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アレルギーって一体何だ?

2015年07月09日 | 進化論

最近、右手の親指の付け根に痛みを感じるの。

バンブーロッドを一気に3本分削ったあとから痛くなりだした。  今でも瓶のふたを開けたり、湯呑み茶碗を持ったりすると、痛みが出て力が入らないことがよくある。

ほんで関節リウマチ、とか、膠原病とか調べたりした。

どうやらアレルギーの一種らしいってことがなんとなく分かってきた。  自分で自分の体の組織を攻撃し、炎症を引き起こす、という現象が起こるらしい。

そして最近、やはり、NHKでそんな種類の番組を見て、アレルギーの仕組みがなんとなく分かってきたので紹介する。  ただし、素人レベルの理解の仕方で、研究した結果ではないので、余り厳密に追随しないでほしい。  調べるためのきっかけ位に思って読んでほしい。

どうやら体には免疫という仕組みがある。 (これは実際にある)

免疫ってのは、基本的には体外から入ってくる細菌や異物(自分以外のものすべて)を排除して体を守るための仕組みなんだが・・・実は・・・

まず、簡単な例から・・・

物を食べます。  異物です。  排除しましょう。  では人は生きていけない。

そこで、異物ですが、これは体の栄養になるので、排除するのは止めましょう。  という働きもあるらしいです。

排除するための組織は異物を攻撃するキラーT細胞、その働きを抑止する組織は制御性T細胞というらいい。

赤ちゃんがゆっくりと離乳をするのは、このためで、徐々に、その食べ物は体に受け入れてもいいもの、と免疫系に教えるため、だと思います。

通常は、食べ物は腸で吸収されるのだが、ここでキラーT細胞が働いでは生きていけないので、制御性T細胞が、キラーT細胞を抑制するための分泌物を出す訳ですな。  そうこうしてその食べ物は体にとっては異物ではなくなる訳です。

この免疫系への教育がうまく行っている限りは、食べ物アレルギーは起こらないわけです。

ところが・・・食べ物の中には、人によって、炎症を引き起こすものもある・・・アレルギーを起こす・・・という現象があるわけです。

アメリカでピーナッツアレルギーが多発するので調査したろころ、ほとんどのベビーローションにピーナッツオイルが含まれていた、ということが分かったらしい。

腸で制御性T細胞に成分を教育する前に、肌からその成分が先に吸収されたために、キラーT細胞がピーナッツ成分を攻撃するために炎症が起こり、ピーナッツアレルギーということになる。

今では、ピーナッツアレルギーは、口から少量づつピーナッツを食べさせることで、徐々に慣らしていけば克服できる、という療法があるそうです。  杉花粉症でもこの療法がおこなわれている。  ただし、すでにアレルギー反応を発症してしまった人は厳重な医者の管理のもとで行わなければ生命にかかわるので勝手にやったりしないように・・・

昔、漆職人になるには、小僧のころから漆をなめさせた、ということを聞いたことがあります。  漆を口からいれることで慣れさせないと漆にかぶれるようになる、という経験則があったようです。  漆をなめた子供らは熱を出しそれに耐えられた者だけが入門を許された、そうなんです。  それに似ていますよね。

それから妊娠という生命活動は母体にとっては異物を体内に抱える、という重大な意味を持つらしい。  そうだよね異物をお腹に入れて280日も育てるんだから、T細胞に攻撃されたら子供は死んじゃいますよね。  母親と子供の血液型が違うってことは十分にあり得るしね。

そこで発達したのが胎盤という組織だということです。  ここでは免疫系の直接の攻防を避けて栄養を親から子に供給する仕組みがあるそうなのです。

免疫機構の抑制には、腸内細菌も関与している、ということも言われています。  

最近腸内フローラという言葉をよく聞きます。  腸内フローラとは、腸の粘膜上にある粘液層のことをいうらしいです。  そこに何千何万という腸内細菌が生活しています。

それらの細菌は、食べ物が来るとそれぞれが独自の働きをして各種の副産物を腸内に排出するわけです。  その副産物が免疫系のキラーT細胞を抑制する働きをしているとも言われています。  善玉も悪玉も居るんでしょうね。  抗生物質を飲むと、これらの細菌を殺してしまうことになります。  そうすると初めから細菌を取り入れなおさねば腸内フローラはもとに戻りません。

これらの腸内細菌は、生まれた直後から、母親を介して、食事や経験を介して、徐々に腸内に取り込まれるのです。  

太る体質の親から生まれた子は親から太る体質の腸内フローラを受け継ぐ・・・

いくら食べても腸内での脂肪の生成を抑制する腸内細菌とか、何を食べても腸内での脂肪の生成吸収を促進する腸内細菌なんてのが居るそうですよ。  わたし、いくら食べても太らないんです・・・何食べても痩せられない・・・両極端がありますね・・・

欧米に、酪農家に育った子や、近くに育った子はアレルギーにならない、という統計があるそうです。  小さいころから家畜の糞や、糞に含まれるバクテリアなどに触れる機会が多いと、体内に良い免疫系ができる・・・ということらしい。

なぜ近代になって花粉症が急に増えたのか・・・

生活が清潔になりすぎた・・・婆ちゃんの漬物(発酵性食品)を毎日食べなくなった・・・抗生物質の多用(腸内細菌を殺してしまう)・・・みんな都会に行っちまった・・・

等の原因が想像できますね。  地方出身者に東大合格者が多い・・・なんてね。(根拠はありません)

ワシには今、エビ、カニのアレルギーがあります。  昔は平気で食べてましたが、いつの頃からか、エビやカニを食べると、喉がかゆくなり、胃が痛くなる時すらあります。  どうしてでしょう・・・分かりません。

喉がタバコで炎症を起こしているときに、エビのから揚げなんかを食べて、のどに傷が出来、そこからエビの殻成分が多量に入り込んだので、皮膚に炎症ができるようになった・・・なんて想像しています。  殻がついていないエビを食べた場合は症状が軽いような気がするので・・・(根拠はありません)

西洋のアレルギー療法に、こんなのがあるそうです。

ある寄生虫を腸内に移植する。 と、その寄生虫を排除しようとキラーT細胞が働く。  寄生虫は殺されるのが嫌なので、ある液体を分泌する。  その液体がキラーT細胞を和らげる。  寄生虫移植後しばらくは、嘔吐や体の異常を感じるそうですが、アレルギー症状は治った、なんて事例があるそうです。 (これはTVで放送してました)  マリア・カラスが太りたくないので寄生虫を飲んだのは有名な話です。

健康な人の糞(うんこですな)をもらって精製し、腸内疾患のある患者の腸に直接注入する。  と、多発性硬化症、腸内疾患、等、が改善した。  そこでは健康な人のうんこをもらう運動をしている。   (これもTVで放送してました)  まだ非公認らしいがここを訪れる患者は後を絶たないらしい。

都会に集中する人口・・・地方は衰退し限界集落まで発生している。

地方移転すべきなのは高齢者たちではなく、むしろ小さな子供を持とうとする若い夫婦達のほうではあるまいか・・・あるいは、昔の大家族制の復活を声高らかに叫ぼうではあ~りませんかっか・・・

 

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