長女がオーストラリアにホームステイするというので、何かあったときの保険にと倅夫婦が並行してオーストラリア旅行に出かけることになった。 結果、残された次女と長男は2週間日本で過ごすことに。
次女は嫁さんの実家で、長男は我が家でその間を過ごす。 倅は長男のために自分たちが子供の頃使っていたファミリーコンピュータと、そのソフトのカセットを置いていった。
ところがそのファミリーコンピューター、かなり古くて動くかどうかも分からない代物。 ・・・で、中古の可動確認済みというのを買って置いていったのである。
ファミリーコンピュータって現代のデジタルTVでは映らない。 昔のアナログTVのインターフェース(黄色、白色、赤色のジャック)がないと使えないのだ。
任天堂スイッチというRFインターフェースもあるのだが、これも手を加えないとRFインターフェースが働かない。
そのために、ファミコンのAV化というケーブルが売られており、それをとりつければ黄色・白色・赤色の3色のアナログTVとのインターフェースが使えるようになるのである。 幸い3色ケーブルの入力端子はうちのTVにもついていた。 それとは別に3色ケーブルをデジタルTVのHDMIに変換する装置も買ってある。 お金のかかること・・・
そのAV化ケーブル、「ファミコンAV化キット 天下人」という仰々しい名前。
それを取り付けた写真がこれ; 4か所半田付けすれば完了。 音声と画像のAVインターフェースが完成する。
一番難しいのは裏ブタを綺麗に閉じること。 配線が綺麗に収まらなかったり、カセットのリリースレバーに引っかかったり、配線が噛んでしまって裏蓋が浮いてしまったり・・・うまいこと隙間に配線を突っ込めば綺麗に裏蓋が閉まる。 問題は↓写真の左上隅のテープの部分の収め方です。
その他、これはワシの一存だが、ファミコンのスイッチを入れた時にLEDランプが点灯するように回路を追加した。 ファミコンってスイッチが入っているのかどうなのか分からないので・・・
その回路がこれ; コントローラ#2用の回路から5V(実際は4.8Vだった)と、GNDの接点を使って、1KΩの抵抗を介してLEDに繋いでいる。 LEDに流れる電流は約2.7mA、これで十分に明るい。 LEDは下写真、右側の太い赤い絶縁チューブの下にΦ3mmの穴を空けて突っ込んである。 ちょうどスイッチの横当たりに当たる。 LEDは+ーを間違えると破裂して壊れますので極性は注意深く。 写真では+ーを間違えないように赤黒線を使ってます。もちろん赤が+黒がーです。
スイッチオンでLEDが点灯する;
天下人の設定完了;
21本あったソフトのカセットのうち5本しか動かなかった。
それで、接点復活材っちうものを倅が買って送ってきたので、これを作動しないカセットの接点に塗布し、綿棒で擦った。
すると、どうだろう・・・最初動かなかったカセットが全部動くようになったのである。 接点復活材の効き目はすごい! ↓これ!
ただし、一部に接触不良(ゆるゆる)になっているカセットもあるので、そういうものは軽くどちらかに倒しながらスイッチを入れると動き出すものもあった。
下の写真はテスト風景。
これで孫(長男)も2週間を楽しく過ごせるであろう。
ファミコンの他にスーパーファミコンというのも1セットあるのだ。 こっちの方は、動くかどうか全く不明なので、分解して部品交換、多分電解コンデンサーの変更、が必要になるだろう。 ソフトもどっさりあるので・・・修理用の電解コンデンサを秋月に注文した。
ワシのほうもしばらく修理で遊べそうだワイ。