IAKOにする板と角材を曲げているのだが、アイロン蒸し上げ法を使っている。
前回曲げを試みた角材は、
1回目: 曲げ台上ではきれいに曲がったのだが、台から外すと半分くらい曲りが戻ってしまった。
両側から最終の曲り金型で締めあげれば・・・つまりプレスすれば・・・たぶん1回で求めるカーブになると思われるが、曲げ台だと、ブロックが当たっている部分は、いわゆる、曲がるが、その中間部はたわんでいるだけで、台から外すともとに戻るようである。
2回目: ブロックと角材の間に2㎝厚の下駄をかまして、その部分のカーブだけきつくして曲げてみた。
するとその部分はきれいに曲がった。 結果全体として求める曲りに近いものとなった。 つまり、曲げ台で、もとに戻らない曲げ方をするには、1か所づつ目標よりも強めの目標で曲げていく、という方法が良いことがわかった。
ここまで曲がっていれば、板・角材・板とサンドイッチして接着することで、全体として求めるカーブのIAKOとなるであろう。
下は曲がった角材の写真。 2本1組にして計4本を一気に曲げた。 一部曲りのきつい部分は、そこに節があり、言ってみれば、折れた、というべき曲りだ。 これも板でサンドイッチしてしまえば、接着できっちり固まるだろう。 だめならやり直しだ。
つづいて、IAKOの上下となる板、 厚み19mm x 幅60mm、2枚を両側から一気に曲げる。
リードのキッチンペーパーを半分に切り、カーブになる部分全体に置いた。 霧吹きで水を目一杯しみこませた上から、アルミフォイルできれいに包む。 アルミフォイルは再利用が効く。
そしてアイロンで水を蒸気に変えるのだ。 隙間から蒸気が出てきてアイロンの底に触れ、ジュワ~っという音を立てる。 この音がほぼ出なくなるくらいまで加熱すれば、中で木が蒸気によって蒸されるのである。
そして、おもむろに曲げる・・・熱いから軍手を忘れずに・・・
この際、紐は必須・・・
輪になった紐はラチェットを取り付けるまでの保持のため。 最初は、板が開いているので2本の大きい輪で保持、ラチェットベルトをセットして締め始めたら、輪を外して、紐4本の半分の大きさの輪にして両方の板を保持する。 ラチェットベルトが目一杯しまったら、輪を奥に押していって止まったところでキープする。
この写真、下の板は、2個目のブロックには触れていない・・・つまり彎曲しているだけで曲がっていません。
一度全体を軽く彎曲させた後に、再度、下駄をはかせて曲げる必要があるでしょう。
1日放置して乾くのを待ちます。