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Max Satohのバンブーロッドクラフティングに関するブログ

工作はじめ 波動スピーカー(もどき)13 バスレフ ダクト・定在波

2013年02月15日 17時53分46秒 | 共鳴胴スピーカー

バスレフ式ボイド管スピーカーを2個作ったので音の調節をしてみました。  このスピーカー、底はまだ固定していないので取り外しができます。

底板にはこんな風に54.25㎜の穴があけられ、塩ビ管VU40の継ぎ手、VU40の順に差し込みます。 VU40の方に何種類かの長さのものを用意しておきます。

以下長さは底板底面からの長さになります。

ダクトの内径は、底面から、継ぎ手の48㎜(約2.5㎝)、VU40の44㎜というように先が広がったラッパのような形をしています。

1.長さ11㎝ 継ぎ手+VU40 の場合

低音は出るようになったが、チェロの超低音の音がヒキガエルが鳴くようなゴワ~ン、ゴワ~ン、という風に聞こえます。  とてもチェロの音には聞こえません。

2.長さ4.8㎝ 継ぎ手だけの場合

聞けますが、低音があまり響きません。

3.長さ8㎝ 継ぎ手+VU40 の場合 (内容積6Lのバスレフの標準仕様に近い)

このあたりがちょうど良い低音の響きです。

暫く長さ8㎝で聞いておりました。  この状態でも良いのかもしれないとも思えるし、少し響きが籠るのかとも思える程度の聞こえ具合でした。 曲によるとも思われます。

そこでネットでエンクロージャー内の定在波対策について調べてみました。  定在波にはスピーカーの筐体の中で反響するものと、スピーカーから出た音波が部屋の壁や天井・床などに当って反響するものとに分かれます。  平行な壁面があると、ある周波数の音波は平行な壁面を行ったり来たりして減衰しないで反響音を長く出し続けるのだそうです。  ワシが言う土管音もこれですね。  土管の中でワンワンヤンヤンと響く音。  

バスレフ式の場合、吸音材の使用については賛否両論があるみたいですが、吸音材は両刃の剣のようなもので、使えば定在波は減らせるが使いすぎると音が籠ってしまい、艶のない音になってしまう。  これがバスレフの宿命、とありました。

なかに、ユニットのマグネットの周囲にだけ吸音材を巻いて逆相の音自体を先に吸収してしまう、という考え方がありました。  本家の波動SPを開けてみた写真がどなたかのブログにあったんですが、マグネットの周囲にでんぐり紙(ハニカムペーパー)が貼ってあったような気がしているんですが、どうやらこれに符号するような気もします。

更に、エンクロージャーの中に、リプトンのティーパックを3~4個入れておくと定在波が消える、という記事もあり、これにはかなりの納得感がありますね。  洗濯機の中に口を空けたネットをつるしておくとゴミが取れる、というようなもんですな。  ケント紙のようなもので三角錐にしたレゾネーターなるものも売っているとありましたな。

そこで、ワシは考えた。  筒の中をくるくる回っている定在波がぶつかって吸収されて消えてしまうもの・・・
目の前にありましたわ。  ティッシュペーパーをクシャクシャっと丸めて玉にして、2つばかり(/SP当り)、ダクトから放り込んでみましたんや。 (急に大阪弁)

そしたら、あんた・・・ なんとなく響きが重いと思っていた音が、すんなり聞こえるようになったやおまへんかっか!!  ティッシュペーパーを丸めたもので!!

なんやら得したみたいな気分になった。

ところで、波動もどきも、このバスレフ式も、同じボイド管で作っている。  
ボイド管にも土管音はもちろんあるのですが、塩ビ管に比べてそれほどの土管音がしないのはなぜなのか? と感じていた。 ワシにも大した知識も自信もあるわけではないが、どうやら、その理由はこのボイド管の作りにある様に思われてなりません。

ボイド管の表面は、薄紙がぴっちりと貼ってありつるつるすべすべなのに対して、内側は細かい皺のある紙がスパイラルに貼ってある。 (ちなみにこれはコメタニのA.ONE Tubeといいます。 他のボイド管でも多分同じじゃないかな。)  この細かい皺皺が音波の乱反射を起こすのではないかな?  そして円筒であるという性格から、音波は並行壁を往復して定在波となりにくく、筒の中をあっちこっちへとあてどなく反射するのではないか?  

おそらく北半球では左回りに回って低気圧っぽくなってるんとちがうかな? これは冗談。 でもありうるかも。 皺皺の紙はスパイラルに貼ってあるし??  
ダクト内では外にでる音波は筒に沿って回転して出ていき、入ってくる空気は中央部をストレートに入ってくる、なんて記事がJSPのサイトに出ておりましたんや。  その途中に2個の丸めたティッシュペーパーが・・・

筐体は振動してはならない、という考え方で作られているスピーカーが一般的なようだが、これはSPから出た反射音が定在波とならない様にとか、筐体からの音がユニットからの音に影響しないようにとか、SPの振動がアンプとかプレーヤーとかに伝わらない様に、とかいった考え方から定着した考えではないかしら?

ところが、共鳴管スピーカーとか、波動、波動もどき、共鳴胴スピーカー、などは積極的に筒を振動させて音をエンクロージャーからも出させるタイプのもののように思われる。  ただし、このタイプのものは狭い反響壁の多い部屋では却って室内の定在波を生み出しやすいのかもしれないね。  広い空間で、スピーカーから出た音を直接耳に入れられる空間に向いているのではないか・・・ そんな部屋あるか?・・・

どなたかのサイトに、”そのスピーカーがチェロやピアノ、あるいはギターやバイオリンの音が心地よく聞こえるのは、たぶんそのエンクロージャーの振動がそれらの楽器に似た振動をしているからでしょう”という趣旨のことが書いてあった。  これにもまったく納得できます。

今回のボイド管バスレフ式SPも、筒が振動している。 波動もどきどころではない振動の仕方をしている。  じゃによって、これも共鳴胴バスレフ式スピーカーとしてよいのではないだろうか・・・

”スピーカー作るならボイド管”っと叫ぶ連中が出てきてもいいような気がするが・・・  あっ、もういる?  そりゃ失礼!

 

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