夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

まずは一安心!でも?

2006-01-25 10:28:41 | Weblog
新潟の友から新潟は
地元紙の記事からですが、社会福祉法人カナンの園の元理事長による「障害基礎年金不正運用問題」で、年金を管理する年金管理組合(中野運営委員長)が東北銀行に約1億2800万円の預金の払戻を求めた訴訟は1月24日、東北銀行が和解金を支払うことで盛岡地裁で和解が成立。事件発覚から3年8ヶ月で刑事、民事の一連の裁判が終了した。訴状などによると、元理事長は2001年6月頃、権限がないのに東北銀行2支店から、同年金を預けていた定期・普通預金を担保に同組合名義で金銭を借り入れた。しかし、支払期限を過ぎても弁済されず、同支店は2002年9月下旬、同預金と相殺した。不正運用問題は2002年5月に発覚。同組合は元理事長を業務上横領容疑で告発。県警は2003年11月、元理事長を逮捕。元理事長は2004年6月に盛岡地裁で懲役1年6ヶ月の判決を受け確定した。東北銀行と日本郵政公社に預金払戻と郵便返還を求めた民事訴訟は2003年3月に提訴。「郵政返還訴訟」は2005年11月に和解が成立した。まずは一安心
障害者等の障害基礎年金を管理する方法については、いろいろな意見、仕組みがあり問題となっていました。①全て本人管理②親・親族が管理する③本人名義であるが施設が管理する④年金管理組合で管理する等など。また、その運用をめぐっては、①本人のために使用する②家族・親族も使用する③本人のための名目で皆の利益となる使用④本人の了解を得ず勝手に使用⑤担保にして借金する等など多種多様であり、不正の温床があると思います。更に悪いのは、管理者・理事長はじめ関係する施設長や職員等が、管理するのは疑問であり、リスクが大きいとわかりつつ行っている実態である。カナン事件でも元理事長にチェックを入れることができなかった事実こそ問題である施設を認可・承認した岩手県としてこの点の明確な指導が必要であり、「成年後見制度の利用」こそが知的障害者の財産管理を的確に行える方法であると思う。この事件から3年以上経過しても、特に入所型施設の財産管理・基礎年金管理の問題は全く解決していない。
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