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記事<正義のかたち>償いと更生の間/5 罪重ねる障害者!

2009-07-09 10:17:38 | 障害者自立支援法って!なに?
藤岡(ソ)3勝、岩崎(西)2勝、萩野(ロ)2勝、ルイス(広)5勝、松岡(ヤ)4勝、山口(巨)7勝高校野球岩手県大会11日開幕

「記事<正義のかたち>償いと更生の間/5 罪重ねる障害者」

 ◇福祉が「受け皿」の試み

 関東地方の刑務所の面接室。扉を開けて入ってきたのは、更生保護施設「ステップ押上」(東京都墨田区)施設長、森山秀実さん(41)にとって、見覚えのある顔だった。06年6月のことだ。常習累犯窃盗で服役中だった男性(44)は「すみません。またやっちゃいました」と言うと、深々と頭を下げた。

 森山さんは、仮釈放後に受刑者の身元を引き受けられるか判断するため、保護観察所からの要請で受刑者と面接する。この男性は以前にも引き受けたことがあった。パチンコにのめり込み、給料はすぐ底をつく。盗みを繰り返して6度刑務所に入り、服役期間は06年時点で延べ13年。知能指数は53で、軽度の知的障害に当たる。森山さんは「金銭概念がなく、犯罪への意識も薄い」と言う。

 2年間の審査などの期間を経て、男性は08年12月、仮釈放され、ステップ押上に入った。施設のアドバイスで東京都から療育手帳を初めて入手した。近く、障害者が共同生活するグループホームへ入居する予定だ。

 まだ薄暗い午前5時に起き、男性は勤務先の清掃会社に向かう。4月に給料で初めてスーツを買った。暑くなった今も、ネクタイを締めて出勤する。「給料の範囲で遊べば、誰にも迷惑かからないじゃないか」。刑務官から指導された言葉を胸に刻む。取材した記者に「お金をためて自立して、結婚もしたい」と、夢を語った。

  ◇  ◇

 罪を犯した触法障害者がクローズアップされたのは、03年に山本譲司・元衆院議員が「獄窓記」(ポプラ社)を出版したのがきっかけだ。身寄りのない障害者が犯罪を重ね、刑務所で暮らす実態を生々しく描いた。

 00年春。「和歌山県福祉事業団」に勤める松本一美さん(47)は、新聞に載った名前を見て、あっと声を上げた。和歌山市の毒物カレー事件で公判中だった林真須美死刑囚(47)の家に放火したとして、37歳の男性が逮捕されたと書かれている。男性は軽度の知的障害者で、事業団の障害者支援施設で暮らしたことがあった。

 障害者が施設を出てどう暮らすか、考えたこともなかった。「何もできないのではなく、何もしてこなかった」。松本さんは、5年程前から、各地の刑務所などを訪ね歩く。06年には、殺人事件を起こし少年院から出た知的障害の21歳の男性を施設に受け入れた。2カ月後から、市営住宅で自立を始めている。

  ◇  ◇

 知的障害者の支援施設を運営する「みずき福祉会」(東京都八王子市)の理事、阿部美樹雄さん(54)にとって、忘れられない出来事がある。数年前、都内で事件を起こし、1審で実刑判決を受けた知的障害の男性(46)がいた。弁護人の依頼で、引受先になることを2審の審理で明らかにすると、執行猶予が付いた。男性は今、同会が運営する寮で暮らし、畜産の仕事をしている。

 一方で、社会の「受け皿」がなく、重大事件につながるケースもある。JR下関駅放火事件(06年1月)では、現住建造物等放火罪に問われた知的障害者の男性(77)=懲役10年が確定=は捜査段階で「刑務所に戻りたかった」と語った。阿部さんは「触法障害者は社会を困らせる存在でなく、社会で困っている人。周囲の理解で生き直しができる」と話す。=つづく

    ◇

 裁判員制度や受刑者らの処遇についてのご意見や、連載へのご感想をお寄せください。

 〒100―8051(住所不要)毎日新聞社会部「裁判員取材班」係。メールt.shakaibu@mbx.mainichi.co.jpまたは、ファクス03・3212・0635。

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 ■ことば

 ◇知的障害者の犯罪

 07年に刑務所に入った3万450人のうち、法務省の統計上、知的障害者とされる「知能指数70未満」は22%の6720人。06年の厚生労働省の研究班調査では、服役中の知的障害者の約7割が再犯者で、動機は生活苦が最多だった。知的障害者は都道府県や政令市が発行する療育手帳を取得すれば、福祉サービスを受けられ、交通機関を割引料金で利用できる。だが、同じ研究班が受刑中の知的障害者410人を調査した際、療育手帳の取得者は26人だった。(2009年7月3日 毎日新聞)

「罪を犯した触法障害者」の対応・対策は、国家の命運をかけて取組んでほしい事柄の1つである。一般市民は、その事実や現状を理解し、協力したくてもどうにもならないことがある。歯がゆいのである。本当に残念だ。
臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士など有資格を配置するなどして、再犯防止、自立更生のために具体的な施策を遂行してほしいと願う。
一日も、一刻も早く・・・・
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3 コメント

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Unknown (mako)
2009-07-10 03:50:00
私が将来、進みたい仕事に関与しております。

手を差しのべる人がいれば再犯を防げるのか、またそれでも繰り返されてしまうものならば、別の方法を共に考えて行きたいと思います。

障害者の人々や高齢者による犯罪が増え、刑務所が事実上のその施設(受け皿)となっていると聞きました。

人として生まれたならば、人として天命を全うすることを共に考えて参りたいと思います。
Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2009-07-10 11:12:03
日本社会福祉士会では、全国レベルで司法ソーシャルワーカー?を目指すための研修を初めています。最近のことです。
具体的な職業の進路として、
・犯罪被害者支援→触法知的障害者の支援施設 等
・更生保護→刑務所出所者の自立支援
・法務、司法関係→家裁の書記官、調査官、保 護観察所の社会復帰調査官等
組織に属さないで「独立型社会福祉士」として可能性を秘めた、開拓していきたい領域の仕事でもあります。
福祉・介護の知識の他に、心理、社会学、法律知識、行政、警察、裁判所などの関係調整も大切になってきます。精神的・身体的なエネルギーも必要な気がします。現場をよく知らない。と言うかまだ、この分野で活躍している方は知らないのです。机上の議論ではなく、現場を大切に実績を積み上げるような実践家を期待したいところです。

何とも・・ですが、コツコツ情報集めて頑張って頂きたい。
今も (ゆり)
2017-12-01 03:39:26
今も当時の見学は限られた団体のみあれこれ他人は言はないで更正保護団は都心や下町より町より山の上とか不便なばしよにあると聞き驚き

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