これまで綾竹台用の3段羽根の依頼は8枚羽根が多かった。
これは、最初に購入された綾竹台には2段10枚羽根がついていて、組紐教室でコースが進むに応じて、新たに3段羽根が必要となったので、交換用にということで依頼されたケースがほとんどだったように思う。
ワシの方は、教室のコースがどんなふうに進むのかは全く知らず、依頼に応えていた次第です。
少し状況が分かってきたので、羽根の交換のたびに費用がかさむユーザーのために、羽根と羽根枠について少し考えてみた。
最初から3段10枚羽根、ってのがあれば、2段10枚羽根の組紐にも使えるんではないのかな?・・・と。
あるいは羽根枠は同じで、3段用の羽根だけを別途買えるんであれば、幾分でも費用は安く上がるんではないのかな?・・・と。
それで作ってみたわけです。 同じ羽根枠で、2段の10枚羽根も3段の10枚羽根も取り付けられる、ものを。
それが、これです。 枠は同じものを使います。
3段10枚羽根は、8枚羽根の幅に10枚の羽根を取り付けるのですから、当然、羽根の幅、羽根と仕切り棒の間の幅、は狭くなります。
これが、実際に組む人にとって、どれくらい影響があるのか、については、ワシにはよくわかりませんが、まあ、何とかなるんじゃ~ないのかな? と想像しております。 プロの方が使っておられる綾竹台では、32枚羽根(片羽根)なんてのを見たような気がします。
今後ワシが作る綾竹台では、羽根枠はこの方式で、
A: 最初から3段10枚羽根の付いた綾竹台
B: 最初は2段10枚羽根の付いた綾竹台
C: 2段用、3段用の交換羽根だけ1枚いくらで追加購入できる
てな具合にしようかと思います。
8枚でいいんだけど・・・という方は8枚だけ取り付ければいいわけですね。
今般試作してみましたら3段10枚羽根でも良い、という方がおられましたので、早速仕上げ作業に入っとります。
少し朗報でしょ?