金弘集にとって最も不幸なことは、今も「親日派の売国奴」と認識されていることだ。

(「逆説の日本史 24巻」からまとめ)

 

  閔妃は日本人によって殺害された。朱子学ではどんな悪名高き君主でも絶対君主だ。だから日本人としては、悪を抹殺したのだという気でいたのかもしれないが、 これは例えるならバリバリの朱子学信者である薩摩の島津久光を 島流しにされた西郷に代わってイギリス人が殺してしんぜよう~というのと同じこと、と井沢氏。分かりやすい例え👍 朝鮮国の人は当然反感を持つだろう。朝鮮国にとって、最大の悪が取り除かれたことで、独立への道筋は出来たのだが…

 李完用は科挙に合格した官僚で、最初は反日派であり、親日政権を潰すため 高宋がロシア公邸に逃げ込み、次の段階として王宮に戻り、朝鮮国の独立を宣言できるようお膳立てした。

 ここに、大韓帝国が誕生。略称「韓国」だ。その記念に建てられたのが、「独立門」だった。

中国に帰属する国家としての朝鮮国。 その屈辱の門が「迎恩門」だった。中華皇帝を迎える門ということだ。

それを取り壊し、向かい側に立てたのが「独立門」と言うわけだ。

しかし、現在、あの門が建てられたのは、「長年の中国(当時は清国)からの独立を記念して」という歴史的事実を知っている韓国人は殆ど見当たらないらしい。

韓国の歴史では、「韓国は建国以来、ずっと独立国家だったが、日本に韓国併合という形で独立を奪われた」と習うのだとか。そうであれば、独立門は 「日本からの独立」でしょ? となる訳だ… とほほ💦

 

参考文献:「逆説の日本史 21巻 高杉晋作と維新回天の謎」 「同じく24巻 帝国憲法と日清開戦の謎」

(今年、30、31冊目)

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やさしさに包まれたなら Ukulele

2022-03-08 00:30:06 | ウクレレ

やさしさに包まれたなら Ukulele

先週、エレクトーンで弾いた音源にウクレレを合わせてみたのですが… 

エレクトーン演奏がゆっくりなので、8ビートでは調子が狂う感じ… 😵

Ukuleleだけで弾いた方が滑らず、すらすらと弾ける気がした…(言い訳)

要するに他の楽器と合わせるってことが、(いわゆるセッション)いかに難しいかってことですよねぇ 💦

エレクトーンの次の音が鳴るのを待っていなきゃいけないような感覚でした… 

シンコペーションでしたっけ? 

3か所、4拍目にコードが変わる箇所があります。

D7→Em7 (2回) 1回目(最初の方…空振りしてるやん!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン)

G7→E7 (1回)

初心者の自分には多めの、使用コード8つ。

今まで出て来たコードの中で、一番押さえるのが苦手なのが Dm なのですが、この曲にはバンバン出てきてちょっと困った (プツン音になりやすいため)

 

皆様、いつも沢山のコメントをありがとうございます💗 明日は帰りが遅くなるため、明後日にはお返事します~🖊

この記事のコメント欄は閉じておきます。

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