Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

HS Bait 100HL マグブレーキの改造手順

2017年09月12日 | Fishing

改造手順が分かりにくいというコメントがございましたので、手順をアップします。

マグブレーキの蓋の開け方。

拡大してください

写真、リールの右側(左巻きなので)にマグブレーキの調節スイッチがあります。 右側がマグブレーキの蓋になっています。 蓋の右下、先端部の裏側にちょっと出っ張ったレバーが見えるでしょう。 (写真を拡大してください)

このレバーの前方を押すと、蓋のロックが外れるようになっています。

レバーを押したまま、蓋を右回り(右巻きの場合は左回り)に回すと、蓋がずれます。 先端が下を向くようにひねるわけですね。 

これでマグブレーキの蓋、カバーが外せます。

蓋をずらしたところ

しずかに蓋を外側に引っ張ると下の写真のように蓋をはずすことができます。

蓋が外れました。

写真を拡大して蓋の裏側についている円盤(マグネットが埋め込まれている)と、円盤をとめているネジ本があることを確認してください。

この状態で、スプールの心棒を引っ張ると、スプールが簡単に外れます。 (これは改造には無関係です)

スプールを引き出しました(改造とは無関係)

円盤を止めている2本のネジを緩めて外します。 +ドライバーは小さく、下手するとネジ山をつぶしそうです。 -ドライバーを使うほうがいいでしょう。

ネジを外すと下の写真のように分解できます。 円盤にはネジ穴が4個開いていますので、どのネジ穴を使っていたか、マークしておいてくださいね。

マグネット盤を取り外したところ

さて、ここからが改造です。 外したネジが、どの穴に対応していたかマークしてありますね。

マグネット盤を裏返します。  こんな感じで、フラットです。

マグネット盤の裏側

マグネット盤の裏側の使っていたネジ穴に、M2用のワッシャーを各2枚を取り付けます。  マグネット盤が1mm程度スプールに近くなればいいので、必ずしもM2用のワッシャーでなくてもかまいません。  1mm厚のプラスチック板でもいいわけです。

要は、マグネット盤が買った状態よりも、1mm程度出っ張れば、スプール面に、より強い渦電流が生じ、マグネットブレーキが効くようになるのです。  

このリール買ったままの状態では、スプール面とマグネット盤が少し(約1mm前後)離れすぎていて、マグブレーキが利かない状態であることが多いようです。

そのためバッククラッシュが多発し、ベイトの釣りをあきらめてしまう人もいるのかもしれません。  マグブレーキが利くと、驚くほどキャスティングが楽しくなります。  

私なんぞは、若いときからバッククラッシュでベイトの釣りはあきらめていました。  それが、齢70にして、このリールと出会い、マグブレーキについて学び、改造し、投げてみたところが、初めてのキャストでバッククラッシュ無しで20mほど飛ばせたのです。  

ベイトリール初めてで・・・嬉しかったなあ~・・・その時は・・・

もっと強いマグブレーキにしたい場合は、100均でネオジウム磁石を買って、自分で円盤を作って埋め込んで、ねじ止めすればよいのです。  100均のネオジウム磁石は少し径が大きく、磁力も強いです。

ちなみに私が作った円盤(100均ネオジウム7個磁石使用)と、ついていた円盤を比べてみましょう。

厚みの差

形状の差

工夫するのは楽しいですね。  

これであなたもHS Bait 100HLのファンになりますよ。  さらに良いベイトリールが欲しくなるかも・・・

 

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