最近ブラウザでサイトをいろいろ訪問した後で検索プロバイダの画面を表示したりすると、自分が過去に訪問したサイトの業種やジャンルの宣伝が出てくるので、おかしいな?、と思っていた。
偶然知ったのだが、特定のサイトには訪問した個人のPC情報が自動的に収集される仕組みが入っているそうだ。 たとえば不動産会社のサイトなどにG○○○○○ Mapなどが含まれているような場合、ここを訪問するとMapのアプリを介してあなた(訪問者)のPCの個人情報が収集されるようになっている。
かくして収集された情報は、あなたがG○○○○○検索やG○○○○○の宣伝を載せているようなサイトを表示したときに、同様の不動産会社の宣伝などが他の企業群の宣伝よりも優先度を高くして表示される、訳だ。
つまりあなたの癖や動向を、こうやって集めているわけなんだな。 この人はこういうものに興味を持っている、というような使われ方をする。 不動産探しをした後では、別荘の宣伝が表示されたり、ボートの検索をしているとボート屋とか船外機の宣伝などが表示されたりする。
だからHなサイトばかり見ていると、いつか検索プロバイダの頁に、いろいろなエロサイトが宣伝として表示されたりして赤っ恥をかくことになる。
まさか氏名までは集めてはいないだろうけれど、メルアドくらいは持って行ってるかも知れんね。 Hサイトなんか見ると、ViagraとかEDとかの薬のEメールが次の日に届いたりする。 (見とるんやないか! あんた!)
これって何かの法律に抵触するんじゃないの? よくわからんけど、なんとなく監視されているようで、不安を感じるね。
そこで調べてみると、ブラウザ(IE)には、この個人追跡する機能をブロックして防止する機能ってのが入ってるんだな。 やらせといて禁止もできる、ってのは手の込んだやらせではないか。 だめなら初めからそんな機能を入れなければいいんだけど、潜りでやるやつもいるので、(追跡防止機能は)まああった方が良い機能ではある。
実際、あるプログラムを書けば、各人のPC内にクッキーが書き込んでいるレコードを読み取ることは出来てしまうんだな。 そのクッキーがネットショップのものだったりすると、あんたの住所、氏名、電話番号、メルアド、何をいつ買ったか、値段は、等々、何でも分かってしまうんだな。
だからクッキーは出来たら使われないようにユーザー側でブロックした方がいいのだけれど、クッキーを有効にしないと買い物ができない、なんてことになる。 (インターネットオプションでブロックできる)
PCも機能を知らずに使っていると、こういう目に合う。 最近はやりのスマートフォンってのは、ちっこいPCだということも知っておかねばならない。 裏で何が動いているのか、意識しといたほうが安全だ。 知らないなら誰かに教えてもらえばよい。
さて、今回の個人追跡機能をブロック(無効に)するための方法だが、次のようにすればできる。
ブラウザ(IE9だけど)のツールボタン=>アドオンの管理を選択=>追跡防止をクリックすると、
”個人用リスト”というファイル名を書いてある表が表示される。 この段階で下のほうにある”無効にする”ボタンをおしてしまうと、この個人用リスト自体を無効にすることになるので要注意。 ここは無効にせず、有効のままにしておく。
”個人用リスト”の行をクリックして選択し、下の設定ボタンを押すと、今個人追跡をしているサイト名がずらずらと表示される。 まあなんとあることあること。 こんなに勝手に追跡されていたんだと驚く。
上のほうにある、”自動的にブロックする”にチェックを入れると、個人用リスト内のすべてのサイトの個人追跡機能をブロックできる。
この個人用リストは、あなたが訪問したサイトのうち、個人追跡をしているサイトの一覧で、訪問するサイトが増えればこのリストの中身も自動的に増えていく訳だ。 ”最新の情報に更新”ってボタンを押すと、リストの内容が更新される。
現在、すべてのサイトの個人追跡をブロックしているが、G○○○○○ Mapの表示機能の一部に不具合が出たリはするが、まあ不便はなくMapは使えている。 G○○○○○ も Y○○○○ も L○v○ D○○rも、ほかにも一杯やってるで。 個人用リストの中を見てみなはれ。
気いつけなはれや!