最近、NHKスペシャルってので結構ためになる番組をやってる。
それをずっと見ているんだが、おかげで生命の進化ってことと、人体におけるアレルギーってことに関してなんとなく分かってきたような気がするんだわ。
昔、学校でダーウィンの進化論や、メンデル遺伝の法則、なんてものを習ったけれど、どうもはっきりとは理解できなかったんだな。 頭が悪いせいではなく、教えている方も分からないままに教えていたんだと思う。 だからはっきりと理解できないわけだ。
何が理解できないかというと、アメーバが魚に進化したり、猿が人に進化するってことが分からないのだよ。 いや進化の結果が目の前にあるのだから進化したのは事実だろう。 が、どうやって、何故、進化したのかが分からないのだよ。
猿が二足歩行したから人になった? そんなら今の猿はどうして人にならないのか?
アメーバが魚になった? そんなら何故それは今起こらないのか?
家の魚はいつトカゲになるのか? てな疑問に誰も答えてくれなかったね。
だからダーウィンの進化論は、結果論だっつ~の。 結果がそこにあるから進化したとみなした訳だわな。 何故が説明できていなかったんだな。
それがここへきて分かってきたことは、遺伝子に変異が起きたから、その結果が進化だってことがNHKスペシャルのおかげで分かったんだな。
新垣結衣ちゃんがMCを務める、NHKスペシャル、生命大躍進、これは見といたほうがえ~で。
動物の目と昆虫の目はどうやって出来たのか。
それは・・・光を感知する能力をもった植物のDNAが、動物の祖先のDNAと合体したから・・・
最初に植物が太陽光を感じると、そっちに花や葉を向ける、向陽性という能力を持った。 その遺伝子が何らかのかげんで動物の祖先のDNAの中に入り込んだ。 そのころの動物の祖先は、体外受精をしていたんだな。 DNAが混ざりあう環境が何かあったんだ・・・
その植物ってのは、海に居た藻類の祖先で、動物ってのはクラゲの祖先だったらしい。 クラゲって今でも藻類を体内に入れ、その光合成の産物を栄養にして生きているってじゃないの・・・
その動物の祖先も最初は単目細胞として明るさだけを感じていた・・・らしい。 その後、長い時間をかけて、昆虫の複眼に進化したり、動物の目(カメラ構造)に進化したりしたのだそうだ。
そのほか、体内に植物の遺伝子を持つ動物ってのも、現代に生きているらしい。 ウミウシの一種とのこと。
カンブリア期って大昔に、生命のカンブリア爆発ってのが起きたそうなんだ。 この時期に生命の種類が一気に増えたのだそうだ。
そこでは、色んな生命体のDNAが交雑し、変化し、増加する、といったDNA上の変化が起きたようなんだ。
何があったのかね~?
ここからはワシの想像だが・・・
放射線によるDNAの分断と修復エラー とか、
他の生命体のDNAにもぐりこむレトロヴィールスのようなものの存在、とか
そのころは、免疫機構なんてものは無かったので自在に、ある生命体が他の生命体の中に入れた、とか
とにかく、生命体のDNAが親のDNAと異なるという、進化(といってもいいのかな)が起きたんだと理解したんだ。
生命組織の肥大ってのは、大食いは大きくなるという法則もあるんだろうけれど、同じDNAが何倍にもなる、という変化もあったらしい。
現在のDNA研究でも、人間は祖先のDNAの4倍体(同じ遺伝子を4組)を持っていることが分かっているそうだ。 つまり、組織を作る遺伝子が4倍になったということで、体の仕組みが大きくなったり複雑になったりした、それが進化だって~の。
チェルノブイリの追跡調査でも、強い放射能でDNAが切断され、誤って修復接続された事例などが報告されているから、放射線は進化の一種の原因になるのかもね。 その結果生きられない生命は淘汰され、生き残った生命が”進化の結果”となったのかも知れんね。
動物のDNAに入り込み、その一部になってしまう、レトロヴィールスってのが居ることも分かっているそうだ。 人の遺伝子には、その痕跡が見つかっているらしい。
生命は偶然の連続と、淘汰の結果だ~、と言ってもいいんじゃないの?
と考えると、進化ってこと自体が、ワシにはやっと理解できるレベルに達したということなんだわ。
こんなことを考えると楽しいよ・・・
何故、人類の祖先であるアフリカ人(黒い人々)から白人や黄色人種が生まれたのか。 なのに何故搾取したり殺しあったりするのだろうか・・・
髪の色は何故、何種類もあるのか、縮れ毛、直毛、剛毛、金髪、ブルーネット、黒髪。
これから起こり得る進化(変化、変異)とは何か・・・
遺伝子操作の野菜食ってたら、ワシ光合成できるようになった・・・
なんてね・・・