Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

トランペット これで悩み解決?

2018年11月19日 | トランペット

何気なくTVを見ていた・・・

ん・・・サイレントピアノ・・・???

なんとピアノを家で弾いても音が外に聞こえない・・・???・・・だって・・・???  そんなことができるのなら家にあるピアノも弾けるかな~、と興味をもった。  うちのピアノにも弱音ペダルってのがついてた筈だが・・・

なんでそんなことができるん? とメカニズムを聞いてみると、こういうことらしい。

メカの部分に工夫をしてピアノのハンマーがピアノの弦をたたかないようにする。
同時に、その音を電子音で再現する。  音の強弱は光センサーでタッチの強さをとらえて電子音の発生をコントロールする。  ピアノの方がクラビノーラの方に近づいたってわけだ。

これで電子音をヘッドフォンやイヤホーンで聞きながらピアノ演奏を楽しめる・・・ということらしい。  そうなると、これは電子楽器になるわけだから、ジャックをつなぐと録音もできるし、他のマイナスワンの楽曲との合同演奏もできるということになる。 当然、耳に入る音の強弱は制御できるわけだ。

へ~え、世の中変わったもんだな・・・道理で道をあるいていても住宅の窓からピアノを練習している音がきこえなくなった筈だ。  最近、どこかの家でピアノを弾いてるのって聞こえないいよね~。  ワシの子供らが小さかった頃は、街を歩いていると、どこからかピアノの練習をしている音が聞こえたりしたもんだが・・・バイエル・・・ソナチネ・・・

・・・で、これと同じことがトランペットでもできないのかな~、と思ってググってみたら・・・なんと・・・あるではないか・・・サイレントブラスってのが・・・え~・・・あるの?

ということで、自分の年齢も忘れて、買ってしまった。  これだ!

YAMAHAサイレントブラス

仕組みは・・・

1. かなり音を消せるミュートをトランペットの朝顔(ベルのこと)にはめ込む。
2. ミュートにミニジャックをつないで他方を黒い小さな箱(パーソナルスタジオ)のミュートインというところにつなぐ。
3. 箱にイヤホンをつなぐ。
4. 箱のスイッチを入れる。 
5. この状態でトランペットを吹いてみて音量を調節する。
6. 部屋の中で吹く、というのと、ホールで吹く、というスイッチで共鳴の具合を使い分ける。

という具合です。

この専用のミュートを付けて吹くと、同じ部屋にいる女房でも、何かなってるのかな?・・・程度の雑音だそうです。

ミュートを付けると・・・吹くのは・・・かなり苦しいが、これはハーマンミュートを付けて吹いても同じ程度だが、ハーマンミュート付は結構な音がする。

イヤホンに聞こえる音は、音量を調節できる。  ホールで演奏を選択すると、音が周囲に反響して聞こえるように変わる。

うん・・・これはいいぞ! と思ったが、ミュートなしで思い切り音を出せるのが一番いいことに違いはない。

そういえば・・・数年前に、ザ・ジャズ道 アドリブの扉、ザ・ジャズ道 アドリブの極意、って本を2冊もかっちまったな。  たしか、これにはマイナスワンのCDが付いてたはずだったな・・・

ザ・ジャズ道 アドリブの扉、と、極意・・・・マイナスワンCD付

マイナスワンというのは、トランペットだけが録音されていないカラバンドの演奏が入っているのだ。  これを聞きながら自分のトランペットを演奏するのだ。  トランペット版カラオケ、というわけだ。

とすると、家の部屋の中で、堂々と、女房も気にせず、だれにも聞かれることもなく、外に音も漏れずに、アドリブの練習ができるってことになるんだな・・・

アドリブだから吹く都度フレージングが違うんだよな・・・だから、ジャズのフレーズってのは、その場その場で独自のフレーズが咄嗟に作れるかどうかって練習になるんだな。  それにはカラオケCDで練習するのが一番合ってると思う。  

曲をフレーズ(小節)単位作ればいいってことは、これまで気が付かなんだ。  フレーズは単に小節である、という観念しか持ち合わせていなかった。   フレーズを作ってつなげてみよう、なんて訓練はジャズ道アドリブの扉を読んで初めて知った。  その際に和声とかリズムとかコード進行とかが必要だとわかってくる。 

日本の音楽教育(学校での)は、こういう点がおくれているんだ。  ドレミの弊害は、ジャズを習おうという今でさえ楽譜を読む際に邪魔をする。  小節は小節であり、和声は単に和声である。  

米国ではろくに学校に行っていなかった黒人の音楽家が草が生えるように次々と生まれたのは、こういうところの実践的練習が根底にあるように思える。

1小節か2小説の短いフレーズを即興で演奏できればズージャは出来たようなもんなんだな。  (これが難しいんだけどね・・・じつは)

幸い、パーソナルスタジオという黒い箱には、AUX INという穴があって、ここに音響機器からのジャックをつなげば、マイナスワンCDをコンボでやスマホで再生し、その音を聞きながら、自分でアドリブを吹くという練習が可能になるんだ。

お~、今日ここで、やっと、自宅でのトランペットのアドリブ練習の体制が整った、ってわけだ。  長かったな~・・・

そして、おもむろに出してきた・・・ザ・ジャズ道 アドリブの扉、と極意、マイナスワンCD付き・・・これだ!  もっと昔、高校生の頃、1960年代に買った、Modern Jazz School、って本も見つかった。 (持ちのいいこと・・・)

教則本がたくさん・・・ジャズ道まっしぐら・・・か

さらに、昔ネットから印刷したトランペットの基礎練習の楽譜も、ぞろぞろでてきた・・・こちらは基礎練習用

スケール、リップスラー、タンギング、フィンガリングなどの基礎練習の楽譜


・・・で、最後に、このサイレントブラスの機器の収納法だが・・・いちいち出して来たり、仕舞ったりするのは、すごく面倒で、仕舞い忘れてしまう可能性が高い。  

が、こういう風にトランペットケースにすっぽりと収まるではないかっか。  ミュートを付けたままでも収納できるように作られている。

ワシのケースには、前に買ったマイルスが良く使うハーマンミュートも入っているのだ。 (待ってろマイルス~)

なんでも入るドラえもんのポケット?

 

サイレントブラス・・・結構使い道はあるけど・・・やっぱりミュートはつらい・・・

きっと途中で欲求不満がたまるであろうから、たまったら河原や海辺に行って、思いっきり生で吹けばいいよな・・・そのころには多少うまくなってるやろ。

家でやるのは、タンギング、フィンガリング、スケーリング、アドリブのフレージング、カラオケ演奏、好みの曲・・・の練習ということに。

外でやるのは、ロングトーン、リップスラー、のウォームアップから、好みの曲を2~3曲を思いっきり・・・吹いて、そそくさと帰る・・・江戸川の河原かな・・・ま、日々の散歩だと思って・・・時間は死ぬまであるんだから・・・マイルスに会えるのかな~・・・

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